今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」でも屈指の人気キャラ「那須 玲(なす れい)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
那須はその中でボーダーに所属する主人公たちのライバルの一人、という位置付けなのですが、その可憐なビジュアルと性格もあって何かと話題になることの多い人物。
今回は、那須個人としてだけでなく、彼女が率いる那須隊メンバーとの関係性も含めて深掘りしていきたいと思います。
ワールドトリガー、那須玲のプロフィール(声優含む)
病弱な彼女がボーダーに所属する理由
ボジション | シューター(B級部隊 那須隊隊長) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 6月16日 |
身長 | 159cm |
血液型 | A型 |
星座 | うさぎ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 桃缶、映画、チームメイト、トリオン体での運動 |
声優 | 桑島法子 |
那須は主人公たちのB級ランク戦でのライバルチーム、B級部隊那須隊の隊長。
1ライバルチームの隊長という位置付けだったにもかかわらず、そのルックスもあって、瞬く間に人気キャラクターに上り詰めました。
那須の外見は色素の薄いボブカットが特徴的な儚げな雰囲気の美少女。登場直後の作者のキャラクター評で「最近描いた中では一番美形な気がするキャラ」と言われたほどです。
物静かな雰囲気の非常に落ち着いたキャラクターですが、非常に仲間思いでチームメイトが傷つけられて激昂する場面も。
お嬢様学校に通う玉狛支部の小南のクラスメイトで、A級スナイパーの奈良坂の従姉弟でもあるようですが、作中での絡みは今のところほとんどありません。
那須は元々非常に病弱で、日常パートではパジャマ姿でベッドの上にいるシーンがよく見られます。
そんな那須が防衛機関であるボーダーに所属することになった切っ掛けは「身体が弱い人間をトリオン体で元気にできるか」という研究。
要はトリオン体に換装して元気に動こうというもので、決して病気を治そうというものではありません。
ですが病弱で自由に動けなかった那須にとってはこの研究は非常に魅力的だったのでしょう。
入隊して半年後には、元気にトリオン体で飛び回り、対戦相手をハチの巣にする那須さんの姿があったそうです。
ちなみに那須さんのファンは、その姿を見た上でのファンなんですかね? だとしたら……
ボーダー内にも隠れファン多数? 強い上にかわいい!
那須はTV番組でも特集されたことがあるらしく(恐らくは先に述べた研究に関するものだと思われます)、そのビジュアルもあってボーダー内外に多数のファンがいるようです。
今のところ、明確に誰が那須のファンということは明言されていませんが、怪しいのは生駒隊隊 長の生駒。
女の子なら誰でもかわいいという生駒ですが、好きなものを「ナスカレー」と強調していたことから、一時期、那須のファンなのでは、と噂になっていました。
まあ、生駒のキャラが明らかになるにつれ、これはないなと誰もが忘却の彼方に追いやった事象でしょうが……
ワールドトリガー、那須玲の強さ
バイパーを自在に使いこなす高機動型のエースシューター
トリオン | 7 |
攻撃 | 8 |
防御・援護 | 6 |
機動 | 8 |
技術 | 8 |
射程 | 4 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 4 |
合計 | 50 |
一見すると非常にバランスの良さそうな那須のパラメーターですが、実はシューター、隊長としてみると非常に癖のあるものとなっています。
まず、機動の「8」はシュータートップ。高機動型の近接アタッカーに匹敵する値(木虎、香取と同値)となっています。
この機動力と、那須の代名詞でもある「バイパー」による全方位攻撃、通称「鳥籠」を組み合わせた変幻自在の戦い方が、彼女の基本的な戦闘スタイルとなります。
「バイパー」は自在に弾道を設定できるシュータートリガーですが、リアルタイムで弾道を設定するのは至難の技。ボーダー内でそれができるのは高い空間認識能力を持つ那須とA級1位で”勘”で軌道を引ける出水の二人だけでした(後にヒュースが加わって三人になります)。
高機動力で戦場を縦横無尽に飛び回り、全方位から変幻自在の弾丸を敵に浴びせかける。
それだけでも非常に厄介ですが、那須にはあと二つ特徴的な戦術があります。
一つは「バイパー(変化弾)」+「メテオラ(炸裂弾)」を組み合わせた合成弾、「トマホーク」。合成弾は使いどころが非常に難しい高等技術ですが、那須は作中でこれを効果的に活用して主人公たちを苦しめています。
もう一つは「メテオラ(炸裂弾)」の置き弾。メテオラを起動させないまま、トラップのように放置し、それをバイパーなどで撃ち抜いて爆発させるという戦術。
ランク戦最終戦ではこれが勝負の決め手の一つとなっています。
正直、小細工しなくても無数の弾丸を自在に操れるってだけで十分反則ものの強さだと思いますけどね。
那須隊隊長としては? 必殺技は那須熊嵐
個人としては非常に戦闘力の高い那須ですが、一方で指揮の「5」は隊長としてはかなり低い値。
これは、隊長とエースを兼任しているため、指揮に集中できないことがパラメーターに表れていると思われます。
指揮役を他のメンバーに委ねるか、それとも他に決定力のあるメンバーを加えて那須が指揮に専念するか、那須の負担軽減が今後の那須隊の課題でしょう。
とは言え、那須とチームメイトと連携が出来ていないわけではありません。
ガロプラ戦ではチームメイトの熊谷と連携し、熊谷が敵のガードを崩した隙に螺旋状のバイパー集中砲火を浴びせた一撃は作中でも類を見ない派手さで、ファンから「那須熊嵐」と呼ばれ語り草となっています。
(このネーミングを考えた人とは是非一度話をしてみたい)
ワールドトリガー、現那須隊最後のランク戦
チームメイト熊谷、日浦、志岐との絆
非常にチームメイトを大切に思っている那須ですが、現那須隊での活動は、今期が最後となります。
大規模侵攻で娘がボーダーに所属していることを不安に思った日浦茜の両親が、彼女を連れて三門市を離れることになったためです。
せめて最後に有終の美を飾ろうと、初のB級上位入りを目指す那須隊。
そしてランク戦最終ラウンド、那須と日浦の連携で彼女たちは勝利し、見事にB級上位入りを果たすこととなります。
(現那須隊最後の戦いは、他部隊の活躍・成長も含め見物ですので、是非コミックス23巻をご一読ください!)
新メンバー夏目出穂
日浦が居なくなったあとも、那須隊が無くなるわけではありません。
日浦は別れの日、那須隊の後任に雨取千佳の友人でC級隊員の夏目出穂を推薦済み。
まだC級隊員のため、あくまで夏目がB級に上がった後の予約扱いですが、新生那須隊は既に動き出しています。
今後の作中での那須、そして那須隊の更なる活躍に期待です!
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