今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ひねくれ者だけど実はいい奴筆頭、「菊地原 士郎(きくちはら しろう)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
菊地原は皮肉屋で口が悪く、読者も含めて敵を作りやすいキャラクターですが、実は仲間思いで情に厚い、とても味のあるキャラクター。今回はそんな菊地原の魅力について語らせていただきます。
ワールドトリガー、菊地原士郎のプロフィール(声優含む)
皮肉屋、毒舌、生意気
ボジション | アタッカー(A級3位部隊 風間隊所属) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 12月14日 |
身長 | 164cm |
血液型 | O型 |
星座 | くじら座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 仲間、友人 |
声優 | 菅沼久義 |
菊地原はたれた目と眉、肩まで伸ばした髪が特徴的な猫のような雰囲気の少年です。
ボーダー内での肩書は、A級3位部隊風間隊のアタッカー。
詳しくは後述しますが、チーム戦の要となる重要な役割を果たしています。
皮肉屋で、誰に対しても口を開けば毒舌ばかり。
しかも言っていることは耳に痛い正論が多いので、それを受け入れられる度量の広い人間以外とは衝突ばかりしています。
菊地原にとっては「会話した人間はだいたい友達」らしいですが、そもそも会話をする相手そのものが少ないという。
好きなものが「仲間、友人」って……そういうことですか。
言っていることは正論、実は思いやりがある?
菊地原は口こそ悪いですが言っていることは正論が多く、好意的に理解すれば思いやりのある言葉ととれるものが多くあります。
例えば、自分の実力の無さに焦る主人公、三雲修に対して言った「追いつける気でいるんだ、傲慢だね」というセリフ。
これも解釈のしようによっては、焦る修をなだめ、個人の実力に拘り過ぎることのないよう、たしなめるセリフともとれます。
どこまで意図した発言かは分かりませんが、彼の発言を聞くときは、そういった好意的なフィルターをかけて聞いてみると面白いかもしれませんね。
ワールドトリガー、菊地原士郎の強さ
バランスの良いスピード型アタッカー
トリオン | 8 |
攻撃 | 7 |
防御・援護 | 7 |
機動 | 8 |
技術 | 8 |
射程 | 1 |
指揮 | 4 |
特殊戦術 | 8 |
合計 | 51 |
これが菊地原のパラメーターです。
「スコーピオン」という変幻自在の軽量ブレードと、「カメレオン」というステルストリガーを用いた、菊地原が所属する風間隊のコンセプトに沿った戦い方をしています。
基本的に個人としての菊地原は、優秀ではありますが彼より強い人間はいくらでもいて、それこそ同じ戦闘スタイルの風間には明確に劣る実力しかありません。
菊地原の本領はあくまでチーム戦にこそあります。
地味だけど凄い、風間隊の要、サイドエフェクト「強化聴覚」
菊地原がチーム戦で重宝される理由、それは彼のサイドエフェクトにあります。
サイドエフェクト:強化聴覚
常人の約6倍の聴覚と精度の高い「聞き分け」の能力を発揮。
音から対象の攻撃や心音の変化を感じ取る。
凄いんですが……地味ですよね。
実際、このサイドエフェクトのランクは「C」。それほど特殊なものではありません。
しかし、この優れた聴覚こそがチーム戦、そして風間隊のステルス戦闘に大きく貢献するのです。
まず、ステルス戦闘中はチームメイト同士も互いの姿を視認できませんから、音による位置の把握は連携を取る上でとても効果的です。
また、足元や隠れた場所からの不意打ちを防ぐこともできます。
聴覚というのは情報のリソースがそれほど多くありません。そのためオペレーターによってその情報をチームメイトと連携しても、チームメイトに負担をかけることがないというメリットもあります。
実際、主人公の一人、迅悠一は風間隊と戦った際、チーム戦で一番厄介な相手として菊地原を最初に倒していますから、地味ではあっても敵対すると非常に厄介な能力であることは間違いないでしょう。
こうしたサイドエフェクトの利点を見抜き、菊地原をスカウトして戦術に組み込んだのが隊長の風間さんなわけですが、それもあってか菊地原も風間さんには比較的従順なようです。
それを素直に見せない生意気な態度がまた、女性ファンを惹きつけているわけですが。
ワールドトリガー、菊地原士郎の交友関係
チームメイト:風間隊
生意気な発言の目立つ菊地原ですが、チームメイトとは比較的上手くやっているようです。
隊長の風間さんのことは尊敬していますし、風間さんが敵に倒された時は怒った菊地原という珍しい一面も垣間見ることができます。
チームメイトの歌川とは、歌川が上手くフォローに回って、オペレーターの三上とは、お姉さんキャラの三上が上手く菊地原を操縦していました。
……要は、菊地原以外全員大人ってこと?
仲良し……宇佐美、時枝、三雲修
チームメイト以外の交友関係ですと、元チームメイトの宇佐美栞とは今でも仲が良く、顔を合わせればじゃれ合う間柄のようです。
また、同い年で嵐山隊の時枝とは比較的仲が良いようです。
時枝は懐が広くて落ち着いていますから、菊地原とは相性が良さそうですよね。
意外と仲が良いのが、主人公の一人、三雲修。
一見すると菊地原が修に厳しい言葉ばかり浴びせているようですが、そもそも積極的にチームメイト意外と話をすること自体が珍しい菊地原。修のことは気に入っている様子です。
修も厳しいことを言われるのは慣れているので、あまり気にしていないみたいですしね。
……やっぱり、菊地原以外、精神的に全員大人ってこと?
菊地原にとっての友達って、いったい何なんでしょうね?
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