今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」「百姓貴族」など数々の名作を世に送り出した漫画家「荒川弘(あらかわひろむ)」先生について解説します。
荒川弘先生は北海道出身の女性漫画家。
酪農家出身という漫画家としては異色の経歴でもたびたび話題となっています。
プライベートではご家族が難病にかかり介護のため休載となったこともある荒川先生。
本記事ではそんな先生のプロフィール(素顔)や経歴、ご家族に関する情報を整理していこうと思います。
「荒川弘」先生のプロフィール
基本プロフィール(性別、年齢、誕生日、出身地など)
性別 | 女性 |
生年月日(誕生日) | 1973年5月8日 |
年齢 | 50歳(2024年2月時点) |
出身地 | 北海道中川郡幕別町 |
荒川弘先生は北海道出身の女性漫画家。
ペンネームや画風、少年誌での活動が多かったことから一部で男性だと誤解されていましたが、旦那さんもお子さんもいる女性です。
自画像として使われている眼鏡をかけた牛はホルスタインで、ほぼメス牛しかいないことから、ご本人は男性と思われていたことにショックを受けたのだとか。
詳しくは後述しますが、実家は農家でご本人も北海道帯広農業高等学校出身(銀の匙のモデルになった高校ですね)。
実家の農家を手伝いながら漫画を投稿していたという異色の経歴の持ち主です。
作家としての経歴(作品)
荒川弘先生は1999年に「STRAY DOG」が「第9回エニックス21世紀マンガ大賞」で大賞を受賞、同年8月に「月間少年ガンガン」に掲載されプロデビュー。
その後「魔法陣グルグル」の作者・衛藤ヒロユキ先生のアシスタントを経て、2001年にはご自身の代表作となった「鋼の錬金術師」の連載を開始。
アニメ化、実写化もされる大ヒットとなりました(メディア展開については昨今色々ご意見はありますが、先生ご本人はB級映画が大好きなので大喜びだったそうです)。
その後、ウイングス(元はウンポコ)で「百姓貴族」、少年サンデーで「銀の匙」、別冊少年マガジンで「アルスラーン戦記」のコミカライズ、月間少年ガンガンで「黄泉のツガイ」と、数々のヒット作を世に送り出し続け、現在に至ります。
「荒川弘」先生の実家・荒川農場
酪農・ジャガイモを手掛ける農家
荒川弘先生は「百姓貴族」や「銀の匙」など農業に関わる作品を描かれており、そのベースはご実家の荒川農場での実体験にあります。
荒川農場は北海道中川郡幕別町で25ヘクタール(=25万㎡)ほどの土地で、酪農と畑作を営む農家さん。
こう聞くととても広く聞こえますが、北海道ではこれでも小~中規模農家なのだそうです。
畑で育てているのは主にジャガイモ(メークイン、キタアカリ、レッドームーン)とカボチャ。
交通アクセスが帯広駅から車で約1時間というのがいかにも北海道ですね。
ご本人も7年間農家として働く
荒川先生ご自身も、農業高校を卒業後、弟さんが高校を卒業するまで7年間に渡り実際に荒川農場で農家として働いていました。
大型特殊自動車の運転免許を所持しており、体力も相当なもの。
空手の有段者で現在でも10kgのダンベルを片手で持ち上げられる体力を保持しているそうです。
漫画家となって北海道を離れた今も一貫して農家視点の人物で、漫画内でも都会人の食糧問題への認識を甘さを嘆き、いろんなものをぶちまけています。
詳しくはご自身の農業体験を描いたエッセイ「百姓貴族」をお読みください。
「荒川弘」先生の素顔(写真)
荒川弘先生は顔出しNGの作家さんで、TV出演されていた際も顔には牛の自画像がかぶされていました。
ただ素顔で表に出たことがないわけではなく、ネット上には荒川先生だという女性の顔写真がいくつか出ています(本物がどうか怪しいものも多いですが)。
ファンの間では「美人だー」としばしば話題になっていますね。
テレビにハガレンの荒川弘先生出てたんだなぁ…顔出しはNGとのこと
フランスでは顔を出してるみたいやけど何でやろ? pic.twitter.com/TUgmMMBTla— ひきこもりんF (@hikikomorinF) September 28, 2017
「荒川弘」先生の家族(夫・子供)は難病(介護)
荒川弘先生は2014年の「銀の匙」連載中、ご家族が体調を崩し、そちらの療養のために不定連載(実質休載)を宣言されました。
荒川先生は第一子の出産前後も連載を休むことが無かったので、当時ファンは相当のことなんだろうと心配していました。
その後、サンデー公式より旦那さんとお子さんが難病にかかり、その介護をしていたことを発表。
詳しい病名などは明かされていませんが、荒川先生が「献血に行こうと思いました」とコメントしていたことから、血液関係の指定難病ではとも言われています。
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