今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」で、トリオンモンスターとも金の雛鳥とも呼ばれるヒロイン(?)「雨取 千佳(あまとり ちか)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
雨取千佳は4人の主人公の紅一点であり、幼い外見でありながら作中トップの潜在能力(トリオン量)を持つ重要人物。
今回はそんな物語のキーマンである千佳の魅力について迫っていこうと思います。
ワールドトリガー雨取千佳のプロフィール(声優含む)
幼くも芯の強いかわいい少女
ボジション | 狙撃手(玉狛第二所属) |
年齢 | 14歳 |
誕生日 | 2月11日 |
身長 | 140cm |
血液型 | A型 |
星座 | かえる座 |
職業 | 中学生 |
好きなもの | 小動物、子供、白いごはん、働くこと |
声優 | 田村奈央 |
主人公たちが所属する玉狛第二に所属する新人スナイパー(狙撃手)、それが千佳の肩書です。
非常に幼い外見で、性格も素直で健気。しっかりとした芯を持ち、関わる人たち全てから愛される少女。
しかしその身に秘めた膨大なトリオン量は敵であるネイバーに狙われるほどで、アフトクラトルによる大規模襲撃の際はその存在を巡って熾烈な戦いが繰り広げられました。
ちなみに筆者にとっても4人の主人公の中で一番の推し。
グッズを探して、日々熾烈な捜索活動を繰り広げております(どうでも良いですね)。
千佳を巡る恋の行方は? 絵馬ユズルの想いはどうなる?
主人公の一人、三雲修の一歳下の幼馴染ですが二人の様子を見ていると今のところ恋愛感情は読み取れません。
大規模襲撃の際、修は命がけで千佳を守り抜きますが、その後病院に来た修の母親からは、修が大けがをしたのに千佳に泣いてもらえなかったことに関し、「親密さが足りない」と修にとって辛らつな指摘をいただいています。
まあ、病室で修の目覚めを待っていたのですから、千佳も心から心配はしていたのでしょうが、泣いていなかったとなると……恋愛感情はないのかなぁ。
一方で同じスナイパーの絵馬ユズルは千佳に明確な好意を向けており、千佳の役に立とうと必死になっています。
千佳のために必死になる修やユズルの様子を見ると、大人になった千佳は、とんでもない悪女になるのかもしれません(笑)。
ワールドトリガー、雨取千佳の強さ
金の雛鳥と呼ばれ狙われるトリオン量、アイビスで壁を破壊、メテオラでボカーン
トリオン | 38 |
攻撃 | 2 |
防御・援護 | 5 |
機動 | 3 |
技術 | 6 |
射程 | 8 |
指揮 | 1 |
特殊戦術 | 1 |
合計 | 64 |
これが千佳のパラメーター。
見ての通り、トリオン量のパラメーターが突出しています。
これは作中トップの値であり、ボーダートップクラスのトリオン量を持つ二宮の3倍近い値です(あくまでボーダー内での評価で、葦原先生曰く「実際のトリオン量は3倍どころじゃないんでは」)。
このトリオン量というのが実戦では非常に重要でファクターで、千佳がメテオラ(炸裂弾)をランク戦で初めて使用した時は、巨大なショッピングモールが一撃で破壊されるという大惨事を巻き起こしたほど(通称:チカオラ)。
本人もそこまで威力があるとは思っていなかったみたいですが、そもそも本部でやった最初の狙撃訓練ではアイビスでボーダー基地の壁を破壊した前科があるんですから、事前にテストぐらいしとけよって話ですね。
また、ただトリオン量が多いだけでなく、千佳はサイドエフェクトと呼ばれる特殊な能力を持っています。
実はサイドエフェクト持ちだった!?
サイドエフェクト:敵の感知および自らの気配を消す
千佳はスナイパー(狙撃手)という、隠れた場所からライフルで一撃を加えるポジションについています。
弾丸の威力や射程、速度を決定づけるトリオン量が高く、また隠密行動にうってつけのサイドエフェクトを持つ千佳は、まさに理想のスナイパーと言えるでしょう。
しかし、実は千佳にはスナイパーとして致命的な欠点がありました。
それは、その性格ゆえに敵を撃てないというもの。
「撃てない」ではなく「撃ちたくない」? 自分と向き合いスナイパーとして成長
スナイパーの攻撃力は基本的にそのトリオン量に比例しますが、千佳の攻撃の値が「2」と低いのは敵を撃てないからです(その他の値が低めなのはボーダーに入って間もないため、指揮が「1」なのは性格的に指揮に向いてないからでしょう)。
作中では、千佳はその欠点を補うため、当初はその大砲のような威力の狙撃を用いて地形を変えたり、あるいは敵の動きを止める特殊な弾丸を使うなど工夫を凝らしていました。
しかし、敵を撃てないスナイパーには限界があり、次第に追い詰められていきます。
そんな時、千佳は仲間たちの指摘で、自分が敵を撃てないのは、人を傷つけて人に悪く思われるのが怖いからだと自覚します。
そして自分が敵を撃てないことで仲間が傷つく可能性と向き合い、千佳はB級ランク戦の最終ラウンドでトラウマを克服し、敵を撃てるようになるのです。
元々千佳は、狙撃の腕そのものも新人としては悪く無く、その忍耐強い性格もあってスナイパー向きと言われていました。
作中ではトリオンモンスター、あるいは神(マザートリガーと呼ばれる巨大なトリガーを動かすための生贄)にさえなれると言われるほどの潜在能力を秘めた千佳が敵を撃てるようになって、今度どんな活躍を見せるのか、非常に楽しみですね。
……まあ、あのトリオン量を千佳がフル活用したらどう考えても敵無しなので、葦原先生も何らか制限を付けるでしょうけど。
ワールドトリガー、雨取千佳の兄、雨取麟児と二宮との因縁
千佳には雨取麟児という名の兄がいます。
しかし兄は、物語が始まる前に、ボーダー隊員と共にネイバーの世界へと姿を消してしまいました。
今のところ兄の登場は回想シーンのみでほとんどありませんが、千佳や主人公の修がボーダー、そしてネイバーに関わる切っ掛けとなったのが千佳の兄です。
今後描かれるであろうネイバーへの遠征編では恐らく重要人物として物語に関わってくるはずですが……トリオンモンスターである千佳の兄、どう考えても普通の人間のはずがありませんよね?
また、兄と共にネイバーへと向かったボーダー隊員というのが、二宮隊の鳩原。それが原因で二宮隊はA級からB級へ降格させられています。
隊長の二宮はそれを恨んでいる様子はありませんが、千佳の兄が鳩原をそそのかしたのではないかと部下の鳩原を心配しており、麟児の妹である千佳のことを注視しています。
まあ、才能のある人間が大好きな二宮さんですから、今は単純に千佳の才能が純粋に気になっているだけなのかもしれませんが。
今後千佳と兄の麟児、そして二宮がどのようにかかわっていくのか、非常に楽しみですね。
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