今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、石平くんの大学編の相方「乙田(おつだ)」について解説します。
乙田は主人公の石平くんが進学した大学の同級生。
石平くんの中学時代の同級生でもあり、その縁で石平くんに絡まれることになります。
気弱に見えて実は芯が強い早瀬丸さんタイプ。
本記事ではそんな乙田のプロフィールや石平くんとの過去、登場話(初登場)を中心に解説してまいります。
「税金で買った本」乙田のプロフィール
基本プロフィール
乙田は主人公の石平くんが進学した大学の同級生。
石平くんの中学時代の同級生で、同じ大学図書館でアルバイトをしていることもあり、石平くんにフレンドリーに絡まれることになります。
外見は右頬のホクロが特徴の気弱で大人しそうな青年。
性格は見た目通り気弱で大人しい普通の青年ですが、意外と芯が強くヤンキーの石平くん相手にハッキリ物申すこともあります(詳細は後述)。
中学時代は治安が悪くて授業をまともに聞くこともできなかったため、学力はそれほど高くない模様。
親の都合で高校は平和だったものの、授業についていくのも大変で、それでも何とか勉強して大学に進学した苦労人です。
大学図書館のバイト
乙田は大学図書館でアルバイトをしていて、石平くんのバイト仲間です
石平くんは市立図書館のアルバイトも続けており、市立図書館の方が自給は20円高いのですが、大学図書館の方が色んな仕事をさせてもらえるからと掛け持ちしています。
主な仕事内容は配架や地下書庫の本の移動、文献のコピーなど。
ちなみに二人とも司書資格は取る予定なので、大学の授業でも顔を合わせることが多いようです。
「税金で買った本」乙田と石平くん(過去)
乙田と石平くんは中学時代の同級生です。
二人が通っていた中学は治安がクソ悪いことで有名で、まともに授業もできないことも多く、やりたい放題のヤンキーに逆らえない空気が流れていました。
そんな中、石平くんは入学早々ヤバイ先輩を病院送りにし、灰坂と組んで中学を制したヤンキーのトップ。
乙田はそんな石平くんを恐れて彼が入り浸っていた図書館には近づけずにいました。
だから中学当時二人の間に直接的な接点はほとんどなかったものの、乙田は石平くんのことを恨んでいます。
ただ一方で、石平くんは周りに媚びを売らず馬鹿にされても本を読んでいた乙田のことが気になっており、大学で乙田を見かけ今なら友達になれるのかもと嬉しくなって話しかけていき……
「税金で買った本」乙田は意外と強い
気弱に見える乙田ですが、実は意外と芯が強くで言うことはしっかり言うタイプ。
物怖じしないわけではなく、怯えながらも言うべきことはしっかり言うタイプで、メインキャラで言えば早瀬丸さんに通じるものがあります。
石平くんのことを怖がりつつも、本人に対し「恨んでる」「君は怖いよ 今も」などと正面から宣言。
またただ恨みや感情をぶつけるだけでなく、授業などでもあからさまに態度に出して先生に圧をかけている石平くんに対し、そうやって態度で人を従わせるのは良くないと説教したこともあります。
「税金で買った本」乙田の登場話(初登場)
乙田の初登場は「大学図書館利用案内(123~124話)」。
122話で大学に進学していたことが判明した石平くんの同級生として登場します。
乙田は石平くんの存在に後期授業に入るまで気づきませんでしたが、大学図書館のアルバイトで一緒になったことで石平くんが、あの中学が一緒だった石平くんだと認識。
石平くんも乙田に気づき、何故か積極的に絡んできます。
中学時代のヤンキーのイメージが強く石平を怖がっていた乙田ですが、彼と接している内にそんなに怖い人間ではないのかもと思うように。
しかし同時に、何故か乙田の胸にはモヤモヤとしたものが溜まっていきます。
それは自分の中学生活をぐちゃぐちゃにしていたヤンキーが、いつの間にかまともになって楽しそうに大学生活を送っていることへの不満。
それを正面から石平くんにぶつけた乙田は、当時の石平くんの暴力行為にもそれなりに理由があったこと(殴られた側がクソみたいなことをしていた)を知り、少しだけ石平くんへのわだかまりを解消します。
その上でやはり石平くんは影響力が大きく、態度で周囲を従わせていると説教。
説教された石平くんは少しだけ反省し、詰まらない授業でもあからさまに態度に出すようなことはなくなりました。
その後も石平くんは乙田に変わらず絡んでいき、何だかんだ二人は大学内で一緒に行動することが多いようです。
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