今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、作中で度々登場するワード「階層主」について解説します。
階層主は正式名称を「迷宮の孤王(モンスターレックス)」と言い、迷宮でも特定の階層に一体ずつしか存在しないボスモンスター。
一般的に個人はもちろん、少数パーティーでは勝ち目がないとされているレイド戦用ボスです。
本記事では階層主の概要やこれまでに登場した階層主の一覧(ゴライアス、アンフィスバエナ、ウダイオス、バロール)、強さについて解説してまいります。
「ダンまち」階層主とは?
正式名称は「迷宮の孤王(モンスターレックス)」
階層主とは正式名称を「迷宮の孤王(モンスターレックス)」。
迷宮の特定階層に一体ずつしか生み出されない極めて強力なボスモンスターです。
強さは最低LV4相当以上。
その階層に発生するモンスターの中では隔絶した強さを有しており(ジャガーノートのような例外を除く)、一般的に個人ではもちろん、少数パーティーで挑むのは自殺行為とされています。
階層主の特徴(インターバルなど)
階層主には他のモンスターにはない特徴が存在します。
一つは階層主が「特定の階層」に「一体ずつ」しか発生しないこと。
一般的なモンスターは階層ごとに大まかな生息域が分かれていますが、絶対にこの階層にしか発生しないということはありません。
しかし階層主は迷宮の特定の場所にしか発生せず、しかも同時に一体しか迷宮に発生することがない、という特徴を有しています。
またモンスターは倒されても次々迷宮によって産み落とされリポップしますが、階層主にはリポップまでのインターバルが存在。
インターバルは階層主が強いほど長くなるらしく、階層主の中でも数週間から数か月と差があります。
「ダンまち」階層主①ゴライアス
迷宮で最初に登場する階層主が「ゴライアス」。
発生階層は中層17階層。
巨人型のモンスターで体長は約7M。
その強さはLV4相当(強化種と思われる漆黒のゴライアスはLV5相当)。
適正LVが2とされる中層に登場するモンスターの中では間違いなく最強で、中堅のファミリアでは総出でかかっても犠牲を覚悟しなくてはならない化け物です。
作中では禁を破って迷宮に侵入したヘスティアとヘルメスに反応し、漆黒のゴライアスが発生。
ヘスティア・ファミリアとリヴィラの街の総戦力でゴライオスを迎え撃ったこの戦いは物語序盤の最大の見せ場となっています(原作5巻)。
「ダンまち」階層主②アンフィスバエナ
確認されている唯一の移動型階層主「アンフィスバエナ」。
発生階層は下層27階層。
白亜の鱗をまとった美しい双頭の竜の姿をしていて体長は約20M。
その強さはLV5相当とされていますが、水上ではLV6とも推定されています。
そもそも竜でこの巨体というだけで強いのですが、アンフィスバエナは炎のブレス(魔法ではなく体内のガソリンによるもの)や「紅霧」という魔法を拡散させ威力を減衰させるブレスを使いこなす厄介なモンスター。
しかも巨蒼の滝(グレート・フォール)を伝って25階層まで移動するという厄介な特徴を有しています。
作中では深層に落ちたベルの救出に向かうヘスティア・ファミリアを中心とした遠征隊が激闘を繰り広げていました(原作13~14巻)。
「ダンまち」階層主③ウダイオス
外伝ソード・オラトリアが初出の階層主「ウダイオス」。
発生階層は深層37階層。
上半身のみが地面から生えるように発生している骸骨型のモンスターで体長は約10M。
その強さはLV6相当。
通常の攻撃方法は視界のどこからでも生やすことができる黒剣の剣山。
更にLV4相当の力を持つスパルトイ(骸骨兵士)を無限に生み出すことができる集団戦泣かせの能力の持ち主です。
しかし個人で挑んだ場合、ウダイオス自身が黒剣を振るって飛ぶ斬撃を放つようになるので更にクソゲー。
基本的に大規模ファミリアが総力で挑む相手であり、今までこれを単独で倒したのは確認されている限りアイズとオッタルの二人だけ(ゼウス、ヘラの両ファミリアあたりは未確認ですが多分普通に倒せる)。
単独で倒した場合のみ、レアドロップの「ウダイオスの黒剣」を手に入れることができます。
「ダンまち」階層主④バロール
現在までに確認されている最強の階層主が「バロール」。
発生階層は深層49階層。
竜と巨人が合わさったような単眼のモンスターで本編未登場のため詳細は不明。
過去にオッタルが単独で挑んだ際は倒しきることができなかったそうなので、その強さはオッタルと同等、LV7相当と推測されます。
ダンメモの「ナイツ・オブ・フィアナ」では「単眼の王」と呼ばれるバロールが登場。
大穴攻略を目指す人類を目から放つ光線で薙ぎ払うバロールを、ディムが命をかけた一槍「蹄跡」により相討ちに持ち込んでいます。
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