「ふつうの軽音部」遠野元~初心で尖った「protocol.」のドラム、内田桃への好意、鷹見からの好意?~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、「protocol.」のドラム担当「遠野 元(とおの げん)」について解説します。

 遠野元は主人公の鳩野ちひろの同級生で同じ軽音部に所属する少年。

 意識高くバンド活動に取り組んでおりドラムの腕前は部内随一ですが、口下手で言動がやや尖っているのがたまに瑕です。

 女性関係は初心で、好意を持った少女についキツイことを言ってしまう非モテ男子の共感性羞恥を掻き立てる男。

 本記事ではそんな遠野元のプロフィールや人間関係(バンドメンバー、内田桃)を中心に解説してまいります。

「ふつうの軽音部」遠野元のプロフィール

基本プロフィール

 遠野元は主人公の鳩野ちひろが通う谷九高等学校の同級生で、バンド「protocol.」のドラムを担当する少年です。

 誕生日は12月18日。

 外見はツーブロックに眼鏡のガッチリした体格をしていて、左眉に傷のようなラインが入っています。

 性格は一見ぶっきらぼうで不愛想。

 同じ部の内田桃に好意を持っていますが、口下手で女性と話すのが得意ではないため、話しかけられてもついキツイことを口にしてしまいます(詳細は後述)。

 ただ藤井彩目からは彼女が「protocol.」を脱退した後も普通に話しかけられよく飲み物をたかられていたり、親しい人間の間では意外に愛されキャラなのかもしれません。

 趣味はドラム、ピアノ、将棋。

 好きな食べ物はチョコレート、いちご、ラザニアで、好きな犬はポメラニアン。

 好きなドラマーはチャド・スミスで、ゲームは「ゴースト・オブ・ツシマ」を嗜んでいる模様。

 意識高くバンド活動に取り組んでおり、やる気のないものに対しては当たりがキツクなってしまう悪癖があります。

ドラムの腕前は一年生で随一

 遠野元は「protocol.」のドラム。

 自己紹介カードで趣味「ドラム」、高校3年間でやりたいこと「ドラムの練習」と宣言している通り非常に熱心にドラムに取り組んでおり、部の1年生(恐らく2年生含め)では一番上手いみたいですね。

 知識の裏付けもしっかりしていて他人へのアドバイスや指摘も的確。

 既に仕事人といった貫禄を漂わせています。


「ふつうの軽音部」遠野元と「protocol.」

田口とは良いコンビ

 遠野元はギターボーカルの鷹見項希、ギターの水尾春一、ベースの田口流哉と四人で「protocol.」というバンドを組んでいます(水尾は夏からの加入で、それまではギターを担当していた藤井彩目が入れ替わるように脱退しています)。

 「protocol.」はメンバー全員が上手く、1年生の中では別格のバンドとの評価を周囲から受けていました。

 メンバー内では遠野は田口と一緒に行動することが多く、尖った遠野を人当たりの良い田口が大人の態度で相手をしている印象。

 遠野は田口に対して結構きついことを言っていますが、田口は遠野の良い部分も悪い部分も理解した上で受け入れているようです。

鷹見からの異様な好意?

 遠野元は鷹見項希に「元ちゃん」と呼ばれ何故か気に入られています。

 そのことが分かるのが公式Xで遠野の誕生日に投稿された小ネタ。

 誕プレに鷹見から高級チョコレートプレミアムコレクションを贈られ、少し引いている遠野の姿が描かれています。

 ちなみに鷹見は直前の田口の誕生日には190円のポテチを贈っていたので、明らかに差をつけていることが分かりますね。

 恐らく遠野が意識高くバンドに取り組んでいるところを気に入っているのでしょうが、流石にメンバー間でここまではっきり区別するのは……


「ふつうの軽音部」遠野元と内田桃

内田桃への好意は周知の事実(?)

 遠野元は同じクラス(1年4組)で「はーとぶれいく」のドラムを担当している内田桃に片思いしています。

 その好意は田口にはバレており、恐らく本人以外にはほぼほぼ周知の事実である模様。

 内田桃が文化祭でクラスの展示準備するために自主的に土日に学校に来ていた際には、他の男子に混じって彼女の手伝いをしていました。

 ぶっきらぼうな態度をとっていても内心は普通にキモく、29話で内田桃とはじめて長時間(2分)会話した時には、忘れないように彼女の発言内容を一言一句スマホにメモしていたほど。

 人気投票では「一番好きな内田桃は古文の先生にラ行変格活用を言わされている時の内田桃」と紹介されるなど中々のツワモノです。

遠野元はピュア(共感性羞恥)

 遠野元は女性と接するのがあまり得意でなく、好きな娘に素直になれないピュアな少年です。

 内田桃からドラムのアドバイスを求められた際には、下心丸出しのキモい男に思われたくないと、つい遠慮なく厳しいことを言ってしまい、彼女をピキらせていました。

 文化祭ライブ後も内田桃から評価を求められ、内心は物凄く良くなっていたと思っていたものの、

「今後の課題が明確になったライブやったな」

 などと言ってしまい、内田桃をふたたびピキらせ、隣で聞いた田口をドン引きさせていました。

 非モテ男子の共感性羞恥を掻き立てるタイプの男ですが、果たして彼の想いが報われる日は来るのか……?



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