「魔都精兵のスレイブ」紫黒~八雷神の参謀格、その強さ(能力)、作中動向(活躍)など~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、八雷神の参謀格「紫黒(しこく)」について解説します。

 紫黒は醜鬼を統べる八雷神の一柱で、先端が蛇になった黒髪が特徴の美少女。

 八雷神は魔都に潜む八体の強力な力を持つ存在で、自分たちを「神」「人を滅ぼす存在」と自称しています。

 八雷神の中でも特に慎重で計算高く、魔防隊相手に周到な策を巡らせてきた紫黒。

 本記事では八雷神・紫黒のプロフィールや強さ(能力)、作中動向を中心に解説してまいります。

「魔都精兵のスレイブ」紫黒のプロフィール

基本プロフィール(身長、声優など)

身長161cm
誕生日不明
血液型不明
声優杜野まこ

 紫黒(しこく)は自らを「神」「人を滅ぼす存在」と語る八雷神の一柱です。

 外見はリボンをつけた黒髪姫カットの美少女で、髪の先端が無数の蛇になっているのが特徴。

 作画担当の竹村氏からは「和製メデューサ」と紹介されていました。

 性格は陽気でお喋り、しかし根はサディスティックな策謀家。

 神を名乗る通り相応にプライドは高く、格下から想定外の攻撃を受けて激昂したこともありますが、すぐに油断と慢心を反省し撤退を選ぶことができる慎重派です。

 仲間想いで空折、伏摩、若雲といった若い八雷神からは「紫黒姉」と呼ばれ慕われています。

 人類の敵ではありますが、人類そのものには興味を持っており、人類を滅ぼした後も気に入った数人は残してみたいと考えているようです。

八雷神の参謀格

 紫黒は八雷神の中で参謀のような役割を担っています。

 単純に頭が良く策を練るのが得意というのも有りますが、基本的に八雷神はプライドが高く人間を下に見る傾向がありますので、慎重派で敵の戦力を冷静にはかることができる紫黒の在り方は稀少。

 壌竜と雷煉は紫黒の指示に従って動いていましたし、八雷神の会議でも長女(リーダー)の大極から真っ先に意見を求められていました。

 ただその慎重な作戦は好戦的な八雷神からは逃げ腰ととられることもあり、必ずしも彼女の意見が採用されるわけではありません。


「魔都精兵のスレイブ」紫黒の強さ(能力)

変幻自在、多種多様な特殊能力

 八雷神は組長格と同等以上の力を持つ強敵。

 紫黒は黒い液体のような闇や髪の蛇を操って戦うトリッキーな戦法を得意としています。

 今のところ判明している能力は以下の通り。

黒渦巻(くろうずまき)
引力を発する黒い球体を生み出し敵を引き付ける技。

闇蛇牢(やみじゃろう)
髪の毛の蛇で敵を拘束し、毒で行動不能にする技。

暗澹波(あんたんは)
闇のエネルギー波。

暗幕
周囲を闇で覆い感知されなくなる技で、大川村寧の千里眼すら無効化する。

幻術
蛇が吐くガスで敵に幻覚を見せる技で閉所だと決まりやすい。

変わり身
蛇で囮用の分身を創り出す技。

 この他、闇を自在に操り盾として使ったり、闇を渡ってワープしたりと非常に多彩な能力を秘めているようです。

VS山城恋、未だ力の底は見せず

 紫黒は未だその力の底を見せていません。

 101話では壌竜と共に山城恋と戦っていますが、この時彼女は山城恋には及ばず一蹴されています。

 しかし八雷神としての全力形態は見せておらず、この戦い自体が山城恋を策に嵌める布石だったこともあり、そもそも本気ではなかった模様。

 本気を出したとしても流石に真っ向から山城恋に勝てるほどではないでしょうが(もし勝てるなら小細工する必要はない)、いくつも隠し玉があるだろうことは予想に難くありません。

技術者としても優秀

 紫黒は策士としてだけでなく技術者としての側面も持ち合わせています。

 作中では醜鬼を改造、合体させるなどして強化個体を作ったり、醜鬼をデッキ化して自在に呼び出せるようにしたりしていました。

 醜鬼にも「紫電結界」という敵の干渉を一定時間阻害する結界札を作ったり、非常に多芸です。


「魔都精兵のスレイブ」紫黒の作中動向

「人類を滅ぼす者」と名乗り宣戦布告

 紫黒の初登場は14話。

 壌竜、雷煉と共に七番組、六番組の交流戦を観戦していました。

 その直前にはベル不在の三番組を単身で襲撃しており、魔防隊の戦力を図る目的があったようです。

 紫黒が本格的に優希京香たちの前に現れたのは、青羽たち人型醜鬼に攫われた優希の救出作戦の最中。

 彼女は自分たちを「神」「人を滅ぼす存在」と名乗り疲弊していた魔防隊員たちを一蹴。

 人型醜鬼であるココと波音を攫って去っていきました。

仲間を討たれつつも慎重に罠を張る

 紫黒も慎重に指揮してはいたものの魔防隊の予想外の奮闘により横浜で仲間の空折が討たれてしまい、紫黒は自分を責めます。

 しかし紫黒は感情に流されることなく、魔防隊の戦力を警戒して更なる慎重策を提案。

 「清めの日」を待ち八雷神の戦力を高めてから総攻撃をしかけようとします。

 ただ壌竜、雷煉、鳴姫が強硬策を主張したことで眷属「神奉者」による襲撃という折衷案が採用され、紫黒はその襲撃を活かすべく伏摩と雷煉に奇襲を指示。

 この奇襲も失敗し伏摩と雷煉まで討たれてしまいますが、紫黒は「神奉者」下村夢路から情報を引きだし拠点に襲撃をしかけてきた山城恋と交戦、山城恋の性格を見抜き次の策の布石をうった上で撤退していきました。

 そしてその後、紫黒は山城連に神と人間の共存を提案するのですが……

【まとめ】「魔都精兵のスレイブ」キャラクター一覧



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