今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、軽音部嫌いの吹奏楽部顧問「指川 啓一(さしかわ けいいち)」について解説します。
指川先生は主人公たちが通う高校の吹奏楽部顧問。
ある理由から軽音部を嫌っていましたが、そのことを鶴先輩に目を付けられ、とんでもない茶番に巻き込まれてしまった可哀想なおじさんです。
嫌味なキャラですが鳩野とは意外に好相性。
本記事ではそんな指川先生のプロフィールや人間関係、登場回を中心に解説してまいります。
目次
「ふつうの軽音部」指川啓一のプロフィール
引用元:出内テツオ(X)
基本プロフィール
指川先生は主人公の鳩野ちひろが通う高校の吹奏楽部の顧問です。
眼鏡をかけたセンター分けの男性で年齢は42歳。
教科は数学を担当しています。
見た目通り嫌味な言動が多く、遭遇した者との「ゲッ…指川先生」「今 ゲッって言ったか?」「いや 言ってないです」というやり取りがお約束。
授業中に人知れずこっそりギャグを言ってスベるなどお茶目なところもあります。
軽音部嫌いな吹奏楽部顧問
指川先生は軽音部嫌いの筆頭。
軽音部顧問の丸太先生に「片手間でできる軽音なんかと違って うちの部活(吹奏楽部)はそんな暇無いんですから」と語るなど、そのことを公言しています。
軽音部の人間は普段から指川先生にうるさく言われているようで、関わった部員はたいてい指川先生のことを苦手にしている模様。
作中ではその軽音部嫌いを鶴亜沙加に目を付けられ、彼女の策に利用されることになります。
「ふつうの軽音部」指川啓一の登場話
初登場時はただただ嫌味な教師
指川先生の初登場は57話。
ハロウィンライブ当日(休日)、職員室で軽音部顧問の丸太先生に遭うなり、ハロウィンライブについて羽目を外さないよう、しっかり監督してくれと嫌味を言っていました。
その後、同話で指川先生は鶴亜沙加がある目的のために準備した駒であることが判明。
当初の話では校則で禁止されている部活中の仮装姿(=ハロウィンの仮装)を指川先生に目撃させ、軽音部にダメージを与えるというものでしたが、鶴亜沙加の本当の目的は別の所にありました。
鶴先輩の陰謀に巻き込まれて歌う
73話ではラストの「ハッセーズ」の演奏中に指川先生がライブ会場に現れ、校則違反の仮装を注意。
これに関しては幸山厘が裏で手を回しこっそり仮装の許可を取っていたため事なきを得ましたが、鶴亜沙加の真の計画はここから発動しました。
鶴亜沙加は指川先生を強引にゲストボーカルとしてステージ上に引き込み、彼にGRAYの「誘惑」を歌うよう促します。
突然のフリに困惑する指川先生でしたが、実は歌が好きな指川先生は気がつけばノリノリで歌いだしていたのです。
途中から鳩野まで巻き込み、ライブは大盛り上がり。
その結果、指川先生は反軽音部を言い出しづらくなり、軽音部の活動はやり易くなったのですが……
「ふつうの軽音部」指川啓一の正体
軽音部嫌いを公言する指川先生ですが、実は歌が大好きでよく一人カラオケをしています。
指川先生が軽音部嫌いな理由は一種の嫉妬。
学生時代に軽音部のライブを見て以来ずっと、
「ヘタクソなのになんでこんなに盛り上がってんだよ…」
「こんな歌なら俺の方が…」
と、もし自分が歌えば、という思いを抱いていたのです。
「ふつうの軽音部」指川啓一と鳩野ちひろ
ハロウィンライブでいきなりGRAYの「誘惑」を歌わされた指川先生は、突然のことに喉が温まっておらず、途中で歌えなくなってしまいます。
そのピンチに強引に投入されたのが主人公・鳩野ちひろ。
追い詰められてハイになった二人はノリノリでスペシャルライブを繰り広げ、ハロウィンライブは大盛り上がりで終わっていました。
ちなみに元々指川先生と鳩野はそれほど相性が悪くなく、鳩野は指川先生のことを「お茶目なところもある」と好意的に評価。
数学の成績のことで嫌味を言われるため苦手は苦手だったようですが(嫌味を言われても仕方のない成績)、ハロウィンライブ後はお互いやらかしてしまった者同士、少し距離が縮まっています。
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