今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、市立図書館の警備員さん「堀井 耕三(ほりい こうぞう)」先生について解説します。
堀井さんは石平くんたちが働く市立図書館の警備員さん。
当初はどう考えても名前の無いモブキャラだった筈ですが、いつの間にか登場シーンが増え、メインエピソードに絡むまでに出世したキャラの一人です。
作中では山田の上司として暖かく彼を見守っている堀井さん。
本記事ではそんな警備員さんのプロフィールや登場話、人間関係を中心に解説してまいります。
目次
「税金で買った本」堀井耕三のプロフィール
引用元:ずいの Twitter
基本プロフィール
堀井耕三(ほりいこうぞう)は主人公の石平くんが働く市立図書館の警備員さんです。
外見は本当にどこにでもいそうな真面目な雰囲気の初老男性。
以前働いていた会社を定年退職してから警備員として働き始め、五年が経過しているとのことなので年齢は65歳前後と推測されます。
性格は落ち着いていて懐の深いタイプ。
ミスをしてもしっかり報告さえすれば怒ることはなく、若者たちの成長を温かく見守っています。
市立図書館の警備員さん
堀井さんは前述した通り市立図書館の警備員ですが、その詳しい雇用形態は不明。
恐らくは直接市に雇用されているわけではなく、市から委託を受けた警備会社に雇用されているものと思われます。
年齢的に正社員ではなくシニアのアルバイト扱いでしょうね。
なお、警備員の職場は勤めていた会社が潰れたり他の仕事を辞めたりして勤め始める方が多いそうで、全体的に高齢化が進んでいます。
「税金で買った本」堀井耕三の登場話
初登場は「どうぶつえほん(120話)」
確認できた限りにはなりますが、堀井さんの初登場は120話の「どうぶつえほん」。
このエピソードでは図書館に野生のタヌキが迷い込んできて、それを堀井さんと石平くんが一緒に外に出しています。
タヌキはどんくさくて近づいたら気絶してしまいましたが、野生の動物はどんな病気を持っているか分からないので扱いには気を付けないといけません。
タヌキはよく図書館の近くをうろついているらしく、堀井さんはよく入口で追い払っているそうです。
堀井さんはこの時点では名もないモブ警備員でしたが、その後も131、132話などちょい役でしたが作中に登場しています。
「施設警備業務の手引き(134、135話)」
堀井さんの名前が判明しメインストーリーに絡んできたのが134~135話「施設警備業務の手引き」。
この話は高校卒業後、別の会社に就職していた山田栄介が図書館の警備員として働き始めた、というもの。
山田は前の会社を辞めた理由を誤魔化していましたが、実はその会社が嫌になって逃げ出してきたそう。
作中では山田の事情をある程度察しつつ、無理に踏み込むことなく山田を見守り励ましている堀井さんの懐の深さが描かれていました。
「税金で買った本」堀井耕三と石平くん
ただの図書館バイトと警備員で仕事上あまり関りがあるように思えない堀井さんと石平くんですが、二人は意外なところで接点があります。
それは図書館が大好き過ぎる石平くんが、度々夜の図書館に忍び込み、そのまま一夜を明かそうとして堀井さんに見つかって追い出されている、というもの。
石平くんは監視カメラの位置や警備員の巡回ルートを把握してガッツリ隠れていて、堀井さんも「あいつはヤバイよ…」と呆れています。
ただ悪いコトはしていないという最低限の信頼はあるようで、堀井さんは石平くんを見つけてもあまり口うるさく言うことなく追い出すだけに留めていました。
「税金で買った本」堀井耕三と山田栄介
堀井さんは警備員のバイトを始めた山田栄介の上司です。
山田はおバカキャラで決して物覚えや要領がいいタイプではありませんが、とにかく元気はあるので堀井さんからは可愛がられている模様。
山田が警備員になった裏に色々事情があることは察していましたが、そのことには触れずただ、
「どうとでもなるモンだよ 案外……」
「きみは元気で真面目だからね」
と見守っていました。
山田もそんな堀井さんの言うことには素直に従い、真面目に仕事に取り組んでいます。



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