今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、主人公・石平紀一の母親「石平 リョーコ(いしだいら りょーこ)」について解説します。
石平リョーコは石平くんを女手一つで育てたお母さん。
男にだらしなかったり、元平成ギャルでいい加減な所があったりはしますが、決して悪い人間ではなく、作中ではしっかり息子を大学まで送り出しています。
離婚した旦那さんは小説家で、石平くんと血が繋がっていないという複雑な関係性。
本記事ではそんな母・石平リョーコのプロフィールや登場話、人間関係を中心に解説してまいります。
「税金で買った本」石平リョーコのプロフィール
引用元:【公式】税金で買った本
基本プロフィール
石平リョーコは本作の主人公・石平紀一の母親です。
ヤンキーの石平くんをそのままギャル化したような女性。
設定的に40歳前後の筈ですが、見た目はかなり若いです。
性格は陽気でアゲアゲなギャル。
真面目な話をしようとしてもおちゃらけ、最後は「イェ~~!」でシメてしまいます。
ただ悪気は全くなく、息子のことは普通に大切に思っている様子。
やや男性にだらしないところがあり、中々のダメンズウォーカー。
石平くんが幼い頃から何人もの男性と付き合っていますが、皆借金があったり酒癖が悪かったり暴力を振るったりしてくるクズ男ばかりです。
女手一つで息子を育てたギャルシングルマザー
引用元:【公式】税金で買った本
石平リョーコは、石平くんが幼い頃に夫と離婚しており、女手一つで息子を育てたシングルマザーです。
詳しくは後述しますが、当時の夫は善良な人でしたが稼ぎが無く、ほぼヒモ状態でした。
石平リョーコの職業は不明。
石平くんの家は貧しく、作中で石平リョーコがスーツ姿で出かけている描写もありましたので、恐らく水商売とかではなく一般企業に勤めていると考えられます。
生活は苦しいものの意外と真面目に母親をしていて、石平くんの大学の進学費用なども貯めていた貯金で出してあげていました(それで足りたかは不明ですが)。
「税金で買った本」石平リョーコの登場話
読書感想文の書き方(84話・初登場)
石平リョーコの姿は作中で初めて描かれたのが84話「読書感想文の書き方 4年生」。
この話では石平くんの過去回想が描かれており、ダメ男を家に連れ込んでトラブルを起こしている石平リョーコの姿が描かれています。
この姿にインパクトがあったため、初登場時は「毒親か!?」と話題になりましたね。
ダメ男を切れないだらしなさとか、石平くんが父親だと思っていた男性が実はホントの父親ではなかったことだとか(詳細は後述)、彼女にとって悪いイメージが先行。
ただ後から徐々に判明しますが、石平リョーコ自身はダメ男製造機なだけで、決して悪い人間ではありませんでした。
ビブリオバトルガイドブック(102話)
102話の「ビブリオバトルガイドブック6」では、石平くんの父親が石平リョーコとの思い出を基に書いた小説「シュリンクスの笛」が女子高生にレビューされることに。
石平くんは母親ベースのヒロインが「ファム・ファタール」「魅力的な悪女」として紹介されることに苦々しい思いをしていましたが、原材料となった石平リョーコはただのアゲアゲギャル。
回想シーンではいい加減ではあるものの、案外まともに母親をしている石平リョーコの姿が描かれていました。
映画スター史(114話)
114話「映画スター史」では、冒頭で日常の石平リョーコがちらっと登場。
食事をしながら息子と少し話をしただけの場面でしたが、親子仲は普通に良さそうでしたね(今は男を連れ込むとかもないみたいですし)。
「税金で買った本」石平リョーコと石平紀一
石平リョーコと息子の石平紀一の仲は、この年頃の親子としては普通に良好です。
シングルマザーで忙しく、また石平くんにスマホを買ってあげることが出来ないなど貧しい思いをさせていたり、中々理想の母親とはいきませんが、石平くんも事情は理解していて、それを理由に母親を責めるようなことはありません。
まぁ、ヒモ男とズルズル付き合うだらしなさについては思うところがあるようですが。
ただ前述した通り、貧しい中でも息子のために大学の進学費用まで貯金していたのですから立派なものですよね(それで全部賄えたわけでもないでしょうが)。
「税金で買った本」石平リョーコと十六夜かなき
引用元:【公式】税金で買った本
石平リョーコの元夫は小説家の「十六夜かなき(本名:金木一希)」。
作中では「放浪する青」「シュリンクスの笛」などの架空の小説の作者としても登場しています。
ただかつての十六夜かなきは売れない小説家で全く稼ぎがなく、石平くんが小学生の時に離婚してしまいました。
善良な人間ではあったのですが、とにかく頼りない雰囲気の男性ですね。
実はこの十六夜かなきは石平くんとは血が繋がっておらず、石平くんの本当の父親は不明。
詳しい経緯は語られていませんが、浮気とかではなく、最初からそのことを承知の上で結婚していたそうです。
十六夜かなきは離婚の原因が自分にあると理解しており、別れた今でも石平リョーコと石平紀一のことは大切に思っています。
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