「出禁のモグラ」猫附杏子~未来を見る猫附家の母、犬飼詩魚に何を見た? 奥義とは?(プロポーズと指輪)~

 今回は「モーニング」で連載中のオカルティックコメディ「出禁のモグラ」から、未来予知の力を持つ女性「猫附 杏子(ねこづく きょうこ)」について解説します。

 猫附杏子は化け猫憑きの家系で代々祓い屋を務める猫附家当主の猫附藤史郎の妻で、猫附梗史郎の母。

 明るくはっちゃけた愉快な女性ですが、締めるべきところはしっかり締める偉大なる母でもあります。

 犬飼詩魚と出会った時の反応や、鮫島鮋依を倒した奥義など、愉快な小ネタの多い猫附杏子。

 本記事ではそんな彼女のプロフィールや人間関係などを中心に解説してまいります。

「出禁のモグラ」猫附杏子のプロフィール

基本プロフィール(年齢、声優など)

 猫附杏子(ねこづくきょうこ)は猫附家当主の猫附藤史郎の妻で猫附梗史郎の母。

 外見は猫耳のような三角形のヘアピンをつけた猫っぽい若々しいご婦人で年齢は37歳。

 首に鈴のついたチョーカーを付けていたり、猫の柄の入った着物を着ていたり、とにかく猫アピールが強いです。

 性格はおっとりしていますが、旦那様と息子が大好きで、家族が関わるとテンションが上がって暴走しがち。

 天然ボケ気味ではありますが後述の能力故に対人能力は極めて高く、ぶっ飛んではいるものの何か好かれるタイプの人です。

 ちなみに本人曰くドM。

 声優は種﨑敦美さん。

未来予知に似た力を持つ

 猫附杏子は未来予知に似た力を持っています。

 この能力に関しては作中でも明確な「正解」は分かっていませんが、夫の猫附藤史郎はこれを彼女の異常な共感性の高さからくるものだと推測しています。

 猫附杏子は所謂、共感性の天才で、あっという間に人の人物像や本質を見抜いてしまうタイプ。

 そんな天才的EQを持つ人間の脳でたまたま視覚情報がバグを起こし、あらゆる情報を一瞬で読み取った結果、無意識に「相手に今後起こる可能性」を脳が像として作り出しているのではないか、と。

 なので占いとかではなく可能性を予測しているだけなのですが、これが共感性の高さゆえに結構当たり、未来予知のような力を発揮している、という寸法です。

 なお、脳がこれ以上余計な情報を得ればパンクすると判断したのか、霊を関わりの深い立場ですが霊を見ることはできません。


「出禁のモグラ」猫附杏子の登場話(初登場)

 猫附杏子の初登場エピソードは原作18~21話。

 犬飼詩魚が猫附家を訪問した際に登場し、そこで猫附杏子が友人の小野坂さんにその未来予知の力を巡って粘着されているトラブルが描かれています。

 実はこの小野坂さん、夫や家庭環境に問題があり、とんでもないストレスを溜め込んだ結果、質の悪い幽霊にたくさん憑りつかれてしまっていました。

 最終的にはキレた猫附梗史郎とモグラたちの活躍によりこの問題は完全にではないものの解決し、小野坂さんは少しだけ前向きになり、杏子さんと良い友人関係を継続しています。

「出禁のモグラ」猫附杏子の人間関係

 猫附杏子は夫の猫附藤史郎が大好き。

 人生中なるたけ夫に構って欲しいと主張しており、構ってもらえない時もそれはそれとして何がしかの遊びとして楽しむなど、割と正気を保っていられないレベルで夫のことが大好きです。

 そんな夫似の息子・猫附梗史郎のことも溺愛していて、家族仲は非常に良好と言えるでしょう。

 一族が世話になっているモグラのことは全面的に信頼している模様(胡散臭いモグラ相手にこの態度は共感性の高さ故か?)。

 基本的にメインキャラクター全員と良好な関係を築いていますが、後述する犬飼詩魚のことは特に気に入っているフシがあります。


「出禁のモグラ」猫附杏子は犬飼詩魚に何を見た?

 猫附杏子は初登場回でもある原作18話で犬飼詩魚と遭遇した際、彼女にある未来を見たらしく、何故か物凄く嬉しそうな表情になっていました。

 以降、猫附杏子は犬飼詩魚を特に気に入り可愛がっていますが、その時何を見たのかは「ンー、言わない」「言っても言わなくてもどうせ未来は来るから」と語ろうとしません。

 これに関しては作中では以降も全く言及されていませんが、同時に猫附杏子と猫附藤史郎の結婚式の様子が回想されていたことから、ファンの間では恐らく「息子・猫附梗史郎と犬飼詩魚が結ばれる未来が見えたのだろう」と予想されています。

「出禁のモグラ」猫附杏子の奥義とは?

 猫附杏子には禁じられた奥義が存在します。

 それは多くの女性を傷つける禁断の言葉であり、普段の彼女はそれを封じています。

 猫附杏子がその奥義を使用したのは原作33話。

 鮫島鮋依と言い争いになった際、「配偶者なんて所詮は他人」「まやかしの信愛なんて信じても無駄」と語る彼女に、杏子さんは禁じ手を解放します。

「あたしが18歳の時 この指輪をくれると同時に藤史郎さんはこう言いました!」

 ここで場面は切り替わり、次のシーンでは完全勝利した杏子さんと敗北にむせび泣く鮫島鮋依の姿が。

「そんな話信じないもん! そんなこと言ってくれる男がいるなんて嘘だもん! そんな奴いないもん! 私は自力でやっていくんだもん!」

 杏子さん、容赦ねぇ……



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