今回は「アオのハコ」の作者として知られる漫画家「三浦糀(みうらこうじ)」先生について解説します。
三浦糀先生は宮城県仙台市出身の女性漫画家。
元々はマガジンでデビューしましたが、連載打ち切りなどを経て現在はジャンプに移籍して活動しています。
本記事ではそんな三浦糀先生のプロフィールや素顔、代表作を中心に解説してまいります。
目次
「三浦糀」先生のプロフィール
引用元:三浦糀(X)
基本プロフィール(年齢など)
| 性別 | 女性 |
| 生年月日 | 1995年3月28日 |
| 年齢 | 30歳(2025年12月時点) |
| 出身地 | 宮城県仙台市 |
| 最終学歴 | 武蔵野美術大学芸術文化学科 |
三浦糀先生は「アオのハコ」の作者として知られる宮城県出身の女性漫画家です。
中学2年生の時に「バクマン。」を読んだことが切っ掛けで漫画家を志し、翌年の中学3年生で雑誌に作品を投稿。
高校3年間で8本の作品を投稿し、地元仙台にジャンプ出張編集部が来た際にも持ち込みを行うなど、非常に精力的に漫画家を目指して活動しておられたそうです。
好きな漫画は「HUNTER×HUNTER」と「ヒカルの碁」。
バトミントン部に所属していた経験があり、それが作品にも活かされています。
漫画家としての経歴
三浦糀先生は2013年、18歳で上京後まもなく「thirst」で週刊少年マガジン新人漫画賞佳作を受賞し、これがマガジンSPECIALに掲載されプロデビュー。
この時のペンネームは「結城智史」でした。
2015年には漫画アプリ「マンガボックス」から「青空ラバー」で連載デビュー。
その後、2017年に「先生、好きです。」が読み切りコンペで優勝し、「週刊少年マガジン」に掲載され、翌2018年から連載版がスタート(詳細は後述)。
「先生、好きです。」終了後、「あまみ」名義でジャンプ系列の雑誌で活動。
いくつかの新人賞などを受賞後、ペンネームを現在の三浦糀に戻し、2020年に週刊少年ジャンプで読切版「アオのハコ」が掲載され、これが人気を博し2021年から連載がスタート。
これがアニメ化もされる大ヒットとなり、現在に至ります。
「三浦糀」先生と「アオのハコ」
「アオのハコ」は高校生の部活動をテーマにすえたド直球の青春ラブストーリー。
美人で人気者の先輩との同居、幼馴染との三角関係、部活動でのライバル関係、親友の恋など、これでもかというぐらいに王道の展開を詰め込んだ内容となっています。
展開的には特別目新しいものはないものの、三浦糀先生が描くキャラクターが非常に魅力的で魅せ方が上手く、王道展開と非常にマッチしている印象です。
ただあまりに人気が出過ぎたためか、後半に進むにつれて展開が間延びしてキャラクターが迷走気味。
人気の出た恋愛ものはどうしても引き延ばされてそうなりがちなのですが……
「三浦糀」先生と「先生、好きです。」
「先生、好きです。」は恋愛に奥手な男性高校教師が、生徒の美少女二人から告白され、彼女たちに翻弄されながらも成長していくラブストーリー。
どちらも選ばない曖昧なエンドを選ぼうとした主人公が、しっかりヒロインたちの気持ちに向き合い結論を出す、という内容。
ストーリー的にはしっかり完結していたものの、後半一気に時間が飛んだことで駆け足の印象が強く、また途中から漫画アプリに移籍したこともあり、一部では打ち切りだったのだろうな、という声も上がっています。
その真偽は定かではありませんが、人気や雑誌との兼ね合いもある為、どうしても恋愛漫画は全員が満足いく終わり方というのは難しいのでしょうね。
「三浦糀」先生とマガジンからの移籍
三浦糀先生は「先生、好きです。」連載終了後、マガジンからジャンプに移籍しています。
その詳しい経緯や理由は不明ですが、当時のマガジンは恋愛漫画激戦区であり、「先生、好きです。」も鳴り物入りで連載がスタートしたものの全4巻で完結するなど苦しい状況が続いていたので、生き残りを模索してということなのでしょう。
「ジャンプの漫画学校」の第1期に参加したり、ペンネームを変えて活動してみたり、色々と試行錯誤の後がうかがえます。
「三浦糀」先生の素顔(写真)
三浦糀先生は素顔非公開の作家さんで、顔写真などは見つかりませんでした。
検索して出てくる女性はアニメの声優さんなどで、別人ですね。
イベントに千夏先輩の着ぐるみを着て参加していたこともあり、イベント終了後にXでそのことが公表され、ファンの間では「まさかそこまで身体を張っていたとは」と驚きの声が上がっていました。
ファンと交流するためにそこまで徹底して素顔を隠しているので、恐らく今後も顔出しする可能性は低そうですね。



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