今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、丸くて優しい包容力の塊「北添 尋(きたぞえ ひろ)」通称”ゾエさん”を紹介します。
北添は主人公たちのライバルチーム、影浦隊に所属するヘビーガンナー。
穏やかな雰囲気とコミカルな言動に隠れがちですが、実は物凄く優秀なサポーターでもあります。
本記事では、影浦隊を陰日向に支える”ゾエさん”の魅力について、その過去や強さ、ランク戦での活躍などを中心に語ってまいります。
ワールドトリガー、北添尋(ゾエさん)のプロフィール(声優含む)
丸くて大きい皆から愛される包容力の塊、弟は吉里隊に在籍
ボジション | ガンナー(B級部隊 影浦隊所属) |
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 4月15日 |
身長 | 189cm |
血液型 | O型 |
星座 | はやぶさ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | いちご、春巻き、丼物、麻雀 |
声優 | 武虎 |
北添尋はB級部隊影浦隊に所属するガンナーで、初登場はB級ランク戦ROUND4。
非常に大柄で丸々としたマスコットタイプのキャラクターで、作中では常に穏やかでコミカルな表情を浮かべています。
その穏やかな人柄で多くのボーダー隊員から親しまれている一方、仲間からしばしば雑な扱いを受ける弄られキャラでもありますね。
同級生の国近から、当真と共に「アホの子18歳トリオ」と呼ばれた際は「ゾエさん成績は真ん中くらいよ?」と見栄を張っていたものの、ファンブックを見ると成績はしっかり平均を下回っていました。
ちなみに弟もボーダーに所属しており、名前は北添秀高。
B級下位部隊の吉里隊に所属するオールラウンダーで、兄とは似つかぬ細身の体型をしています(B級ランク戦ROUND1で、遊真に首チョンパされた一人です)。
実は武闘派、影浦とは過去8度に渡るタイマンを繰り広げた
さて、そんな穏やかで優しい北添ですが、サイドエフェクトを除いた生身の戦闘力では木崎レイジと並ぶ2トップ。
実は隊長の影浦とも、8度に渡るタイマン勝負の末に互いを認め合ったという過去を持つゴリゴリの武闘派なのです。
元々争いを好むタイプではなかったようですが、それでも昔は今ほど穏やかなキャラクターではありませんでした。
それが、鈴鳴支部の来馬先輩の影響で菩薩ナイズが進み、女の子・年少者への思いやりや、先達へのリスペクト値が上昇し、今の愛される大型マスコットへと成長を遂げたのだとか。
……ちょっとだけ、昔のゾエさんを見てみたい気もしますね。
ワールドトリガー、北添尋(ゾエさん)の強さ
得意技は適当炸裂弾(メテオラ)、影浦を活かす名サポーター
トリオン | 9 |
攻撃 | 7 |
防御・援護 | 7 |
機動 | 5 |
技術 | 7 |
射程 | 6 |
指揮 | 4 |
特殊戦術 | 3 |
合計 | 48 |
これが北添のパラメーター。
比較的高めのトリオン量と、銃手としては長めの射程(銃の種類にもよるが概ね3~4が一般的)が特徴ですね。
北添のメイン武装はグレネードガンタイプの炸裂弾(メテオラ)。
これをメインとサブ両方のトリガーに装備し、遠距離からの曲射砲撃により戦場を混乱させる適当炸裂弾(メテオラ)を得意としています。
ただし、これはあくまで戦場の停滞を崩すためのもので、直接敵を仕留めるための攻撃ではありません。
影浦隊は隊長の影浦が非常に乱戦を得意としており、影浦が最も活きる戦場を作り出すための援護手段として、この適当炸裂弾(メテオラ)は使われています。
単独で点も取れる優秀な重銃手、欠点は”足の遅さ”と”的のでかさ”だけ
基本的に銃手は「射程」と「弾速」にトリオンを消費するため、接近戦用の武器を使う攻撃手と比べて攻撃力が低く、援護役となることが多いポジションですが、北添は単独で点を取れる火力を持つ優秀な重銃手でもあります。
流石にグレネードガンだと取り回しが悪いため、中距離戦ではアサルトライフルタイプのアステロイド(通常弾)を主に使用しており、B級ランク戦ROUND7でもいかんなくその火力を発揮していました。
欠点は犬飼曰く「足が遅い」「的がでかい」の二つぐらい。
まあ、機敏に動くゾエさんとか見たくないし、小柄なゾエさんとか既に言葉が自己矛盾してるので、そこは仕方ないですよね。
ワールドトリガー、北添尋(ゾエさん)の活躍
B級ランク戦では落とされる間際にも好プレー
北添はB級ランク戦ROUND4とROUND7に登場しており、やや不運な役回りだったため目立ちませんでしたが、要所要所で好プレーを見せていました。
ROUND4では適当炸裂弾を使用するも、一番近くにいたのが二宮さんという運の悪さ。
しかし北添は精一杯二宮から逃げ回って味方のチャンスを広げただけでなく、二宮に落とされる間際にもメテオラで影浦をアシストし、しっかり得点に繋げています。
またROUND7では、鈴鳴第一の暗視戦術に対し、屋内の電気系統を破壊するという機転で的確に対処していました。
犬飼が「地味に気が利いてる。ゾエのこういうとこ好きだな~」と評していましたが、まさにその通りですよね。
その後、空閑とヒュースの連携で仕留められてはいますが、その最期の瞬間まで相打ちを狙う抜け目なさ。
本当、意外に隙が無くて優秀な戦士なんですよね。
遠征選抜試験では北添四番隊隊長に、やや緩すぎる気はするものの……
遠征選抜試験編では臨時部隊の隊長に選ばれ、北添四番隊を結成しています。
試験では臨時隊長によるドラフト形式で部隊のメンバーを選んでいますが、北添はその選び方からして非常にゆるゆるでした。
曰く「最初の2人をがたまたま16歳だったので残る2人も16歳で揃えれば気を遣わなくて済むと思った」ですからね。
結果的に部隊のバランスは良いものとなっていますが、そのあまりの緩さに「流石に隊長としてはどうなんだ」と読者からは不安の声も上がっていました。
しかし蓋を開けてみれば、その緩めで包容力高めの北添の振る舞いが隊員の個性と能力を活かしているという意外な展開。
今後本編での北添の活躍に期待がかかりますね(実は個人的に一番好きなキャラクターなので、是非活躍して欲しい)。
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