「ゴールデンカムイ」白石由竹~”クーン””ピュウ”がかわいい脱獄王(いいやつ)、そのモデル、シスターとの恋など~

 今回はヤングジャンプで連載中の大人気漫画「ゴールデンカムイ」から、明治の脱獄王にして物語のギャグ担当「白石 由竹(しらいし よしたけ)」について解説します。

 ゴールデンカムイは明治末期の北海道・樺太を舞台に、男たちがアイヌ民族から強奪された金塊を求めて争いを繰り広げる物語。

 白石は金塊のありかを示す刺青が刻まれた24人の脱獄囚の1人として登場し、初期から主人公の杉元たちと行動を共にしています。

 本記事では、作中随一の愛されキャラと評される白石の魅力について、その活躍や過去の解説を交えて深掘りしてまいります。

「ゴールデンカムイ」白石由竹のプロフィール

基本プロフィール(外見、性格、誕生日、声優など)

 白石は金塊のありかが記された刺青が皮膚に刻まれた24人の脱獄囚の一人であり、”明治の脱獄王”と評されたキャラクターです。

 外見はモミアゲのラインが長いサル顔の坊主で、非常にコミカルな雰囲気の持ち主。

 性格は飲む・打つ・買うの三拍子そろった典型的な遊び人で、良く言えば挫けない前向きなムードメーカー、悪く言えば失敗を学習せず後先考えない馬鹿。

 その一方で、意外に義理堅く情に厚い男でもあり、一度味方すると決めてからは杉元やアシリパたちを裏切ることなく行動しています

 誕生日は1月3日、声優は伊藤健太郎さんです。

”明治の脱獄王”と称された脱獄の天才、モデルは実在の人物? カツオ?

 白石は”明治の脱獄王”と称された脱獄の天才で、これまでに数々の監獄から脱獄を成功させた経歴の持ち主です。

 その武器は”関節を容易に脱臼させられる特異体質”と、歯茎や喉の奥、果てはクワガタの外骨格の中など、至る所に脱走用の道具を仕込む用意周到さ。

 どんな状況からでも大脱出を可能とする一方で、戦闘能力やサバイバル能力はかなり低めです。

 というのも、白石はある理由から脱獄を繰り返し有名になりはしたものの、元は強盗や泥棒を犯した程度の一般人(?)。

 屈強な軍人やアイヌ民族の中に混じると足を引っ張り、役立たず扱いされています。

 実際、対人能力は高めなので情報収集とかでは凄く役立っているんですけどね。

 ちなみに白石には実在のモデルが存在し、”昭和の脱獄王”と呼ばれた白鳥由栄がそうだと言われています

 白鳥由栄は生涯4度も脱獄を成功させた男で、関節が柔らかい特異体質などはまさに白石そのもの。

 一方で、強盗殺人の罪で収監され、非常に怪力の持ち主でもあったということから、キャラクターイメージは白石とは正反対と言えるでしょう。

 性格的なモデル・役どころは、作者曰く「『サザエさん』でいうところのカツオ」(作者はカツオの研究のために毎週『サザエさん』を録画しているのだとか)ということでしたから、むしろこっちの方がしっくりきますよね。


「ゴールデンカムイ」白石由竹の作中での活躍(いいやつ)

杉元と手を組んだ脱獄囚、杉元を裏切り土方に情報を流していたかに見えたが……

 白石は金塊のありかを示した刺青を刻まれた24人の脱獄囚の1人で、初登場は杉元たちの罠に嵌まって捕まるという間抜けなものでした。

 杉元たちと取引をして見逃してもらい一旦は退場しますが、その後、杉元のしぶとさ・悪運を気に入り、金塊の分け前を求めて杉元たちの一派に加わります

 物語序盤では土方歳三に脅され、杉元たちが持つ刺青の情報を密かに流している描写もありましたが、後に土方に流した情報はまるきり嘘ばかりで、白石が裏切っていなかったことが判明しています。

 当初は白石をあまり信用していなかった杉元ですが、このことがあってからは白石の意外な義理堅さを知り、白石のことを信頼するようになっていきます。

杉元が死亡したと思われた際は尾形やキロランケからアシリパを守る

 網走刑務所で杉元が何者かに射殺され(犯人は尾形で、実は杉元は死んでいなかった)、尾形とキロランケにアシリパと共に樺太に連れていかれた際、白石はアシリパを守ろうとしていました。

 その時点で尾形やキロランケが犯人とは分かっていませんでしたが、白石は尾形たちの言動を怪しみ、彼らにアシリパがたぶらかされないよう立ち回り、カウンセリングのようなことをしていたんです。

 また、尾形は杉元の死を確認したと言っていましたが、白石は杉元が生きていることを信じていました

 お調子者ではありますが、一度信じた人間に対しては非常に真摯な白石の一面が垣間見えるエピソードでしたね。

 そうした振る舞いもあって、今では杉元だけでなくアシリパも白石に対しては格別の信頼を向けるようになっています。


「ゴールデンカムイ」白石由竹はここがかわいい(過去を含む)

しょんぼりすると”クーン”、調子に乗ると”ピュウ☆”と鳴く

 白石はグロ描写多めの「ゴールデンカムイ」では一服の清涼剤かのように評されていますが、それを象徴するのが白石の鳴き声です。

 キツネの罠に嵌まったり、猟で失敗したり、脱走して捕まったりした際、白石はしょんぼりした無表情になり「クーン」と鳴くのですが、これが実にあざとかわいいと評判。

 ヒロインのアシリパが顔芸ではあまりかわいくない分、それを挽回するかのように白石が頑張っていますね。

 また、滅多にありませんが偶に活躍した時は「ピュウ☆」と口笛を吹いて調子に乗ることもあり、こちらも話題となっています。

顔のアイコンが酷い使われ方をされる

 作中での扱いが非常に雑なことでも有名な白石ですが、その最たるものが彼の顔のアイコン。

 男どもが素っ裸になるシーンなどでは、白石の顔のアイコンが局部を隠すのに使われています。

 ……まあつまり、白石の顔は”恥ずかしいもの”の象徴として作者に使われてるってことですよね。

白石の過去、シスター宮沢との脱獄ラブロマンス

 白石のかわいさは、彼が脱獄王と呼ばれるようになった過去を抜きに語ることはできません。

 元々白石は単に強盗で収監されていたケチな男。

 白石の運命は、獄中で熊岸長庵という男と出会ったことで大きく変わってしまいます。

 熊岸は白石に自分の脱獄を手伝わせる代わりにと、白石に自分の知るいい女「シスター宮沢」の似顔絵を描いてやります。

 その似顔絵を見る限りとても美人には思えませんが、そこは熊切の絵が下手なんだと考えた白石。

 シスター宮沢は果たしてどんな顔をしているのか、その思慕の念が抑えきれなくなった白石は監獄から脱走します。

 全国の監獄にある教会で奉仕活動をしているというシスター宮沢。

 白石はシスター宮沢の情報を辿って、各地の監獄へ向かい収監と脱走を繰り返すようになり、ついには”明治の脱獄王”とまで呼ばれるようになったのです。

 全ては恋ゆえに。

 そして白石はとうとう、網走監獄でシスター宮沢に巡り合います。

 シスターのご尊顔は、かつて熊岸が描いた似顔絵そっくり。

 一瞬で無我の境地に至ってしまった白石が、ただただかわいかったです。



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