今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、何事にもそつなく優秀、作者をして大物と言わしめる男、「犬飼 澄晴(いぬかい すみはる)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
犬飼は主人公たちのライバル、B級1位部隊二宮隊の隊員として登場しますが、この男とにかく優秀。
単純な強さでは犬飼以上の隊員はいくらでもいますが、彼ほど敵に回すと嫌な存在はないな、と思ってしまう厄介な男なのです。
そんな大物、犬飼という男について今回は語らせていただきます。
ワールドトリガー、犬飼澄晴のプロフィール(声優含む)
一見すると普通のチャラ男?
ボジション | ガンナー(B級1位部隊 二宮隊所属) |
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 5月1日 |
身長 | 176cm |
血液型 | AB型 |
星座 | ねこ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 飛行機、ホットドッグ、ぶどう |
声優 | 田中健大 |
犬飼澄晴はB級1位部隊二宮隊に所属するガンナー。
外見は色素の薄い髪と薄い笑顔が特徴の、一見するとチャラチャラした印象の男です。
実際、性格は陽気でとてもノリが良く、クールな印象の二宮隊の中では異彩を放っていますね。
しかし、才能を愛する二宮にスカウトされた犬飼が、ただのチャラ男のはずがありません。
犬飼は戦闘のみならず、日常においても巧みに場をコントロールする名バランサーなのです。
姉二人に鍛えられたコミュ力お化け(不愛想な双葉とも仲良し)
犬飼は姉二人に鍛えられたコミュ力で、ほとんど誰とでもフレンドリーに接することができます。
実際そのコミュ力は大したもので、犬飼のようなチャラチャラした雰囲気の男を嫌っていそうな黒江双葉とでさえ良好な関係を築いていました。
ちなみに黒江と仲良くなったきっかけは、犬飼がサブウエポンのスコーピオンを練習し始めた時、個人ランク戦で黒江にボコボコにされたことなのだとか。
それで仲良くなれるとか、本当にエグいコミュ力ですね。
能力は優秀ですが何かと敵を作りやすい二宮隊長にとって、犬飼は日常においても最良の右腕と言えるでしょう。
作中で唯一明確に犬飼を嫌っている描写があるのが影浦雅人ですが、これについての推察は後述の人間関係で。
ちなみに、姉たちの名前は「長女:奏(かなで)23歳」「次女:明里(あかり)21歳)」。
姉が二宮さんの知り合いだったりしたら面白そうですね。
ワールドトリガー、犬飼澄晴の強さ
個人としてはマスタークラスの優秀なガンナー
トリオン | 8 |
攻撃 | 8 |
防御・援護 | 7 |
機動 | 7 |
技術 | 8 |
射程 | 4 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 49 |
これが犬飼のパラメーターです。ガンナーにとって重要なトリオン量などの値がバランス良く高くまとまっています。
複数のガンナートリガーによる中距離戦を基本としつつ、接近戦に対応するためのブレードトリガー「スコーピオン」を装備するなど、状況対応力の高い戦術が犬飼の武器です。
特に突出した武器があるわけではありませんが、単純にガンナーとしても犬飼はマスタークラス(個人ポイント8,000以上の隊員を指す言葉。ちなみに正隊員になるには4,000ポイントが必要)の実力者。
元A級隊員として積んできた実戦経験と相まって、どんな状況にも対応できる自力の高さを持ち合わせています。
これが本当に、作中で凄まじいしぶとさとなって描かれていて凄いんです(語彙力無し)。
二宮隊のNo.2にして名バランサー
犬飼の真価は個人技ではなくチーム戦でこそ発揮されます。
二宮隊において、隊の基本戦術は隊長の二宮が決定しますが、それを適切な形で補完し、状況に応じてカバーしているのが犬飼。
犬飼の戦術眼、洞察力、そしてとっさの判断力は極めて高く、敵の戦術を見抜いてそれを利用する立ち回りがとても巧みです。
二宮のガード、味方の援護、敵の足止め、そして自らポイントを取りに行くことも含めて、その時々に応じて最適の判断を下し、行動し続けるその姿は、理想的な部隊員と言えるでしょう。
また、場外戦での駆け引きも犬飼は巧みです。
B級ランク戦最終戦の直前、玉狛第二のヒュースの切り札が「アステロイド(通常弾)」に偽装した「バイパー(変化弾)」であることを見抜いた犬飼は、巧みな話術でヒュースの切り札を自分たち以外の敵に向けるよう仕向けます。
ヒュースが誘導と分かっていてもそれに応じざるを得ない狡猾さ、話の巧みさは、犬飼という男の優秀さを一層際立たせていました。
なんで高校生がこんな優秀なんだろう? ボーダーの隊員って、全員年齢詐称してない?
ワールドトリガー、犬飼澄晴の人間関係
二宮隊のチームメイト(二宮、辻、氷見、鳩原)
犬飼とチームメイトの関係は極めて良好なようです。
犬飼以外クールな雰囲気の二宮隊ですが、隊長の二宮はしばしば隊員を焼肉に連れて行ってコミュニケーションを取るなど、隊員同士は和気あいあいとした関係。
犬飼が上手く話題を作って、隊の良い円滑剤となっているだろうことは容易に想像がつきます。
残念なのは元二宮隊で同い年の鳩原が隊務規定違反を起こしていなくなってしまったこと。
鳩原を含めた二宮、辻、氷見とのやりとりが本編で描かれる日が来るのか、非常に楽しみですね。
弟子の若村、嫌われている影浦
若村が同じポジションとはいえ、たった一歳しか歳の違わない犬飼に弟子入りした経緯は今のところ不明。ですが若村は、作者より、自分にないものに惹かれるタイプと言われています。
何かと隊長の香取と衝突することの多い若村は、犬飼のコミュ力に憧れて弟子入りしたのかもしれませんね。
また、ボーダー内で唯一明確に犬飼を嫌っているのが影浦雅人です。
その理由には影浦のサイドエフェクト「感情受信体質」。
コミュ力が高いということは観察力が高いということ。犬飼は笑顔の下に様々な感情を押し隠しています。そして、その感情を感じ取ってしまう影浦にとって、表情と感情が一致しないその視線は極めて不快な印象を与えてしまうのです。
犬飼の方は影浦を嫌っている様子はありませんし、ひょっとしたら影浦も心から嫌っているわけではないのかもしれません。
何かと想像をかきたてられる関係ですが……そういう関係が、一部の女性には人気のようです(苦笑)。
遠征選抜試験では、そうした影浦の性質を理解して、犬飼はあえて本音を隠さずぶつけている様で、何かと衝突してはいますが、一先ずコミュニケーションは取れているようですね。
コメント
毒舌家の漆間さんとユーマの相性がものすごく良かったみたいですがこれは菊地原くんとも仲良しオサム譲りなのでしょうか。
犬とサル、じゃなかった犬飼くんとカゲも実は相性ものすごく良いのかもしれませんね。
『こいつオレにだけは本音でぶつかって来やがる』
これって…もしかして…(*´ェ`*)ポッ
ってなってる影浦くん見たいですね