今回は「ジャンプスクエア」で連載中、アニメ化もされた大人気漫画「怪物事変」より、本作のヒロインにして最かわ狐娘「紺(こん)」について解説します。
紺はとにかくピュアで見た目も中身もかわいい化狐の少女。
主人公の夏羽に懐き、彼に幼い恋心を抱く無自覚系ヒロインです。
その可愛らしさは凄まじく、作者の藍本松先生が初めて自分のキャラに萌えたと発言しているほど。
本記事ではプロフィールやその過去、夏羽への想いなどを中心に、最強ヒロイン紺の魅力を深掘りしていきたいと思います。
「怪物事変」紺のプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、体重、声優など)
年齢 | 14歳 |
誕生日 | 11月1日 |
身長 | 162cm |
体重 | 45kg |
好きな食べ物 | アイスクリーム、魚、果物 |
嫌いな食べ物 | 胡椒 |
声優 | 花守ゆみり |
紺は無垢でかわいい化狐の少女。
登場当初は日本の警察組織を牛耳る化狐・飯生妖子に仕え、隠神探偵事務所と敵対していましたが、主人公の夏羽に懐き、紆余曲折あって夏羽たちと行動をともにするようになります。
外見は長い金髪と青い瞳を持つ野性的な雰囲気の美少女。
とにかく精神年齢が幼く、感情の起伏が激しい上に表現方法がストレート。
悪く言えば情緒不安定、良く言えば幼子のように純心無垢な少女です。
その純粋さを飯生に利用され、彼女の命令に盲目的に従っていましたが、作中では飯生への(植え付けられた)忠誠心と夏羽への幼い恋心の間で悩み苦しむことになります。
化け狐らしく変化と狐火を操り、戦闘能力は中々
紺は化狐らしく変化、そして狐火を操る能力を持っています。
ただ変化能力は見た目こそ完璧ですが、紺本人に演技力が皆無なため、他人に成りすますようなことは難しいみたいです。
作中では夏羽に変身したものの、一瞬でボロを出していました。
どちらかと言えば紺は戦闘要員。
炎を操る能力は強力ですし、狐としての身体能力も高く、潜在能力も相当なものです。
まだまだ未熟で技術的には拙いですが、己の身を省みないその戦い方は敵対する者にとって大きな脅威となることでしょう。
「怪物事変」紺の過去と記憶(飯生)
化狐のボス・飯生妖子に盲目的に従う紺ですが、実はその忠誠心は飯生によって改竄され、植え付けられた偽の記憶に基づくものであることが判明しています。
元々紺は那須の殺生石を守る石鎮の一族の出身でした。
紺は長である「おいな様」にとても可愛がられ、彼女に懐いていたのですが、殺生石と石鎮の血の力を狙う飯生が一族を襲撃したことで、平和な日々は崩れ去ってしまいます。
飯生が「おいな様」や家族を食い殺す現場に遭遇してしまう紺。
その時、飯生は一匹ぐらい石鎮の一族を残しておけばまた増やして食べれると考え、紺の記憶を改竄して手元に置いておくことにしたのです。
「稲荷(おいな)はわたし」
「わたしは飯生」
慕っていた「おいな様」への想いを利用され、飯生へ盲目的な忠誠を捧げることとなった紺。
物語序盤、紺が飯生を母親のように慕っていた姿を見ていただけに、飯生の外道さがより際立ちますね。
既に紺は記憶を取り戻し、その洗脳は解けており、今後彼女が飯生と対峙した際、どのような展開を迎えるのかは要注目です。
「怪物事変」紺と夏羽(かばね)
紺は無自覚ながら夏羽に対して恋心を抱いています。
しかし二人のファーストコンタクトは最悪で、当時盲目的に飯生に従っていた紺は、飯生の命令で夏羽の首を狙い敵対していました。
ですが二人の仲が険悪だったかというとそんなことはなく、襲い襲われた関係ながら互いに全くそのことを気にしておらず、そのやり取りはサッパリとしたもの。
自分に無頓着な夏羽は殺されかけても平然としており、紺は紺で自分は飯生様に従っているんだから何が悪いのと言わんばかり、罪悪感など全くない様子でした。
そうした衝突の後、飯生の命令に失敗し、彼女から見放されて無視されるようになった紺。
何とか夏羽の首を持って行って飯生に許してもらおうとしますが、それも上手くいかず、何度も夏羽に絡んでいくうち、何だかんだ自分と一緒にいてくれる夏羽に好意を抱くようになります。
その頃の紺は公園で野宿して過ごしており、見かねた夏羽が隠神探偵事務所で一緒に暮らそうと誘いますが、飯生に義理立てする紺は首を縦に振らず、逆に夏羽に一緒に公園で暮らそうと誘ったこともありました。
その後、晶たちのテコ入れによるデートなどを経て、更に親しくなった紺と夏羽。
それに目をつけた飯生は紺に夏羽の命結石を盗むよう命じました。
罪悪感にかられながらも命結石を盗みだした紺ですが、すぐに周囲にバレて疑いの目を向けられてしまいます。
しかしそれでも全く紺を疑おうとせず彼女を信じる夏羽の姿に、とうとう罪悪感が爆発し、大粒の涙と共に自分が石を盗んだことを告白し、謝罪する紺。
いい子になりたいけれど、飯生の命令に従って生きる自分はいい子じゃない。
飯生よりも夏羽のために生きたい。
「夏羽がいい」
「紺の一番は夏羽がいい」
そう自分の気持ちを自覚し、告白した紺でしたが……
「怪物事変」紺、死亡説も流れた爆破の経緯と復活
夏羽の命結石を盗んだことを謝罪し、自分の想いを告げた紺。
しかしそれは、明らかな飯生に対する裏切りでもありました。
直後に紺は飯生の配下、野火丸によって胴体を爆破されてしまいます。
飯生は紺が裏切る可能性を見越して予め野火丸に紺の始末を命じており、野火丸も野火丸で事前に紺の胴体に爆弾を仕込んでいました。
いくら化狐の紺でも助からないだろうと思われる重傷。
実際、ここまで事前に仕込んでいて、野火丸が殺し損ねるなんてことは考えられませんよね。
しかし、野火丸は決して飯生に従順な存在ではなく、命令に従って紺を爆破したものの、事前にしっかり根回しし、紺が助かる道筋を準備していました。
まず、野火丸から事前に爆弾の存在を伝えられていた隠神は、爆発のタイミングで紺の内臓を硬化させ、即死を防ぎます。
更に事前に呼び寄せていた綾の治癒能力により、辛うじて紺は一命を取り留めることに。
とは言えすぐに回復するはずもなく、しばらく昏睡状態のまま屋島で療養することになった紺。
彼女は眠りの中で飯生によって改竄されていた過去の記憶を取り戻し、そして屋島の危機に覚醒し、復活を遂げることになります。
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