「アオアシ」デミアン・カント~バルサ・ユースのエース、栗林との因縁やモデルとなった選手など~

 今回は「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の大人気サッカー漫画「アオアシ」から、バルセロナユースのエース「デミアン・カント」について解説します。

 デミアン・カントは世界最高峰のクラブ、バルセロナユースのエースであり既にトップチーム昇格が約束された天才。

 日本が誇る天才・栗林が同い年で唯一敗北した因縁の相手です。

 恐らく物語におけるラスボスと予想されるデミアン・カント。

 本記事ではそんな世界最高峰の天才のプロフィールや過去、モデルとなった選手や栗林との因縁を中心に解説してまいります。

「アオアシ」デミアン・カントのプロフィール

基本プロフィール(誕生日・身長・体重・声優など)

誕生日不明
身長不明
体重不明
血液型不明
声優

 デミアン・カントは世界最高峰のクラブ、バルセロナユースのエース。

 主人公・アシトの1つ年上の17歳で、18歳になればトップチームに昇格すると噂されている天才プレイヤーです。

 外見は金髪をオールバックにしたスラリとしたイケメン。

 性格は一見落ち着いていますが、インタビュー前に「取材モードの部屋どこらへんだっけ」と呟きながらこめかみを触っていたり、多重人格っぽい一面も持ち合わせています(実際には場面に応じて意識的にペルソナを切り替えているだけなのでしょうが)。

 幼い頃に福田、そして栗林と出会ったことがあり、その出会いが切っ掛けでバルサに入ることができたと、日本人に対して特別な思い入れを持っています(詳細は後述)。

バルセロナU-18現10番、ポジションはFW

 デミアン・カントはバルセロナU-18現10番。

 既にトップチームからも声がかかっており、国王杯にも出場してトップチームでも通用することは証明済み。

 年齢制限がとける18歳になれば昇格が約束されています。

 ポジションはFW。

 福田や栗林と同じトップ下かと予想されていましたが違いましたね。

 幼い頃に福田と栗林のプレーを見ただけで自分のものにし、あっという間に栗林を超えていったことから、才能においては間違いなく作中最高と言えるでしょう。


「アオアシ」デミアン・カントの過去

 デミアン・カントはアルゼンチンの貧困家庭出身。

 インタビューでも当時のことは「答えたくない」と発言しており、相当に劣悪な環境で育ったようです。

 父親に虐待されていたフシもありますね。

 バルサのスカウトの目に留まり、8歳でバルサユースの入団試験を受験。

 見事ユース入団を果たし、母と姉と共にスペインに渡ることになります。

 以降はクラブが万全の体制を準備し、サッカーに没頭できる環境が整えられてきました。

 インタビューなどフィールド外ではいつも姉のクレアが傍にいて、デミアンのことをフォローしています。

「アオアシ」デミアン・カントのモデルは?

 デミアン・カントのモデルになった選手は、世界最高と称されるリオネル・メッシであると言われています。

 アルゼンチン出身、バルサの育成アカデミーとの契約により人生が変わった点など、エピソードは非常に似通っていますから、ほぼ間違いないでしょう。

 同じバルサの育成アカデミー出身の天才と言えばシャビやイニエスタがいますが、この二人はMFでポジションが違います。

 何にせよモデルとする人物としてはとんでもないビッグネームですよね。


「アオアシ」デミアン・カントと栗林晴久の因縁

幼き日のスペインで福田、栗林と出会う

 デミアン・カントは二人の日本人と縁があります。

 8歳の時、バルサユースの入団テストを受けたその日、彼は福田、栗林と出会っていました。

 昼間受けた入団テストで栗林と一緒になり、実力的には8歳のこの二人が突出していましたが、この時の入団テストでは栗林がデミアンを圧倒することになります。

 そしてそのテストの日の夜、デミアンと栗林はクラブの手配でバルサと福田が所属するサバデルの試合を観戦しました。

 昼間の栗林のプレー、そしてバルサ・カンプでの福田の言葉とプレーがデミアンのサッカーに大きな影響を与えることになったのです。

栗林が同い年で唯一敗北した存在

 福田の活躍によりサバデルがバルサ相手に2対2で引き分けた試合の直後。

 栗林を見つけたデミアンは彼にもう1回勝負しようと持ち掛けます。

 昼間の勝負では栗林が圧倒していたはずのデミアンは、昼と夜では全く別人になっていました。

 栗林と福田のプレーを吸収し、雑だった利き足じゃない右足が使えるようになっていたデミアン。

 それは昼間デミアンを上回った栗林の動きであり、先ほど試合で見せた福田の動き。

 それをそっくりそのままコピーしてデミアンは栗林に一度もボールに触れさせることなく勝利しました。

 この日の敗北は栗林に強烈なインパクトを残すことになり、後に栗林はデミアンと対戦するためだけに、既にプロと契約しているにもかかわらずユースの大会への出場を懇願することになります。



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