「アオアシ」海堂杏里~不憫でかわいい負けヒロイン、アシトへの告白、冨樫・遊馬とはどうなる?~

 今回は「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の大人気サッカー漫画「アオアシ」から、不憫でかわいい負けヒロイン「海堂 杏里(かいどう あんり)」について解説します。

 海堂杏里は主人公のアシトが所属する「東京シティ・エスペリオンFC」の親会社・海堂電機の社長令嬢。

 サッカー監督を夢見るサッカー大好き少女で、試合観戦を通して徐々にアシトに惹かれていくようになります。

 ただ残念ながらアシトのヒロイン役には先約がいて、アシトに意識されることさえなかった杏里。

 本記事ではそんな負けヒロインの魅力や恋模様を中心に解説してまいります。

「アオアシ」海堂杏里のプロフィール

基本プロフィール(誕生日、身長、血液型、声優など)

誕生日4月11日
身長160cm
体重49kg
血液型O型
声優上田麗奈

 海堂杏里は主人公アシトの高校の同級生であり、彼が所属する「東京シティ・エスペリオンFC」の親会社・海堂電機の社長令嬢です。

 見た目はオデコを大きく出した黒髪ロングのソバージュが特徴のクール系美少女。

 お嬢様らしく傍らには常に老執事が控えています。

 サッカーが大好きでいつもチームの試合や練習を観戦しに来ている杏里。

 普段は感情の読みにくい眠そうな目をしていますが、サッカー絡みだと非常に表情豊かです。

サッカーチーム監督を目指すお嬢様

 杏里の将来の夢はサッカーチームの監督。

 親の会社やエスペリオンとは関係なく、自分の力と自分のサッカー理論で、本当に小さなチームからでもキャリアをスタートさせたいと考えています。

 サッカー知識は非常に豊富で、ユースの選手たちと同等にサッカー談議を交わすことができるほど。

 また、女性ながらサッカーのテクニックも中々のもので、作中では華麗なリフティングを披露したり、簡単ながら選手の自主練に付き合うこともできていました。

 アシトらユースチームの選手が通う私立東京明泉高校に通っているのも、選手に近い環境で過ごすことが自分のキャリアのために最善だと考えたから。

 昇格組の選手たちとはジュニア時代からの顔見知りで、非常に親しくしています。

 ちなみに杏里が「和製モウリーニョ」と絶賛する福田監督は彼女にとって憧れの存在で、彼を前にすると顔を真っ赤にしてまともに言葉を発せないほどガチガチになっていました。


「アオアシ」海堂杏里の葦人(アシト)への想い

 海堂杏里は元々、アシトのことを「感性で動き個人戦術がない選手」、「ユースでは通用しない」と考え、あまり興味を持っていませんでした。

 しかしフィールド上の全選手の位置を把握・記憶するといったアシトの驚異的な能力に気づいて以降、徐々にその認識は変化。

 技術・戦術的に未熟ながら、前向きに課題に取り組み、飛躍的に成長していくアシトに対し、選手として興味を持つようになります。

 そしてその興味が”選手”としてから”異性”としてのものに変化するのに、さしたる時間はかかりませんでした。

 しかし一方のアシトは杏里に対し特別な感情は無く、その好意は(無意識ながら)正ヒロイン・一条花に向けられていました。

 そして一条花もまた、アシトに好意を抱いており……杏里は作中において所謂「負けヒロイン」としての役を割り振られることになります。

「アオアシ」海堂杏里、葦人(アシト)に告白

 アシトを巡り、一条花と三角関係を構築した杏里。

 アシトの鈍感さにより暫く膠着状態が続きましたが、杏里は思わぬ人物によって大打撃を受けることになります。

 その人物とはアシトの母・青井紀子

 船橋学院戦で好プレーを見せたものの、終盤で退場してしまったアシトを見て、号泣する一条花。

 一緒に観戦していた紀子は、そんな花を慰めながら「アシトを愛してくれているのね」と声をかけ、花は「はい……」とその言葉を認めます。

 杏里の目の前で。

 そんな完全に自分が蚊帳の外に置かれた展開に、試合後杏里は思わず泣き崩れてしまいました。

 しかし杏里はくじけることなく、その後アシトに、

「ところで、好きです」
「ですから、あなたが」

 とド直球な告白を決行。

 しかしここまで言っても鈍感なアシトは自分のプレーを気に入ってくれたのかと勘違いし、全く話が通じません。

 その後、花には敵わないと悟った杏里は、何とかアシトへの想いを諦めようとしていましたが、今のところ上手くいっていないようで……


「アオアシ」海堂杏里と冨樫・遊馬との関係は?

 アシトへの失恋が濃厚となった杏里ですが、彼女には他に二人のお相手候補が存在します。

大本命は冨樫慶司

 杏里のお相手の大本命は冨樫慶司

 ヤンキーながら面倒見が良く、サッカーの戦術に長けた少年で、杏里とは試合後にTV通話で試合の解説や分析をする仲です。

 杏里の「監督になりたい」という夢に感心しており協力的。

 何故か杏里がアシト絡みで泣いていたり落ち込んでいるシーンに出くわすことが多く、しばしばそのフォローに回っています。

 今のところ互いに恋愛感情は全くなく、アシトに失恋した杏里に対し、むしろ人生長いんだから諦めるなと発破をかけている冨樫。

 ファンの間では杏里に対し、もう不憫だから冨樫にしときなよ、とこちらのカップリングを期待する声が多く上がっています。

対抗馬は幼馴染・本木遊馬

 杏里のお相手候補、対抗馬として名前が挙がっているのが杏里の幼馴染・本木遊馬

 遊馬の母が杏里の家で家政婦をしている縁で親しくしている少年です。

 遊馬はアシトたちの世代では一早くAチームに定着した実力者で、頭一つ抜けた存在として周囲から一目置かれています。

 今のところ二人は幼馴染兼悪友と言った関係性で、互いに全く異性として意識している様子はありません。

 実際、遊馬は金子記者をデートに誘っていましたしね。

 しかし299話で遊馬は練習で悩んだ際、わざわざ杏里の声を聴きたいと彼女に電話をかけています。

 そして杏里に「自分は動物で言ったらなんだと思う?」と尋ね、

「野犬」

 と即答した杏里に爆笑し、悩みを吹っ切っていました。

 何だかんだ遊馬にとって杏里が特別な存在であることは間違いなく、今後の展開次第ではこのカップリングもワンチャンありそうですね。



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