今回は「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の大人気サッカー漫画「アオアシ」から、天性の嗅覚を持つ本能型FW「本木 遊馬(もとき ゆうま)」について解説します。
本木遊馬は主人公のアシトと同じ「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチームに所属する少年。
同期の中では出世頭で、コーチ陣からはエスペリオン理想のFWとして期待されています。
アシトたちの仲間でありながら常に一歩先を行く異質な存在。
本記事ではそんな本木遊馬のプロフィールや活躍、独特な言葉遣い(方言?)などを中心に深掘りしてまいります。
「アオアシ」本木遊馬のプロフィール
基本プロフィール(誕生日・身長・体重・声優など)
誕生日 | 8月22日 |
身長 | 174cm |
体重 | 65kg |
血液型 | B型 |
声優 | 榎木淳弥 |
本木遊馬は主人公のアシトと同じ「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチームに所属する同期生。
野味溢れるツンツン頭が特徴の陽気な少年です。
性格は気さくで人当たりが良く、マイペース。
周囲の仲間たちが必死でサッカーに取り組む中、常に飄々として余裕ありげな態度を崩しません。
ジュニアユースからの昇格組で、同期の中では一番の出世頭。
ユース入団直後のミニゲームでAチームに昇格し、以降、世代代表が多数所属する先輩たちに混じって降格することなく活躍し続けています。
天性の嗅覚を持つ理想のFW
遊馬はコーチ陣からエスペリオン理想のFWと評される天才プレイヤーです。
フィジカル、テクニック、戦術、コーチングなど、あらゆる能力を高水準で備え、周りを上手く使えながら、ゴールに対する天性の嗅覚も併せ持っています。
ただ自分がゴールを決めることにしか興味の無かった当初のアシトとは対照的ですね。
その才能は世代トップクラスで、ユース入団直後にAチームに昇格してスタメンに定着。
1年生ながらキャプテンの義経に次ぐチーム2位の得点をマークしていました。
完璧に思える遊馬ですが、彼の唯一の悩みはプレーや問題を言語化するのが苦手なこと。
ある意味彼は才能だけでプレーしている状態なわけです。
しかし福田監督は、遊馬にだけは「そのままでいい」と何も言ったことがありません。
言語化はとても大切なこと。
しかしゴール前では一々考えて動く人間より、研ぎ澄まされた嗅覚で動ける人間の方が強いこともあります。
そうなれる人間はほんの一握りですが、福田監督は遊馬にはそんな天性のFWになって欲しい、彼ならそうなれると期待しているのです。
「アオアシ」本木遊馬の言葉遣いは方言?(何弁?出身は?)
本木遊馬の特徴の一つが、語尾に「~じゃ」とつけるその独特の言葉遣い。
どこの方言なんだろうと気になるところですが、結論から言えばこれは方言ではないと考えられます。
語尾に「~じゃ」とつける方言には岡山弁などが該当しますが、その他の部分の言葉遣いを見る限りどの地方の方言にもあたらず、ただ語尾を弄っているだけ。
そもそも本木遊馬はジュニア時代からエスペリオンに所属していて東京育ち。
エスペリオンの親会社の社長令嬢・海堂杏里の幼馴染ですから、仮に生まれが地方だったとしても標準語がベースになっているはずです。
よって、遊馬の言葉遣いは方言とは関係のない彼独自のキャラ付け。
地方出身者が身近にいて、その方言が一部うつったという可能性はあるかもしれませんが、そうだとしても作中でそれが語られることはないでしょう。
「アオアシ」本木遊馬のヒロインは?
本木遊馬の周囲には二人の女性の影があります。
今のところどちらも軽く匂わせる程度の関係性ですが、将来的に恋愛に発展する可能性はゼロではありません。
幼馴染兼理解者・海堂杏里
ヒロイン候補その①は幼馴染の海堂杏里。
母親同士が仲が良く、杏里自身もサッカー好きという王道の関係性です。
ただし杏里の気持ちは今のところアシトに向いており(脈はないですが)、また最近はどちらかというと冨樫といい感じ。
遊馬自身もあまり杏里を異性として見ている様子はありません。
ただ、遊馬は悩んだ時は杏里の声を聴きたいと電話をかけるなど、どこか彼女を頼りにしているフシがあり、杏里もそんな遊馬をよく理解しています。
今後の展開次第では十分あり得る組み合わせですね。
胸の大きなお姉さん・金子葵
ヒロイン候補その②はサッカー記者のお姉さん・金子葵。
今のところ二人の関係性は、将来有望な若手選手と彼に期待する新人記者。
ただ遊馬は金子が好みのタイプ(胸の大きなお姉さん)らしく、作中で「じゃ、次も点取るんで、ホウビにデートしてくださいや」と口説いていました。
年齢も離れていますし、今のところ金子にその気はなさそうですが……
「アオアシ」本木遊馬の活躍、ゴールシーン
それでは最後に、遊馬の特に印象的な活躍、ゴールシーンを紹介します。
VS東京VANS
U-18日本代表にチームの主力が選出され、ベストメンバーが欠けた状態で挑んだ東京VANS戦。
この試合では序盤、代表落ちした桐木が他のメンバーとかみ合わず、パスミスを連発。
ただ実際にはミスではなく、遊馬たち他のメンバーが桐木の要求するレベルについていけず、桐木が孤立した状態にありました。
桐木は遊馬たちに見切りをつけ、ドリブル突破で事態の打開を図ろうとしますが上手くいきません。
そんな中、途中投入された1年・大友のプレーにより大幅に負担が軽減されたことに気づいた桐木。
そして、前半は自分についてこれなかった遊馬の動きが格段に良くなっていたことに驚きます。
「1年だって猿じゃないんで」
「やりゃあ学ぶんスよ」
「勝手に見切って」
「勝手に切り捨てるなんて」
「ズルいっしょ、桐木さん」
後輩たちの奮闘で狭まっていた視野を取り戻した桐木は、大友から受けたボールを遊馬へ渾身のラストパス。
バッグスピンがかかり見事足下に収まったそのパスを、遊真は豪快にゴールへ叩きこみました。
VS青森星蘭
プレミアリーグ最終節、青森星蘭戦。
0対0で迎えた後半、アシトと遊馬の1年生コンビが膠着した戦況を打開します。
前線の冨樫にボールが入るもゴールまで微妙な距離感。
冨樫はアシトの手招きで彼にボールを戻します。
アシトは敵を引き付けてから、ゴール前に上手く飛び出した遊馬にパスを繋ぎ、敵GKと遊馬の1対1の状況を作りました。
そこで遊馬は天性の嗅覚で敵GKの動きを察知。
「猛りくるって」
「前に一歩出てくるってとこまで」
「絵が見えた」
飛び出してきたGKの頭上を絶妙なループシュートで抜き、ゴールを決めました。
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