今回は山口つばさ先生が「アフタヌーン」で連載中の青春アートストーリー「ブルーピリオド」から、藝大編のマスコットキャラ「モモちゃん」こと「柿ノ木坂 桃代(かきのきざか ももよ)」について解説します。
モモちゃんは主人公の八虎と同期で藝大の油画専攻に入学した女子学生。
とにかく誰からも愛されるおバカ系元気少女で、ゴリゴリの広島弁がチャームポイント。
作中では大抵、八雲や鉢呂たちと行動を共にしています。
本記事ではモモちゃんのプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。
「ブルーピリオド」柿ノ木坂桃代(モモちゃん)のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、年齢、身長、声優など)
誕生日 | 1月8日 |
年齢 | 18歳(藝大入学時・現役合格) |
身長 | 不明(小柄、目算で150cm無さそう) |
所属 | 東京藝術大学絵画科油画専攻(学生) |
声優 | ー |
柿ノ木坂桃代(以下、モモちゃん)は主人公の八虎と同期で藝大に入学した女子学生です。
藝大には現役合格で八虎とは同い年。
ピンク色の髪(染めているのか漫画上の演出かは不明)が目を引くかわいらしい雰囲気の小柄な少女で、普段は太めに編み込んだ三つ編みを左右に垂らしています。
原宿系ファッションが大好きで服装やピアスはちょっとだけイカつめです。
裏表のない性格をしており、思ったことをすぐ口に出すタイプ。
広島出身で、方言の影響もあってややガラが悪い印象はあるものの、根はとても素直で優しい良い子です。
ちなみに実家はお寺。
お相撲さんが大好きで特に今は虎ノ城という力士がお気に入りです。
皆に可愛がられるマスコットキャラ
モモちゃんは同級生の皆から愛されるマスコットキャラです。
暗く落ち込むことも多い藝大生活。
八虎などは難しい課題にいつもしかめっ面、メタクソに酷評されてシュンと折られてばかりいますが、モモちゃんそんな中でも元気いっぱいです。
勿論上手くいかなくて落ち込むこともあるのですが、落ち込み方も元気で暗いイメージが無いんですよね。
そのため藍沢さんや三木さんといった年上の同級生女子からも、入学早々可愛がられていました。
「ブルーピリオド」柿ノ木坂桃代はまだまだ未熟?
モモちゃんは経験の浅い現役合格者(藝大は二浪、三浪は当たり前)ということもあり、同級生の中では知識、経験共にまだまだ未熟です。
一年次の「東京の風景」という課題では原宿をテーマに作品作りに取り組んだものの、情報の取捨選択が上手くいかず納得いく形に仕上げることができずにいました。
また二年次の「罪悪感」の課題では、どんな作品を作ったかは不明ですが犬飼教授から「クオリティが作品レベルではないですね」と酷評される有様。
知らないこと、分からないことも多く、よく仲の良い村井八雲に質問して教えてもらっています。
見たものを忠実に描くデッサンなどもあまり得意ではないようですね。
ただ倍率の高い藝大に現役合格しただけはあり、センスに関しては中々光るものがある模様。
石を埋め込んで作るモザイク画とは相性が良く、実習では非常に生き生きと取り組んでいました。
「ブルーピリオド」柿ノ木坂桃代と藝祭(文化祭)
藝大編で一番モモちゃんが張り切っていたのが東京藝大の文化祭―通称「藝祭」です。
一年生は神輿を作り法被を着て上野の街を練り歩くのですが、モモちゃんはこの法被隊の隊長。
彼女は何と藝大入学前から法被隊の隊長をやると決めていたほどこのイベントを楽しみにしていました。
普段より広島弁キツメ、熱さマシマシでグイグイ法被隊を牽引していくモモちゃん。
普通だったら一人だけ盛り上がって周囲と少し溝が出来そうなものですが、モモちゃんの愛されキャラもあって法被隊のチームワークは抜群でした。
三木さんや八虎の神輿隊はトラブルだらけでしたが、法被隊は非常に順調な印象でしたね。
「ブルーピリオド」柿ノ木坂桃代と八雲・鉢呂
八雲と鉢呂とは藝大入学前からの仲間
モモちゃんは同級生の村井八雲、鉢呂健二と仲良しで、基本的にいつも一緒に行動しています。
八雲はいつもバカ騒ぎし、モモちゃんは時折呆れつつも一緒になって遊んでいる感じ。
鉢呂はモモちゃんを言葉巧みに騙くらかしては自分の得意なボードゲーム勝負に誘い込み、お金を巻き上げています。
彼らは藝大入学前からの友人で、八雲はモモちゃんの絵の先生、鉢呂はモモちゃんの実家の寺に仏具の営業に来ていた社会人でした。
そこから三人同時に藝大に入学したのですから物凄い縁ですよね。
彼らは長期休みにはいつも一緒にモモちゃんの実家に帰省し、寺の小屋で作品作りに取り組んでいます。
本当はもう一人、真田まち子という仲間がいたが……
本当はそこにはもう一人、真田まち子という仲間がいました。
元々モモちゃんと仲が良かったのはこの真田。
真田はモモちゃんと同郷で彼女より2年早く藝大に受かった才能あふれる女性です。
モモちゃんは真田にとても良く懐き、彼女に絵の先生をしてもらう約束をしていました。
そんな真田が連れてきたのが、東京の予備校で一緒だった八雲。
真田の紹介で八雲はモモちゃんの絵の先生をすることになり、真田の絵のファンだった鉢呂もその縁で彼らと親しくなっていきます。
八雲の教えで自信を付けたこともあり、真田と同じ藝大受験を決意するモモちゃん。
しかしモモちゃんたちが藝大に入学した時、既に真田は亡くなっていました。
冬の海に運悪く落下しての溺死。
モモちゃんが高校2年生の時に起きた出来事でした。
コメント