今回はその強烈すぎるストーリーとキャラクターで話題を攫った傑作漫画「チェンソーマン」から、カラオケ好きの公安デビルハンター「三船フミコ(みふねふみこ)」について解説します。
三船フミコは第二部でデンジの護衛兼監視役として登場した公安所属のデビルハンター。
やたらセクシャルで怪しげな言動から登場当初はデンジに刺客と勘違いされたこともありました。
ややポンコツ気味でデンジに対する感情がブレブレな三船フミコ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールやデンジとの過去、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「チェンソーマン」三船フミコのプロフィール
基本プロフィール(年齢など)
三船フミコは第二部「学園編」から登場した公安退魔特異7課所属の女性デビルハンター。
年齢は22歳ですが、デンジの護衛兼監視のため女子高生として第四東高等学校に通っています。
外見は揉み上げのあたりで髪を結わえた狐顔の女性。
性格はノリが良く気さくで適当、性に対して非常にオープンなタイプです。
吉田ヒロフミやクァンシの同僚で、チェンソーマンになってもっと目立ってモテたいと欲望を露わにするデンジを篭絡し大人しくさせるため、吉田の紹介でデンジの前に登場します。
言動がやたらセクシャル(私服)
三船フミコはデンジを篭絡するために登場した女性だけあって、その言動がやたらセクシャル。
それなりに男性経験豊富なようで、作中では映画館デートでいきなりデンジの下半身をまさぐりデンジを手玉にとっていました。
一応デンジはこれまで知り合った女が全員自分を殺そうとしてきた経験から、当初は三船フミコを怪しんでいましたが、彼女にエッチな誘いをかけられると一瞬で陥落。
そのあまりのチョロさに三船フミコ自身も爆笑していました。
その手慣れた様子から、セクシャルな言動はデンジを篭絡するためだけでなく素である可能性が高そうですね。
私服もへそ出しで身体のラインがくっきり出たものを着ていました。
「チェンソーマン」三船フミコの強さ
デビルハンターとしての三船フミコの能力は今のところ詳細不明。
カラオケボックスでデンジが刺客から襲撃を受けた際には、あっさりと刺客を制圧。
それなりに荒事には慣れていて肝も据わっていることが見て取れます。
ただこれはチンピラ相手なら十分に戦えるという程度で、悪魔相手にどこまでやれるのかは未知数。
吉田が護衛として派遣した以上弱くはないのでしょうが、特別強キャラというわけではなさそうですね。
公安所属のデビルハンターであれば契約悪魔がいるはずですが、今のところ使う様子はなく、こちらも不明となっています。
「チェンソーマン」三船フミコの活躍
三船フミコは「モテたい」というデンジの欲望を満足させるため、吉田ヒロフミに紹介されてデンジの前に登場。
初登場時はデンジに刺客と勘違いされたりしていましたが、そのセクシャルな手練手管によりデンジをあっという間に陥落させ、取り入ることに成功します。
出会って次の日には護衛なのにデンジを椅子にして支配者のごとく振る舞っていました(デンジはケツの感触が良いからと椅子扱いには満足しています)。
ただデンジを支配するだけでなく、デンジに誘いをかけるウェポンズの須郷ミリを牽制したり、休日にはナユタと一緒にデンジに同行したり、一応護衛らしい仕事もちゃんとこなしている模様。
デンジも徐々に三船フミコのことを信頼している様子が見て取れます。
「チェンソーマン」三船フミコとカラオケ(歌)
三船フミコの最大の特徴は度が過ぎたカラオケ(歌)好きであること。
デンジとのデートでカラオケに行った際にはマキシマムザホルモンの「チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ」を熱唱していました。
あまりに歌に夢中になるあまり、歌っている最中に刺客に襲われるデンジを無視して歌唱を続行。
デンジにその襲撃を仕組んだのが三船フミコだと誤解されてしまいます。
直後に三船フミコが刺客を殴り倒し、吉田ヒロフミが彼女が公安から派遣されたデンジの護衛であることを明かして誤解を解いていましたが、デンジは護衛なら何で自分が戦ってるときに歌ってたんだと当然の疑問を口にします。
「歌…邪魔されたくないっす…」
そのあんまりな理由に、彼女を紹介した吉田も普通に気まずそうでした。
「チェンソーマン」三船フミコとデンジ
デンジのファンになった過去
三船フミコはデンジと過去に接点がありました。
デンジが第一部で銃の魔人と戦った際、三船フミコは戦場になった町に両親と一緒に暮らしていました。
丁度夕食時に戦いに巻き込まれて家が潰され、一家は下敷きに。
三船フミコだけがかろうじて瓦礫から這い出て、チェンソーマンに両親を助けてと叫びましたが、チェンソーマンは見向きもしませんでした。
両親は死亡。
三船フミコはそのことでチェンソーマンに対して若干恨みを持ってはいますが、同時に仕方のないことだと理解もしています。
彼女はチェンソーマンが人間の姿に戻り、泣いているところを目撃。
今まで何度も悪魔に殺されながら戦っていたチェンソーマンはただの子供だったと知ったのです。
そして「この子は私が助けなきゃ」と決意。
三船フミコはチェンソーマンではなく、デンジのファンになったのです。
ファンではあるが命がけで助けたりはしない
凄いいい奴じゃんと思われていた三船フミコですが、154話でチェンソーマンになったデンジが人々にリンチされ殺されそうになっている光景を見ると、
「こりゃもうダメっすね~」
「私帰ります!」
とナユタに対しあっさりデンジを見捨てることを宣言。
「ファンである前に公務員なので~」
「命懸けで助けるのは」
「仕事の範疇じゃないっすね」
……うん、まあそうなんだけどもね……命懸けで助けるほどデンジに情が湧くようなエピソードがあったわけじゃないし、分かるんだけどもさぁ……
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