今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、シュタルクの兄「シュトルツ」について解説します。
シュトルツはシュタルクの過去回想に登場したお兄さん。
故郷の戦士の村では最強の戦士と呼ばれていましたが、シュタルクが幼い頃に村は魔族の襲撃を受け、シュトルツは弟を逃がすため魔族に立ち向かい消息不明となっています。
シュタルクの誕生日には大きなハンバーグを作ってくれたシュトルツ。
本記事ではそんな優しいお兄さんのプロフィールや登場話、生存の可能性と彼らを襲った魔族の正体について解説してまいります。
「葬送のフリーレン」シュトルツのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
シュトルツはシュタルクの過去回想に登場した彼の年の離れたお兄さん。
外見は赤毛をオールバックにした精悍な雰囲気の青年で、身に纏う汚れ一つない白い外套(マント)は村最強の戦士の証です。
顔立ちや雰囲気は原作32話で前髪を上げて正装をしたシュタルクに非常によく似ていますね。
性格はクールで冷静沈着。
非常に優しい心根の持ち主で父から失敗作扱いされる弟のシュタルクのことを気にかけていました。
シュタルクが幼い頃、故郷の村は魔族の襲撃を受け、シュトルツは弟を逃がすために魔族に立ち向かい消息不明となっています。
名前の由来はドイツ語で「誇り」。
声優は江口拓也さんが担当しています。
シュタルクの才能を認めていた優しい兄
シュタルクは幼い頃、故郷の戦士の村で父から失敗作扱いされ、居場所がありませんでした。
そんなシュタルクの戦士としての才能を見抜いていたのがシュトルツ。
シュタルクが稽古の際に泥をはねさせ、シュトルツのマントを汚した際も、驚きと共にその集中力を褒めていました。
父の前ではシュタルクを「愚弟」呼ばわりしていましたが、恐らくこれは父と余計な衝突を起こさないようにするためのシュトルツの処世術。
その証拠にシュトルツはシュタルクの誕生日にはこっそり大きなハンバーグを焼いてくれていました。
「葬送のフリーレン」シュトルツの登場話(ハンバーグ)
シュトルツの登場話は原作26話「戦士への贈り物」。
誕生日を迎えたシュタルクが、誕生日に誰からもプレゼントをもらったことがなかったな、と故郷のことを思い出す回想シーンの中に登場します。
戦士の村でシュタルクは臆病者の失敗作。
一方のシュトルツは最強の戦士と呼ばれていました。
父から失敗作と呼ばれ故郷に居場所がなかったシュタルクですが、唯一兄のシュトルツだけは自分に優しかったことを思い出します。
しかし故郷が魔族に襲われた際、シュタルクはそんな兄を見捨てて逃げたしてしまい、そのことを後悔していました。
そして誕生日の夜、フリーレンはシュタルクの師匠アイゼンから教わったレシピで大きなハンバーグを作ってくれます。
プレゼントをもらったことがないシュタルクでしたが、アイゼンもシュトルツも誕生日のハンバーグだけは焼いてくれていました。
「ハンバーグ」
「誕生日だろ」
「親父達には内緒だぜ」
当時シュタルクは理解していませんでしたが、この地方でハンバーグは精一杯頑張った戦士を労うための贈り物だったようです。
「葬送のフリーレン」シュトルツの強さ
シュトルツはシュタルクの故郷の戦士の村最強の戦士。
怪我どころか返り血一つ、跳ねた泥一つさえその白いマントを汚すことなく魔物を倒す凄まじい技量を誇る戦士だったようです。
ただまあ、あくまで「村最強」の戦士なので、実際に作中全体でどの程度の強さかは不明。
井の中の蛙ということはないでしょうが、魔族の襲撃を受けて弟を逃がすしかできなかったことからすると、流石にヒンメルあたりには劣るでしょう。
恐らく成長して才能を十全に開花させたシュタルクには一歩劣るぐらいの力量といったぐらいでしょうね。
「葬送のフリーレン」シュトルツは生きてる?(死亡?)
今のところシュトルツの生死は不明。
魔族の襲撃から弟を逃がした26話の描写からすると死亡している可能性が高いですが、はっきりとした死亡描写もなく、今のところは生死不明ということになっています。
ただまあ、仮に生き延びていたならシュタルクに何らかの情報が入ってくるでしょうし、普通に考えればシュトルツが生きている可能性は非常に低いです。
良いキャラクターだったので再登場を期待する声は非常に多いのですけどね。
恐らくはどこかで故郷の村を襲撃した魔族がフリーレン一行の前に現れて、シュタルクにシュトルツの最期を語る、みたいな展開になるんではないのかなと予想しています。
「葬送のフリーレン」シュトルツたちを襲った魔族の正体
作中で何故シュタルクの故郷の村が襲われたのか、村を襲った魔族は何者なのか、という点については今のところ何も語られていません。
ただ襲撃者の魔族の正体については一つ有力な可能性が。
恐らくシュタルクとシュトルツの故郷を襲撃した魔族は「血塗られし軍神リヴァーレ」と呼ばれる大魔族。
原作116話のフリーレンの過去編でそのビジュアルが判明したのですが、雰囲気が上のシーンの左の魔族そっくりなんです。
リヴァーレは魔族の中でも魔力で身体強化を行い武術を極めた「将軍」と呼ばれるタイプ。
シュタルクの敵、仇としてはピッタリですよね。
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