今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、アオハル(青春)の女神「イズン」について解説します。
イズンは移動教育機関「学区」の主神の一人。
美の女神にも劣らぬ美貌を持つ無邪気な性格の善神で、学区の生徒たちからの人気も高いアオハル(青春)大好き女神さまです。
天界時代にはフレイヤ様と交流があり、彼女が伴侶探しをする切っ掛けを作った神物。
本記事ではそんなイズンのプロフィールや元ネタ、人間関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」イズンのプロフィール
基本プロフィール
イズンは移動教育機関「海上学術機関特区(通称「学区」)」に所属する女神の一人です。
外見は金髪の若々しい女性で、美の女神にも劣らぬ美貌を持った青春(アオハル)の女神。
無邪気な性格の善神で、良い意味での陽キャと言えるでしょう。
学区では教鞭をとることもあり、青春大好きでノリの良いアイドル的教師。
フレイヤ神とは同郷で、彼女が地上に降りる切っ掛けを作った神物でもあります(詳細は後述)。
神話におけるイズン(元ネタ)
イズン(イドゥン)はフレイヤと同じ北欧神話の女神。
アース親族に永遠の若さを約束する黄金のリンゴの管理人です。
最近では女神転生の赤ずきんちゃんスタイルの美少女悪魔や、FGOのAP回復アイテムの元ネタとしての方が有名かもしれませんね。
詩の神ブラギの妻で(ダンまち世界ではブラギとの夫婦関係はない模様)、フレイヤと並びアースガルズで最も美しい女神。
神話ではお人好しな性格からロキに騙され巨人に攫われたエピソードが有名ですが、別の伝承ではロキを上手く諫める聡明な女神として描かれることもあります。
「ダンまち」イズンと学区
学区の主神の一人
イズンたちが所属する「学区」とは正式名称は「海上学術機関特区」。
世界中から子供たちを募って優秀な人材を育成することを目的とした移動型教育機関です。
複数の神が生徒たちに神の恩恵(ファルナ)を与えており、学区では神の眷属の集団を「ファミリア」ではなく「クラス」と呼称しています(いずれ学区を離れ別の神の下に仕える際に経歴が問題とならないようにするため)。
総責任者兼校長はバルドル。
この他にもブラギやヴァールなどの神が所属していることが判明しており、顔ぶれからすると北欧神話のアース親族が中心となっているようですね。
アオハル好きで生徒からの人気は高い
イズンはその元ネタ通り青春(アオハル)大好きな女神様。
合言葉は「レッツアオハル☆」。
ときおりアオハル好きが行き過ぎて授業を勝手に乗っ取り、アイドルのライブのごとく生徒をノリノリに盛り上げてしまいますが、それでも授業はちゃんとこなす立派な神様です。
そのため、学区内でも生徒たちからの人気は高い模様。
気取らない賢神というイメージがしっくりくる女性ですね。
「ダンまち」イズンとフレイヤ(過去)
イズンはフレイヤと同郷で、フレイヤが伴侶(オーズ)捜しをする切っ掛けを作った神物です。
フレイヤは当時、誰からも無償の愛を向けられる自分自身にウンザリし、女神の軛から解き放たれようと、自らを穢し淫蕩の限りを尽くしていました。
しかしどれほどフレイヤが自らを穢しても、男たちは美しい彼女を愛し続けます。
絶望しかけていたフレイヤの前に現れたのがイズンでした。
イズンは淫蕩な生活を送るフレイヤに「男女の逢瀬とはもっと清らかに」とお説教します。
フレイヤは当初、その鬱陶しさにイズンを絞め殺してやろうとしましたが、イズンに「貴女を満たしてくれる伴侶を探しましょう」と提案され、騙されてみることにしました。
それからフレイヤは魂の収集癖を拗らせ、天界でも下界でも伴侶(オーズ)を探し続け、やっぱりイズンに騙されたかなと思い始めたところで、透明の魂を持つ兎と出会うことができたのです。
「ダンまち」イズンの作中動向
イズンは外伝13巻及び本編19巻で「学区」の主神の一人として下界に下りてきていることが判明しています。
作中ではノリが良く賢明なアイドル的女神さまとして扱われており、授業を乗っ取って生徒たちを盛り上げる姿が描かれていました。
今のところはちょい役で、ギルドが学区が持つオリハルコンを強制徴収しようとしたことで「学生闘争」が勃発した際には、決着をつける「都市競技祭典(オラリオピアード)」の競技内容を決める際に学区側の使節団の一員として参加しています。
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