「ゴブリンスレイヤー」国王/金剛石の騎士~その正体と人間関係、外伝「鍔鳴の太刀」での活躍など~

 今回はメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」から、只人の国家を収める若き君主「国王/金剛石の騎士」について解説していきたいと思います。

 国王は優れた統治により民から慕われる名君であり、かつては金剛石の騎士として魔神王との戦いに参戦した冒険者でもあります。

 ゴブリンを含めたあらゆる混沌の勢力に自ら対処したいと考えながらも、国王という立場もあって思うように動けず、いつも歯がゆい思いをしています。

 本記事ではそんな国王/金剛石の騎士のプロフィールや活躍、人間関係を中心に解説してまいります。

 なお、ゴブリンスレイヤー(主人公)と物語の舞台となる四方世界の紹介記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでやってください。

「ゴブリンスレイヤー」国王のプロフィール

基本プロフィール(声優など)

 国王とは主人公のゴブリンスレイヤーたちが住む只人の国家を治める若き君主。

 優れた治世で民から慕われ、勇者と共に魔神王を始めとする混沌の勢力の侵攻に立ち向かった英傑です。

 外見は金髪碧眼のスラリとした美男子で、AA版でのイメージは銀河英雄伝説のラインハルト。

 覇気に溢れ、人格能力共に優れた善の人です。

 実は意外とノリが良く、気の知れた部下の前では砕けた態度をとることも。

 冒険者として活動していたこともあるらしく、時折かつての自由な生活を懐かしみ、城を飛び出そうとしては部下たちに窘められているのだとか。

 声優は三木眞一郎さんが担当しています。

数多くの脅威に晒され苦悩する若き王

 国王が統治する只人の国家は数多くの脅威に晒されています。

 勇者によって魔神王は倒されたものの、その残党や邪教は未だ各地にはびこっており、国王を疎んじる悪党や侵略の機会を狙う近隣諸国など、対処しなくてはならない問題は山積み。

 そのためゴブリンなどが問題になっていても中々そこまでは手が回らず、放置せざるを得なくなることも。

 そうした国王の手が回らないところをカバーするのが冒険者であり、我らがゴブリンスレイヤーというわけです。


「ゴブリンスレイヤー」国王=金剛石の騎士

 国王は表向き秘されてはいますが、かつて金剛石の騎士として活動していた冒険者。

 魔神王が潜む死の迷宮でも最前線で活躍する一線級の英雄でした。

 ただ国王となった今では冒険者は引退せざるを得ず、時折財政難に直面すると竜を倒せば国庫が潤うと言って飛び出して行こうとし、部下たちに窘められています。

 ただ問題山積で自由に動くこともできない国王の立場ではやはりストレスも溜まるもの。

 暴れん坊将軍のように身分を隠し、都市に潜む悪を討つ謎の都市の騎士として活動しています。

「ゴブリンスレイヤー」金剛石の騎士と「鍔鳴の太刀」

 金剛石の騎士が冒険者として活躍していたのは「ゴブリンスレイヤー」本編開始10年前。

 「死の迷宮」に挑んだ剣の乙女たち六人の英雄を主人公とした外伝「鍔鳴の太刀(ダイカタナ)」にて描かれています。

 ここでの金剛石の騎士は貧乏貴族の三男坊を自称する君主(ロード)の冒険者。

 赤毛の僧侶、銀髪の斥候、銀鎧の剣士、巨漢の魔術師、獣人の戦士、老隠者を従え、死の迷宮でも最前線で戦う善の冒険者でした。

 外伝主人公たちとは当初から友好的で、ガラの悪い冒険者に絡まれた主人公たちを助けたことも。

 最終決戦では秩序の勢力を率いる将の一人として混沌の勢力と対峙し、主人公たちの戦いを支援していました。


「ゴブリンスレイヤー」国王の人間関係

死の迷宮に共に挑んだ仲間兼臣下

 かつて国王と共に死の迷宮に挑んだ六人の仲間たち(赤毛の僧侶、銀髪の斥候、銀鎧の剣士、巨漢の魔術師、獣人の戦士、老隠者)は、今も彼の部下としてその治世を助けています。

 赤毛の僧侶は今は赤毛の枢機卿となり、暴走する国王を「陛下」の一言で抑えるブレーキ役。

 AA版では銀河英雄伝説のジークフリード・キルヒアイスがあてられています。

 また銀髪の斥候は現在、銀髪の侍女として国王の側に侍っており、今も諜報役として彼の金剛石の騎士としての活動を支援しています。

良き友人、剣の乙女

 剣の乙女は冒険者時代からの旧い友人。

 国王と至高神の大司教という立場もあって、今でも定期的に交流を持っています。

 剣の乙女からは、彼女が持つゴブリンへのトラウマを知らないと思われていますが、実は国王はそのことも把握済み。

 水の都に発生したゴブリンの対処を剣の乙女に任せていました、それは他に頼れる者がいなかったためやむを得ずしたことでした。

王妃候補(?)女商人

 かつて令嬢剣士と呼ばれ、冒険者となって実家を飛び出したものの、ゴブリンに敗北し冒険者を引退した令嬢・女商人

 その後、実家の資産を使って商人として大成功し、御前会議にも招かれ国王からも頼りにされる存在となっています。

 赤毛の枢機卿からは王妃候補の一人と見做されているようで……

お転婆な王妹

 お転婆で世間知らずな王妹

 城での退屈な暮らしを嫌い、かつての兄のように冒険者になりたいと城を飛び出し、誘拐されてしまったわがまま娘です。

 ゴブリンスレイヤーたちに救出されて以降は精神的に大きく成長し、地母神に帰依して寺院と国王を繋ぐ連絡役としての役割を担い、国王を喜ばせています。

 女神官と瓜二つ。

 実は王妹は双子として生まれ、先王によって忌み子として処分された片割れがいたそうですが……

【まとめ】「ゴブリンスレイヤー」キャラクター一覧



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