今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より、妖刀「酌揺(くめゆり)」の契約者「漆羽 洋児(うるは ようじ)」について解説します。
漆羽洋児はかつて斉廷戦争で活躍した救国の英雄。
現在は妖刀と引き離され神奈備によって匿われていましたが、妖刀の契約者の暗殺を企てた毘灼の襲撃を機に、再び戦いに巻き込まれていきます。
刀匠・六平国重の限界オタで当初はヤバメの人かと思われましたが、実際はとても頼れる歴戦の戦士。
本記事では漆羽洋児のプロフィールや強さ(妖術)、初登場や死亡からの復活エピソードを中心に解説してまいります。
目次
「カグラバチ」漆羽洋児のプロフィール
引用元:『カグラバチ』公式サイト
基本プロフィール
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | ???(30代半ば) |
| 誕生日 | 2月12日 |
| 妖術 | 妖刀「酌揺」 → 紅演 |
| 家族構成 | ??? |
| 声優 | ー |
漆羽洋児はかつて妖刀「酌揺(くめゆり)」の契約者として斉廷戦争で活躍した救国の英雄です。
外見は目尻に紅い隈取がある侍風の男性。
刀匠・六平国重に心酔する限界オタクですが、戦場では仲間の死体を囮にされても激昂することなく自分の役割を果たす冷静沈着な性格の持ち主です。
主人公の六平千鉱に対しては、一目見て六平国重の面影を見出しており、初対面から非常に友好的。
また漣伯理とは何かと行動を共にすることが多く、千鉱にとっても伯理にとっても良い兄貴分として振る舞っています。
妖刀『酌揺』の契約者
漆羽洋児はかつて若干17歳にして六本あった妖刀の一振り「酌揺」の契約者となり、他の契約者たちと共に斉廷戦争を終結に導きました。
ただ本人としては戦争を終結に導いた一番の立役者でありながら暴走した「真打」の契約者「剣聖」を、他の契約者と共に捕らえて封じなければならなかったことに複雑な感情を抱いていたそうです。
終戦後は妖刀を六平国重に返上した上で、蟲を引き起こした妖刀「真打」の脅威を抑え込むため当時の罪悪感を抱えて生きる日々を過ごしていました。
3年前に六平国重と契約者の一人・巳坂が殺害されて以降は神奈備が管理する温泉「国獄温泉」に匿われることとなります。
「カグラバチ」漆羽洋児の強さ(能力)
居合白禊流の免許皆伝者
漆羽洋児は妖刀契約者となる前、僅か16才で居合白禊流の免許皆伝者となった天才です。
居合白禊流は剣客・白廻逸夫によって編み出された剣術で、その特異な所作から習得難度は極めて高く、免許皆伝を得たのは漆羽洋児、そして同じ妖刀契約者である座村清市の二名のみ。
逆手かつ刃を自分の方に向ける特異な構えから放つ抜刀術で、刀の持ち替えを必要とする一般的な剣理に反した流派ですが、その抜刀は作中「最速」。
漆羽洋児は妖刀なしの剣術のみで妖術師集団を瞬殺するだけの実力を有しています。
妖刀を失い妖術「紅演」が復活
妖刀の契約者は妖刀に宿った妖術を使えるようになる代わり、自身の生来の妖術が使えなくなるというデメリットがあります。
漆羽洋児は作中で一度死に妖刀の契約者でなくなったことから(後述)、生来の妖術を取り戻すことになります。
妖術:紅演(こうえん)
膂力や速度といった自身の能力の一部を選択して強化する妖術。
使用中は目尻の隈取が広がる。
シンプルな強化系の妖術ですが、これが漆羽洋児の剣術と組み合わさると強力無比。
妖刀抜きでも作中上位の実力を発揮しています。
「カグラバチ」漆羽洋児の初登場
漆羽洋児の初登場は原作47話。
妖術師テロ集団「毘灼」が妖刀契約者の暗殺を企てた(現在の契約者が死なないと新たに妖刀と契約することができない)事件の際に、六平千鉱たちが最初に保護に向かった妖刀契約者として登場しました。
当初は尊敬する六平国重が3年前に死んだことで無気力になっていましたが、その面影を持つ息子の六平千鉱を見るなり、
「まッ またッ あんたのために戦えるのか! 六平サァン!」
と興奮し、六平千鉱たちをドン引かせていました。
「カグラバチ」漆羽洋児の死亡と復活(生存)
その後、毘灼の襲撃を凌ぎながら六平千鉱たちと共に先輩妖刀契約者・座村清市と合流したものの、何と座村の裏切りにより漆羽洋児は殺害されてしまいます。
検死に回された漆羽洋児は一度死亡が確認されていましたが……
その後、81話で漆羽洋児が実は生きていたことが判明。
座村はその妖刀「飛宗」の力で、妖刀との契約を絶つため漆羽洋児を一度殺した後に蘇生させていたのです。
直ぐに生存報告が無かったのは、妖刀から解放され妖術が復活する反動で数日は動けない状態だったことと、自分の生存を奇襲策として使うため。
毘灼による神奈備本部襲撃の際に伯理の窮地に駆け付け、その卓越した剣技と復活した妖術で毘灼を迎え撃ちました。



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