今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、前七番組組長にして八雷神に寝返った裏切り者「下村 夢路(しもむら ゆめじ)」について解説します。
下村夢路は現七番組組長・羽前京香の元上司であり前任者。
京香との決闘に敗れて魔防隊を去り、八雷神に忠誠を誓い力を与えられた「神奉者」となって再び京香たちの前に立ちふさがりました。
野心家で組長だった当時は無茶な命令を出していたものの、根っからの悪人ではなかった下村夢路。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ(能力)、作中動向を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」下村夢路のプロフィール
引用元:竹村洋平
基本プロフィール
身長 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
声優 | ー |
下村夢路は魔防隊の前七番組組長であり、羽前京香が魔防隊に入隊した際の上司。
かつて京香との決闘に敗れて魔防隊を去り、現在は人類を裏切って八雷神に忠誠を誓った「神奉者(しんぽうしゃ)」となっています。
外見は黒髪ショートカットのワイルドな雰囲気の女性。
武闘派で野心が高く、上の地位を目指そうと部下に無茶な命令を出し、それが原因で京香と衝突して魔防隊を去ることとなりました。
本人は自分の過去を「ドブの中で生きてきた」と語っており、野心の高さはその反動。
自分の力を頼むあまり相手を侮る悪癖があります。
なお、前一番組組長・冥加りうの弟子でもあり、京香と多々良木乃実の姉弟子にあたります。
前七番組組長にして裏切り者の神奉者
「神奉者」とは、人類を滅ぼさんとする八雷神に忠誠を誓い、神の力を与えられた「元・人間」。
八雷神によって肉体を強化される一方、敗北した場合は裏切って情報を漏らさないよう「神の制裁」が下される呪いがかかっています。
下村夢路は元魔防隊組長ということもあり、「神奉者」の中でも特に八雷神から目をかけられていました。
また組長だった時に知ったのか、陰陽寮の存在やその闇についても把握しています。
「魔都精兵のスレイブ」下村夢路の強さ(能力)
能力:暴君の勅令(インペリウム)
下村夢路の能力はシンプルですが強力で応用力が高いタイプのものです。
能力:暴君の勅令(インペリウム)
所謂念動力。
敵を拘束したり吹き飛ばしたり、自分の身体を宙に浮かせたりと使い方は非常に多彩。
一方で、”念”の力なので気合によって抵抗されてしまうこともある。
また、下村夢路本人のその時の想いの強さにより出力が変動する不安定な能力でもある。
八雷神によって組長時代より能力の出力は向上している模様。
また、下村夢路はこの念動力に加え、冥加りう仕込みの武術まで使いこなす武闘派で、組長に相応しい実力者でした。
神奉者となり能力は強化されたが……?
神奉者となり下村夢路の能力は強化されています。
元々本人が持っていた念動力だけでなく、八雷神由来の雷を操る能力まで獲得。
さらに下半身を醜鬼に変貌させた変身形態まで手に入れていました。
組長時代より大幅に強くなっていた筈ですが、しかし彼女は最終的に優希と一番組組長・多々良木乃実のコンビによって敗北。
能力が強化されても、組長時代からの敵を侮り油断する悪癖は変わっていなかったようです。
「魔都精兵のスレイブ」下村夢路と羽前京香(過去)
98話では、下村夢路と羽前京香の出会いと過去が描かれています。
当時の二人は、下村夢路が体育会系でパワハラ気味なところはあったものの、京香も体育会系だったので相性は良く、下村夢路が京香を副組長に推薦するなど、良好な関係を築いていました。
ただ、 大川村寧が入隊した頃から醜鬼の殲滅速度が上がり、組長より上の地位が目指せると考えた下村夢路は部下に無茶な命令を繰り返すようになります。
以前のペースに戻すよう諫言した京香に、野心に燃える下村夢路は文句があるなら決闘で決めるか(敗れた方は魔防隊を去る)と提案。
こう言えば引き下がると思っての提案でしたが、京香は引き下がらず、決闘で負けた下村夢路は魔防隊を去っていきました。
ちなみに、下村夢路のやり方を否定した京香ですが、彼女が率いる現七番組も相当な体育会系で、下村夢路の残した七番組の風土は何だかんだ受け継がれています。
「魔都精兵のスレイブ」下村夢路のその後
優希と多々良木乃実のコンビに敗北した下村夢路は、何とか隙を突いてその場を離脱するものの、結局京香に追いつめられてしまいます。
下村夢路は命乞いするでもなく、京香に神の情報と引き換えに丁重に扱えと提案。
直後、神の制裁によって瀕死の重傷を負ったものの、京香に「治療して助けろ」と言い残し、更に自身の念動力で己の臓器を動かして辛うじて生き延びることに成功しています。
その後、下村夢路は魔防隊に運び込まれ治療を受けたものの昏睡状態が続いており……
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