今回は「ジャンプ+」で連載中の大人気作品「SPY✖FAMILY(スパイファミリー)」から、作者の「遠藤 達哉(えんどう たつや)」先生について解説します。
遠藤達哉先生はスパイファミリーが大ヒットとなり一躍有名となった漫画家。
今でこそ押しも押されぬ人気漫画家ですが、「スパイファミリー」連載以前の数年間は漫画が描けない苦しい時期も経験されています。
「イケメン」「おひさま」「炎上騒動」など何かと話題の多い遠藤先生。
本記事ではそんな先生のプロフィールや素顔について徹底解説してまいります。
「スパイファミリー」作者/遠藤達哉のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、年齢、性別、出身地)
生年月日 | 1980年7月23日 |
年齢 | 42歳(2022年11月時点) |
性別 | 男 |
出身地 | 茨城県古河市 |
遠藤達哉先生は茨城県古河市出身の男性漫画家です。
幼少期から漫画家を志し、20歳の時に「西部遊戯」で第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞し、それが赤丸ジャンプに掲載され、デビューしました。
趣味はスキー・バスケ・ラケットを使う球技と語っておられ、漫画家としては珍しく運動神経は良い模様。
ただしそれほどアクティブな方ではないらしく、最近はあまり外を出歩くことがないそうです。
結婚されているかどうかは不明。
少なくとも2019年12月時点では、ルポ漫画「すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!」のインタビューで結婚していないと語っていました。
漫画家としての経歴(過去作品など)
前述した通り、遠藤達哉先生は2000年(20歳の時)に「西部遊戯」でデビューされました。
その後、「月華美刃」や「WITCH CRAZE」など、いくつかの読み切り作品を発表した後、2007年から初の連載作品「TISTA」を「ジャンプSQ」で連載。
「TISTA」は遠藤先生にとっても思い入れの深い作品でしたが、連載は1年足らずで終了。
その後2010年にはかつて読み切りとして発表した「月華美刃」を連載版にリメイクしたものの、こちらも2012年に終了してしまいます。
その後しばらくスランプに陥り、漫画が描けない期間に突入。
時折読み切りは発表するものの、連載企画は立ち上げることなく、アシスタントをしながら食いつなぐ日々が続きました。
「青の祓魔師」の加藤和恵先生や「この音とまれ!」のアミュー先生とはこうした時期に互いにアシスタントとして創作に関わった間柄で、今でも親しくしておられるそうです。
不遇の日々が続くも、決して漫画家を辞めようとは思わなかった遠藤先生。
少しずつメンタルも回復し、2019年に久々に挑戦した連載「スパイファミリー」が空前の大ヒットとなり、現在に至ります。
改めて見ると、本当に苦労の人ですねぇ。
「スパイファミリー」作者/遠藤達哉はイケメン?
遠藤達哉先生と言えば、ネットやSNS上でイケメン説が流れている作家さん。
しかし先生ご自身は顔写真を公表されておらず、その噂の真偽については不明となっています。
ただイベントなどで遠藤先生と会った方たちからは「笑顔の爽やかなイケメン」との声が多数。
普通、こうした噂は漫画家としての評価が上乗せされてイケメン度合いが5割以上増量されますから、話半分に聞いておくべきものですが……
ネット上を探してみると、少し古いものですが遠藤先生の顔出し動画がありましたね。
2011年のジャンプフェスタのトークイベントの映像。
10年以上前の映像なので、今の姿とは違っているでしょうが、細身ですっきりした顔立ちの塩顔イケメンです。
確かにこの顔立ちであれば、イケメンとの評価に偽りなしですね。
「スパイファミリー」作者/遠藤達哉は「おひさま」?
遠藤達哉先生と言えば、ファンの間で「おひさま(=日向坂46のファン)」として有名です。
特にご本人が明言しているわけではないのですが、公式Twitterで日向坂46に関するイラストを何度も投稿しており、その熱量はかなりのもの。
特に佐々木久美さんが推しメンらしく、Twitterには佐々木久美さんを連想させるアーニャのイラストが多数投稿されています。
それどころか「スパイファミリー」本編にも、佐々木さんを連想させる「日向の貴婦人」なる絵画が登場したことがあり、佐々木さん本人もそのことを話題にしていました。
また、遠藤先生は日向坂以外にも坂道グループ全般がお気に入りらしく、乃木坂46では高山一実さんのファン。
こちらについては遠藤先生自ら希望して「ヤングジャンプ」の企画「お絵かき坂道」の参加し、高山一実を描いたり、ファンブックで対談したりとファンを公言しています。
Twitterでも高山一実さん絡みのアーニャのイラストが多数登場していました。
「スパイファミリー」作者/遠藤達哉、炎上の経緯
切っ掛けはファンブックでの「キャラに愛着がゼロ」発言
遠藤達哉先生は、「スパイファミリー」ファンブックでのある発言が切っ掛けでファンの間で炎上騒動となったことがあります。
その発言とは、ファンブックに掲載された加藤和恵先生とアミュー先生との対談の中の、
「だからキャラに愛着がゼロなんですよ」
「色々諦めた結果なので(笑)」
というもの(186頁掲載)。
これを見た一部のファンが「好きなキャラなのに悲しい」「冷めたので読むの辞めます」と過剰反応し、大炎上とまではいかないもののプチ炎上騒動を引き起こしたわけです。
ファンの間では「プロとして『描きたいもの』と『売れるもの』は別」「作品に罪はない」と擁護意見が多数を占めていましたが、とは言え同時に「わざわざ言わんでも」ともやっとした方が多かったみたいですね。
発言の前後を読めば本当に「愛着がない」わけではない
とは言えこの発言、前後の文脈を読めば、本当に「愛着がない」という意味ではないように思えます。
話しの流れとしては、それまでの作品では頑なにイケメンを描こうとしなかった遠藤先生がスパイファミリーでイケメンを描いたことを周囲が賞賛、それに反応して「だから~」とあの発言。
要はスパイファミリーに関して、それまでの作品にあった遠藤先生の過剰なこだわりを捨てた、という意味なんですよね。
元々遠藤先生は作品に対するこだわりが過剰に強かった方。
「TISTA」や「月華美刃」ではこだわりが強すぎて上手くいかなかった面があります。
長年のスランプも、そうしたこだわりの強さが影響していたのでしょう。
「スパイファミリー」は元々、そうしたこだわりを横に置いて、自分に描ける範囲で読者に喜んでもらえるものを描こうと始めた遠藤先生にとって「リハビリ」的な位置付けの作品でした。
つまり「愛着がない」という発言は、「自分が描きたいもの」を描くことよりも「読者が求めるもの」を描くように意識している、という意味。
悪く言えば「読者に媚びている」とも取れますが、元々こだわりが強すぎた遠藤先生からすれば、これぐらいがプロとしてちょうど良いバランスなのでしょう。
プロの作家さんにとっても、そのあたりのさじ加減は難しいと聞きますから、その複雑な部分がこうしたひねた表現として口からでてしまったのかもしれませんね。
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