今回は「ジャンプ+」で連載中の大人気作品「SPY✖FAMILY(スパイファミリー)」から、ヨル(姉)への愛が重すぎるシスコン保安局員「ユーリ・ブライア」ついて解説します。
ユーリ・ブライアは本作のヒロイン・ヨルの弟。
重度のシスコンでヨルが絡むと色んなものが壊れてしまう愉快な成年です。
表向きは外務省に勤めるエリートですが、その正体は東国の秘密警察に所属する敏腕保安局員。ユーリ本人は気づいていませんが、主人公ロイド(黄昏)の宿敵とも呼べる存在です。
本記事ではヨル(姉)との過去やユーリのシスコンっぷり、フォージャー家との関係などを中心に、その魅力を語っていこうと思います。
「スパイファミリー」ユーリ・ブライアのプロフィール
基本プロフィール(年齢、身長、体重、誕生日、声優など)
年齢 | 20歳 |
身長 | 179cm |
体重 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
職業 | (表)外交官/(裏)秘密警察・少尉 |
所属 | 東国国家保安局(通称:SSS) |
声優 | 小野賢章 |
ユーリ・ブライアは本作のヒロインであり、フォージャー家の妻役であるヨルの弟。
外見は黒髪童顔の爽やかな雰囲気の好青年ですが、姉が絡むと理性を喪失する重度のシスコンを患っています。
ヨルさえ絡まなければ礼儀正しいイケメンで、表向きは若くして外務省に勤務するエリート外交官と非の打ち所がない優良物件。
しかしその正体は国家保安局「SSS」、通称・秘密警察に所属する保安局員で、そのことはヨルにも秘密にしています。
ちなみにヨルと同様かなりの天然で、酷い酒乱でもあります。
国家の敵を粛正する容赦なき敏腕保安局員
ユーリが所属する国家保安局とは、秘密警察とも呼ばれ、国内の治安維持を目的としてスパイ狩りや市民の監視などを行っている組織。
ユーリは1年前までは実際に外務省で外交官として働いていましたが、そこを国家保安局に引き抜かれたそうです。
ちなみに僅か20歳で秘密警察に抜擢されるのはかなり異例なこと。
執念とタフネスが評価され、ボスからも特に目をかけられている期待の秀才です。
というか14歳の時に飛び級で大学に入学してきたそうなので普通に天才の部類ですね(周囲が化け物揃いなので目立ちませんが)。
現在は東国に潜伏している「黄昏」と呼ばれる敏腕スパイを追っています。
ユーリがこうした汚れ仕事をしている理由はひとえに姉の為。
本人が「姉のいるこの国を守るためだったら何だってする」と語る通り、その根底には深い家族愛が存在しています。
そのため、基本的に国家の敵に対しては容赦のないユーリですが、家族を想って犯罪に手を染めた者に対しては同情的な振る舞いを見せることも。
「スパイファミリー」ユーリ・ブライアはひどいシスコン
幼くして両親を亡くし、ヨル(姉)に育てられた過去
ユーリは幼い頃に両親を亡くし、たった一人で自分を育ててくれたヨルのことを誰より尊敬し、大切に思っており、その行動原理の根底には常にヨルの存在があります。
勉強を頑張るのもヨルが喜んでくれるから。
秘密警察に入ったのもヨルのいるこの国を守るため。
ユーリはヨルが殺し屋であることも、そうして稼いだお金で自分を養ってくれたことも知りませんが、彼女が自分のためにどれだけ身を粉にして尽くしてくれたかは理解しています。
苦労して自分を育て、支えてくれたヨルを幸せにすることこそが、今のユーリの全てなのです。
ヨルもユーリのことをとても大切に思っており、その姉弟愛の深さはロイドが素直にうらやむほど。
そしてユーリのヨルに対する愛情は、心を読んだアーニャが思わず胸焼けするほど(ちなみに、アーニャは夜帷の黄昏に対する想いを読んだ時は胸焼けまではしていない)。
ヨル(姉)が絡むと理性も味覚も消失する
基本的には優秀で好青年なユーリですが、ヨル(姉)が絡むと色んなものが失われてポンコツに。
例えばヨルがロイドと書類上1年前に結婚していたと偽装した際、当然ユーリはなんで1年も自分に結婚したことを教えてくれなかったのかと怪しみます。
しかし、ヨルがそのことを「伝え忘れていた」と言えば、何の疑いもなく素直に納得。
ユーリは姉に対する理性を持ち合わせていません。
そして殺人的な料理下手で知られるヨルですが、幼い頃からヨルの料理で育ったユーリは、彼女の作った料理であれば何でも美味しく食べてしまいます。
ただ、肉体的に料理に対する(毒)耐性があるわけではなく、 ヨルの料理を食べていると変な汗が出て来たり走馬灯を見たりしていますから、ユーリがこの歳まで無事に生き延びてこられたのは一つの奇跡と言えるでしょう。
ちなみに、ユーリは風邪をひくと必ずクソ不味くて有名なハーブティー(ヨルが作ってくれたものに一番近い)を飲むのが習慣化しており、当然のことながら彼の味覚は既に破壊されています。
「スパイファミリー」ユーリ・ブライアとフォージャー家
ロイド(黄昏)は姉を誑かした憎い男、潜在的にも宿敵と呼べる存在
ユーリにとってロイド(黄昏)は、愛しい姉を誑かした憎い存在です。
初対面でもロイドのことを怪しみ、様々な意味で疑いの目を向けていました。
しかしユーリから見てもロイドが完璧な男性であり、ヨルが幸せそうにしていることは確かなため、今のところは渋々ながらもロイドのことを認めています。
一方、その正体が西国のスパイであるロイド(黄昏)にとって、国家保安局に所属するユーリは天敵。
優秀ではあっても経験の浅いユーリはまだロイドの正体に気づいていませんが、ロイドは初対面でユーリの正体に気づいています(外交官としてのカバーストーリーが国家保安局が使う定番のものだったため)。
今のところ、表向き平穏な関係を維持している二人ですが、今後ユーリがロイドの正体に気付くことがあれば……
アーニャは憎い男の連れ子だが、姉のために頑張っているので……
ユーリにとってアーニャは憎い男の連れ子であり、積極的にどうこうしようとは思わないまでも、複雑な感情を抱く存在でした。
ヨルからアーニャの家庭教師を頼まれた際も最初はあまりやる気を見せていませんでしたが、ユーリの心を読んだアーニャが、
「”皇帝の学徒”になって」
「えらいひとになって」
「ははにおいしいものたべさせたいと」
「おもってるます」
と発言すると、なんていい子なんだと心を撃ち抜かれ、途端に家庭教師として奮闘。
まあ、そのあとすぐにトーンダウンしてたので、決して仲良しになったというわけではありませんが、うまくアーニャがユーリを操縦している印象です。
まだあまり絡みのない二人ですが、今後もっと接点が増えると面白そうですね。
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