「税金で買った本」桜木香月~石平くんの中学時代の学校司書、コミックおまけ漫画に登場し後に本編にも~

 今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、石平くんの中学時代の学校司書「桜木 香月(さくらぎ かづき)」について解説します。

 桜木香月はコミックスの描き下ろしおまけ漫画に登場する石平くんの中学校の学校司書さん。

 当時色々と思い悩んでいた石平くんに対し、偏見も過度な期待もなく、程よい距離感で接していた人物です。

 当初はおまけ漫画のみの登場でしたが、後に本編にも進出。

 本記事ではそんな桜木香月のプロフィールや人間関係、登場話などを中心に解説してまいります。

「税金で買った本」桜木香月のプロフィール

基本プロフィール

 桜木香月は主人公の石平くんがかつて通っていた中学校の学校司書さん。

 石平くんの中学時代を描いたコミックス巻末の描き下ろしおまけ漫画に登場していたキャラクターです。

 本当にどこにでもいそうな普通の明るいおばちゃんで、ざっくばらんな話しやすい性格をしています。

 思春期男子の心情に疎くデリカシーはないものの、石平くんとは程よくドライな距離感を保ち、良好な関係を築いていました。

 名前の由来は小説家の「桜庭一樹」と「桜木紫乃」。

中学校の学校司書

 桜木香月は前述した通り中学校の学校司書。

 学校司書とは学校図書の仕事のみを行う職員で、地域によっては司書資格不要などのケースもあります。

 正規の枠は非常に少なく、ほとんどはパートなどの非正規雇用で更に一人の学校司書さんが複数の学校を兼任していることもあるそうです。

 はっきり明言されているわけではありませんが、桜木さんも非正規雇用と考えられます。

 ちなみに学校司書は司書教諭とは別物で、司書教諭は教員として採用され、学校図書の仕事だけでなく授業も行い、教員資格と司書資格が必要となっています。


「税金で買った本」桜木香月と石平くん

 石平くんは中学時代、授業をサボって図書館を訪れ、そこで桜木香月と出会い親しくなります。

 桜木さんは不良扱いされ学校に居場所のなかった石平くんを偏見なく受け入れた数少ない人物。

 石平くんを本の好きな普通のいい子だと受け止めていました。

 石平くんも桜木さんのほどよくドライな距離感が心地よかったのか、彼女の前では本音をこぼすように。

 桜木さんは石平くんにブッカーの貼り方を教えたり、おすすめ本の紹介カードを書かせたり図書館の仕事を手伝わせたりもしていました。

「税金で買った本」桜木香月の人間関係

 桜木香月は中学校の学校司書であり、基本的に物語の舞台である市立図書館の職員とはあまり接点がありません。

 ただ市内の学校司書同士は情報交換などの為に交流があるそうで、元学校司書だった朝野さん角野さん、また石平くんの高校の学校司書の芦川さんとは面識があり、時々やりとりをしています。

 特別親しい関係というわけではなさそうですが、最近は共通の知人である石平くんのことが話題に挙がることが多いようです。


「税金で買った本」桜木香月とおまけ漫画

 桜木香月は元々、コミックス巻末の描き下ろしおまけ漫画にだけ登場するキャラクターでした。

 話の内容は今より少し暗い中学時代の石平くんが図書室に逃げ込み、そこで桜木さんと話をしたり、学校図書の仕事を手伝わされたりするのがメイン。

 真剣に石平くんの悩みを聞いてそれに答えるみたいな内容ではなく、話は聞きつつもあまり踏み込みすぎず、ごく普通に扱っていた印象ですね。

 石平くんとしても悩みを解決してほしかったわけではなく、ただ話を聞いてもらえればそれで良かったのでしょう。

 現在の石平くんについて桜木さんと角野さんが話をするエピソードもあり、そこで角野さんが石平君への期待の言葉を口にするのですが、桜木さんがそれに少し暗い表情を見せ過度な期待を押し付けたくないといった反応を見せたのが印象的でしたね。

「税金で買った本」桜木香月の登場話(本編)

 当初おまけ漫画にだけ登場していた桜木香月ですが、石平くんの中学時代のエピソードに区切りがついたのか、本編にもちょい役ですが登場するようになっています。

 69話の「かいけつゾロリのじごくりょこう」では後姿だけですが角野さんと石平くんについて話をする姿が登場。

 87話の「学校図書館 第234号」では学校司書の交流会で芦川さんの会話をする桜木さんの姿がセリフ付きで描かれています。

 非常に味のある良いキャラクターなので、できれば今後桜木さんがメインで登場し石平くんが弄られるエピソードなんかが本編で描かれると良いですね。

【まとめ】「税金で買った本」キャラクター一覧



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