今回はヤンマガ本誌で連載中の図書館お仕事コメディ「税金で買った本」から、優しい笑顔で大人を躾けるやり手「朝野 亜沙子(あさの あさこ)」について解説します。
朝野さんは図書館の児童係で働く巨乳美女。
子供にはとても寛容な反面、大人(一部例外有り)には厳しく接する、良い意味で二面性のある女性です。
作中では主人公のヤンキー・石平くんを気に入り、彼を転がして様々な仕事を押し付けてくる朝野さん。
本記事ではそんなやり手のプロフィールや作中でのエピソードを中心に解説してまいります。
「税金で買った本」朝野亜沙子(のプロフィール
基本プロフィール
朝野 亜沙子(あさの あさこ)は主人公のヤンキー・石平くんが働く図書館の女性司書です。
見た目は明るい雰囲気の巨乳美人お母さん。
詳しくは後述しますが、接する相手によってガラッと態度を切り替えるタイプの女性で、子供相手だとふんわり優しく、大人相手だとサバサバした地の性格が顔を出します。
年齢などは不明ですが、見た目や小学生の子供がいる(詳しくは後述)ことを考えると、恐らく30代半ば。
資料係のチーフ・角野さんとは高校の同級生だったそうです。
キャラ名は小説家の「あさのあつこ」から。
児童図書係担当の非正規職員
朝野さんは図書館では小池さんらと同じ児童図書係を担当。
図書館内では比較的古株で、実質的な児童図書係のまとめ役ですが、早瀬丸さんらと同じ非正規職員です。
図書館職員は大多数が非正規ですから、非正規だから仕事が出来ないというわけではありません(むしろ数年したら市の他の部署へ異動する正規職員よりずっと詳しい)。
作中では児童図書係のイベント企画や移動図書館など、様々な業務に携わっていました。
また、今の市立図書館に勤める前は小学校の学校司書として勤務していた経験もあり、何かと顔が広いようです。
ちなみに児童図書係は常に人手不足であり、朝野さんは石平くんや白井といった男どもを上手く転がし、無償で手伝わせています(詳しくは後述)。
「税金で買った本」朝野亜沙子は子供には寛容
朝野さんは子供にはとても寛容。
子供を相手にしている時の彼女は常に満面の笑みを浮かべ、優しい態度を崩しません。
しかし大人相手の時はちょっと厳しめ、サバサバした態度です。
朝野さん曰く「人はみな生まれた瞬間は無知で失敗を重ねて成長する」。
だから子供が悪さや失敗をしても、叱りはしても怒りはしない、優しくできる、と。
しかし一方で「大人はもうしっかりしろッッ!」と、厳しめにいくのだそうです。
実にごもっともな考え方ですね。
ちなみに年齢は大人であっても、中身が子供と見做された場合(茉莉野とか)、朝野さんはとても優しく甘やかしてくれます。
まともな人間ならその意味に気づいて振る舞いを改めるのですが……
「税金で買った本」朝野亜沙子は小学生の息子がいる
42話の「はたらくくるま②」では朝野さんに小学生の息子がいることが判明しました。
息子さんの名前は朝野歩。
山の上の小学校に通っており、顔はお母さんに激似。
友達にからかわれるのが嫌なお年頃なのか、移動図書館に乗って仕事中のお母さんとの会話は避けている様子でした。
息子さんは今のところこの話でだけ登場したちょい役ですが、非常に母性溢れる朝野さんのこと。
また何かのエピソードで息子さんが再登場しそうな気がしますね。
ちなみに旦那さんについては不明ですが、図書館の非正規職員の給料で子供を養うのは難しいでしょうから、シンママとかではなく普通に結婚しているものと考えられます。
「税金で買った本」朝野亜沙子と転がされる男たち
甘やかされたくない悪ガキ・石平
朝野さんは男どもを転がす手管がとても巧みです。
主人公の石平くんは、朝野さんに初対面の時こそとても優しくされていましたが、二回目の途中からは大人向けのサバサバ対応。
大人扱いしても大丈夫、あるいは大人扱いした方が成長に繋がる人間だと判断されたのでしょうね。
児童係に人手が足りないこともあって、石平くんを積極的に児童係の仕事に巻き込み、手伝わせていきます。
児童係の仕事は無償ボランティアが多く、しかも子供相手で高校生男子にはちょっと恥ずかしい内容が多いため、手伝いを渋る石平くん。
しかし。
「う~ん、まだ石平少年には早かったカナ」
と朝野さんに優しい態度を取られ(というか煽られ)、甘やかされたくない(=子ども扱いされたくない)石平くんは度々彼女の仕事を手伝うようになります。
かつて甘やかされてた男・白井
朝野さんに転がされる石平くんを複雑な目で見ているのが、かつて朝野さんに甘やかされてた男・白井です。
白井もまた朝野さんに転がされ続けた経験の持ち主。
白井は手先が器用で子供向けの小道具を作るのが得意だったこともあり、朝野さんの口車にのせられ過去に何度も無償で児童係の仕事を手伝わされてきました。
そのため、かつての自分のようにタダ働きをさせられる石平くんを心配しているのですが……そこにはただそれだけでない複雑な感情が。
実は白井が気にしているのは、自分が学生アルバイトだった時、朝野さんが自分にはもっと優しかったということ。
普通「優しいならそれでいいじゃん」と思うでしょうが、朝野さんの場合「優しい=子ども扱い」。
「もっと石平くんもバブバブ甘やかしてあげてくださいよ」と極めて複雑な嫉妬心を抱いているのです。
ちなみに学生時代の白井は石平くんよりずっと真面目で大人でしたが、今と違って貧弱で頼りなかったため、朝野さんもつい甘やかしてしまったそうです。
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