今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、意外と臆病な水魔法使い「カンネ」について解説します。
カンネはフリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験の受験者として登場した女性魔法使い。
幼馴染のラヴィーネとともに試験を受験しており、一次試験ではフリーレンとパーティーを組んで活躍しました。
活発そうな見た目の元気っ娘でありながら、実は意外と臆病なカンネ。
本記事ではカンネのプロフィールや強さ、ラヴィーネとの関係や作中での活躍を中心に解説してまいります。
「葬送のフリーレン」カンネのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
カンネはフリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験の受験生として登場した女性魔法使い。
詳しい年齢は不明ですが恐らくフェルンと同年代。
短めの茶髪を頭の高い位置で二つに結わえた活発そうな雰囲気の少女です。
性格は見た目通り人懐っこい元気っ娘ですが、意外と臆病で慎重。
そのくせ結構抜けているところがある、未熟さを絵に描いたようなキャラクターです。
名前の由来はドイツ語で「水差し」。
声優は和氣あず未さんが担当。
自称「褒められて伸びるタイプ」
カンネの詳しいバックボーンについては不明。
お嬢様であるラヴィーネの幼馴染で同じ魔法学校に通っていたという発言からすると、魔法都市オイサースト出身で、そこそこ恵まれた家庭で育ったものと考えられます。
またラヴィーネから「優しいパパとママに甘やかされて育った」と言われた際、カンネ本人がそれを否定していないことから、家族関係はかなり良好な模様。
「褒められて伸びるタイプ」を自称し、普段喧嘩している相手に「私のいいところ言って」と要求するなど、かなりの甘えん坊さんです。
なお、実際のところ褒められて伸びた形跡はありません。
「葬送のフリーレン」カンネの強さ(魔法)
得意魔法は水を操る魔法
カンネは水を操る魔法を得意とする魔法使いです。
「水を操る魔法(リームシュトローア)」はその名の通り水を生み出すのではなく、周囲の水を操る魔法のため、周囲の環境・水気に大きくその威力が左右される魔法。
元々水は攻撃力・殺傷力があまり高くないため、周囲に水気の少ない環境ではあまり有効な魔法ではありません。
反面、雨など周囲に水気の満ちた環境では無類の強さを誇り、格上の魔法使いであれ一蹴するだけのポテンシャルを秘めています。
うっかり者だがラヴィーネとのコンビネーションは抜群
カンネは三級魔法使いで、将来性はともかく現状は非常に未熟。
受験生上位層のデンケンやヴィアベルは勿論、リヒターにも軽くあしらわれる程度の実力しかなく、幼馴染のラヴィーネにも一歩劣っているようです。
魔力探知も苦手で、作中ではうっかり屍誘鳥(ガイゼル)に襲われて大ピンチに陥っていました。
しかし幼馴染で氷結魔法使いであるラヴィーネとの相性・コンビネーションは抜群。
カンネが操った水をラヴィーネが凍らせ、ラヴィーネが凍らせて拘束した敵にカンネが水の質量攻撃を仕掛けるなど、一級魔法使い試験ではフリーレンが感嘆するほどの連携を見せていました。
「葬送のフリーレン」カンネとラヴィーネ
カンネとラヴィーネは同じ魔法学校の出身の幼馴染で喧嘩友達。
見た目活発そうなカンネが実は臆病で慎重派、見た目お嬢様風のラヴィーネが気が強くて乱暴という凸凹コンビです。
何かあれば取っ組み合いの喧嘩をしていますが(大抵カンネがやられている)、休日は良く一緒に遊びに行くなど、その仲は良好。
特にカンネは昔からラヴィーネにグイグイ引っ張ってもらってここまで成長できたこともあり、根っこの部分ではラヴィーネのことをとても信頼しています。
またラヴィーネも、カンネが陰で沢山努力している頑張り屋で周りをよく見て気遣いができることなどを知っており、口では色々言いながらもよくカンネの面倒を見ています。
「葬送のフリーレン」カンネと一級魔法使い試験
カンネはラヴィーネと共に一級魔法使い試験を受験。
一次試験ではフリーレン、ラヴィーネと同じパーティーになり、隕鉄鳥(シュティレ)捕獲・争奪戦に挑むことになります。
フリーレンの作戦と「鳥を捕まえる魔法」により隕鉄鳥の捕獲には成功したものの、直後に隕鉄鳥を狙うデンケンのパーティーと交戦状態に。
カンネとラヴィーネは格上のリヒターと二対一で戦うことになりますが、まだ未熟なカンネたちはリヒターに軽くあしらわれてしまいます。
しかしフリーレンがゼーリエの結界を破り、試験会場が雨(=水)で満ちたことで戦況は一変。
ラヴィーネが氷でリヒターを拘束した隙に、カンネは周囲に満ちた大量の水の質量攻撃によりリヒターを撃破し、一次試験を突破したのでした。
二次試験は未踏破の迷宮「零落の王墓」の攻略。
この迷宮のボスは内部に入った者の完璧な複製体を作り出す「水鏡の魔物(シュピーゲル)」という魔物で、撃破するために相性の良い相手(の複製体)とぶつかるべきと判断した受験生は、手を組んで迷宮攻略に乗り出しました。
ラヴィーネは運悪く試験官である一級魔法使いゼンゼの複製体に襲われリタイアしてしまいましたが、カンネは無事に二次試験も突破します。
ただカンネの試験突破はフリーレンたち実力者におんぶにだっこの結果。
三次試験ではその偏りを正すため大陸魔法協会トップのゼーリエが直々に面接で合否を判定することになります。
カンネはゼーリエが一目見て不合格。
「お前は私の魔力に恐怖を感じている」
「自分の身の丈がよくわかっているんだ」
「一級魔法使いになった自分の姿が」
「イメージできないだろう」
「魔法の世界ではイメージできない」
「ものは実現できない」
カンネはラヴィーネと共に、3年後の試験に向けて再び頑張ることになりました。
コメント