今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、四刀流を操る魔族の将軍「神技のレヴォルテ」について解説します。
レヴォルテは部下を率い北部高原で暴れまわっていた魔族の戦士。
極めて強力な魔族であり、作中ではシュタルクと一級魔法使いゲナウの二人を相手に激闘を繰り広げています。
本記事では神技のレヴォルテのプロフィールや強さ、その登場話と部下を中心に解説してまいります。
「葬送のフリーレン」レヴォルテのプロフィール
基本プロフィール
神技のレヴォルテは北部高原ルーフェン地方を中心に暴れまわっていた魔族の将軍です。
外見はマスクで顔の上半分を隠し、四本の腕と大蛇の下半身を持つ異形。
自分の強さに誇りを持ち強敵との闘いを楽しむ武人肌ですが、同時に人間の習性を利用して冷静に戦力を分散させ、騙し討ちなども躊躇なく行う合理的な性格の持ち主。
ただ人類に対する理解は表面的で、他の魔族と同様、本質的な精神性は人類とは全く異なるものとなっています。
名前の由来はドイツ語で「反乱、反抗」。
魔族の「将軍」とは?
魔族は基本的に生まれついての魔法使いであり、生涯をかけて一つの魔法を研究・研鑽し続けます。
しかし中には魔法ではなく武を極めようとする者もいて、彼らは強大な魔力を用いて身体能力を強化し、武術を操って戦います。
そんな中でも特に腕の立つ熟練の魔族の戦士を指す呼称が「将軍」。
将軍の中には求道者のように何百年もかけて武を極める連中もいて、魔王軍には勇者ヒンメル一行の戦士アイゼンよりずっと強い将軍もいたそうです。
「葬送のフリーレン」レヴォルテの登場話
神技のレヴォルテが登場したのは71~76話の北部高原魔族討伐依頼編。
フリーレン一行が一級魔法使いのゲナウ、メトーデと共に北部高原ルーフェン地方を襲った4体の魔族と戦う話に登場します。
神技のレヴォルテの初登場は72話。
レヴォルテは北部高原を中心に暴れまわり多くの村を滅ぼしており、以前にも一度、ゲナウたち討伐隊と交戦し、ゲナウの相棒を殺害しています。
また、71話でレヴォルテたちに滅ぼされた村はゲナウの故郷であり、ゲナウにとっては二重の意味で因縁の敵。
作中ではゲナウとシュタルクのコンビを相手に激闘を繰り広げることになります。
「葬送のフリーレン」レヴォルテの部下
神技のレヴォルテには幼い少女の姿をした魔族の部下がいます。
見た目通り言動は幼く、好奇心旺盛。
作中では人間の子供に変身して、ゲナウを刺して重傷を負わせていました(直後にゲナウの反撃であっさり死亡)。
ちなみにこの部下は名前不明のモブ魔族にも関わらず、第一回人気投票ではレヴォルテの62位を上回る53位と大健闘。
また神技のレヴォルテには行動をともにしていた魔族がこの他に2体存在しますが、こちらは「ルーフェン地方を襲う魔族1、2」と表記されており、レヴォルテの部下かどうかは不明です(人気投票では84位と49位)。
「葬送のフリーレン」レヴォルテの強さ
神技の四刀流
神技のレヴォルテは四刀流を操る魔族の将軍。
「神技」の異名はレヴォルテが魔力で作り上げた四本の剣に由来します。
レヴォルテの剣は重さを自在に変えることができ、時に羽より軽く、鋭く、時に巨岩のように重く。
神話の時代に山を砕いた剣に準えて「神技の砕剣」と呼ばれています。
その斬撃は人間の戦士ではもまともに受け止めることができず、正面から受ければ最悪消し飛ぶとされていました。
身体能力、技量ともに人間とは桁違いな上、四刀流というスタイルは人間には馴染みがなく、対処がとても困難。
近接戦でレヴォルテを打倒するのは至難の業であり、恐らく遠距離から削り殺すのが正しい攻略法だったのでしょう。
VSゲナウ&シュタルク
作中で神技のレヴォルテはゲナウとシュタルクのコンビ相手に一対二で互角以上の戦いを繰り広げています。
ゲナウは「黒金の翼を操る魔法(ディガドナハト)」という近接戦向けの魔法を操る魔法使い。
数ではゲナウたちが有利でしたが、真っ向勝負ではレヴォルテの方が優勢で、持久戦になれば確実に負けるとゲナウは判断していました。
そこでシュタルクはわざと攻撃を受けることでレヴォルテに隙を作り、ゲナウがレヴォルテに致命傷を与えることに成功。
しかしここでレヴォルテの部下が人間の子供に化けてゲナウに重傷を負わせ、戦況は互いに血みどろの死闘へと突入します。
凄まじい生命力を見せるレヴォルテでしたが、最後はゲナウとシュタルクのしぶとさが勝り、敗北しました。
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