今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、アポロンの寵児「ヒュアキントス・クリオ」について解説します。
ヒュアキントスは「アポロン・ファミリア」の団長を務める男性冒険者。
主神であるアポロンに絶対の忠誠を誓っています。
作中でアポロン・ファミリアはベルに手を出そうとした結果、全財産没収、ファミリア解散の上でオラリオ追放処分となっていますが、ヒュアキントスはその後もアポロンに付き従っていました。
本記事ではそんなアポロンのプロフィールや強さ(レベル)、作中での顛末とその後を中心に解説してまいります。
「ダンまち」ヒュアキントスのプロフィール
基本プロフィール(年齢・二つ名・声優など)
ヒュアキントス・クリオはオラリオにおける中堅探索系ファミリア「アポロン・ファミリア」の団長を務めるヒューマンの男性冒険者。
年齢は22歳。
エルフにも負けない美青年として描かれています。
性格は一見冷静沈着ですが、プライドが高く残忍で、気に入らない相手に対してはとても残酷に振る舞います。
主神であるアポロンに心酔しており、彼の望みであれば手段を選ばず何でもします。
神々から与えられた二つ名は「太陽の光寵童(ポエブス・アポロ)」。
声優はKENNさんが担当。
神話におけるヒュアキントス(元ネタ・死因)
ヒュアキントスの元ネタはギリシャ神話に登場する美少年。
その美しさからアポロンと西風の神ゼフュロスに愛されるのですが、ヒュアキントスはゼフュロスを拒絶しアポロンを選びます。
ある時、ヒュアキントスはアポロンと円盤投げをして遊んでいたのですが、アポロンの投げた円盤が頭に当たって死亡。
これは嫉妬したゼフュロスが風を操ってぶつけたためだとも言われています。
ヒュアキントスの死後その血から花が咲き、その花が今はヒヤシンスと呼ばれているのだとか。
ギリシャ神話に取り込まれる以前は先住民族に植物神として信仰されていたそうです。
「ダンまち」ヒュアキントスの強さ(レベル)
バランス型の魔法剣士
ヒュアキントスは初登場時、LV3の第二級冒険者。
以下は、判明している初登場時のステータスです。
<基本アビリティ> | |
力 | C667 |
耐久 | C632 |
器用 | B707 |
敏捷 | D519 |
魔力 | F337 |
<発展アビリティ> | |
【狩人】【耐異常】 | |
<魔法> | |
【アロ・ゼフュロス】 | ・円盤状の光弾を放つ攻撃魔法。 ・スペルキー『赤華(ルベレ)』により爆発させることが可能。 |
<スキル> | |
??? |
見ての通りヒュアキントスはバランス型の魔法剣士。
やや魔力のステータスが低めですが、普通魔法はあまり多用できるものではなく、専門の魔導士か精神力を消費するスキルでもない限り魔力を鍛えるのは難しく、低めになるのが一般的。
使用武器は大剣、サブウェポンで短剣も使用していました。
特別なスキルなどは確認できておらず、通常時は前衛として戦い、切り札として攻撃魔法を所持しているごく標準的な魔法剣士と言えるでしょう。
ちなみに魔法は、元ネタとなった神話でヒュアキントス自身の死因となった円盤、西風の神ゼフュロスの名を冠した皮肉なものとなっています。
戦争遊戯後にLV3→LV4にランクアップ
初登場時既にステータスはLV3の上位、偉業さえ積めばランクアップ可能な状態にあったヒュアキントス。
一体何が偉業として認められたのかは不明ですが、本編戦争遊戯終了後、アプリ版4周年イベント「アエデス・ウェスタ」ではLV4にランクアンプしていました。
作中では当時格下だったベルに一対一で敗北したり残念なイメージが先行していますが、一般的な冒険者としてはかなり優秀な部類に入ることは間違いありません。
「ダンまち」ヒュアキントスとアポロン
バイセクシャルで恋多き神であるアポロン。
彼は自分が見初めた者を強引に他派閥から引き抜く問題神で、団員たちの多くは彼にあまり良い感情を抱いていません。
とはいえアポロンの眷属に向ける愛情自体は本物で、中にはアポロンに強い忠誠心を抱く者も存在しています。
その筆頭が団長であるヒュアキントス。
彼は今でこそ美しい容姿をしていますが、アポロンの眷属になる以前は顔に病を患い、とても醜い容姿で皆から嫌われていました。
しかし唯一アポロンだけはヒュアキントスを美しいと言い、眷属に迎え入れることに。
そうした事情もありヒュアキントスはアポロンに狂信的な忠誠を誓っています。
「ダンまち」ヒュアキントスの活躍とその後
ヒュアキントスが登場したのはベルが世界最速でLV2にランクアップして間もなく。
ベルを見初めたアポロンは、彼を手に入れようと動きだします。
ヒュアキントスらに命じてベルたちに因縁をつけ、強引にヘスティア・ファミリアとベルの身柄をかけた戦争遊戯を仕掛けたアポロン。
戦力的にはアポロン・ファミリア圧倒的優位で始まった戦争遊戯ですが、ヘスティア・ファミリアに加わったリリルカ、ヴェルフ、命らの奮闘や凄腕の助っ人の活躍もあり、勝負の決着はベルとヒュアキントスの一騎打ちへと委ねられます。
実力ではヒュアキントスが上回っていましたが、LV2のベルに肉薄されたことでヒュアキントスは動揺。
ヒュアキントスは冷静さを失いベルに敗北してしまいます。
その後、ヘスティアに財産没収、ファミリア解散の上、オラリオ追放を命じられたアポロン。
本来、団員たちはアポロンについていくことをギルドから禁じられていたのですが、ヒュアキントスを始めとした一部の団員たちはアポロンについてオラリオを出て行きました。
その後、彼らはオラリオ外で活動を続けているようで、アプリ版のイベントなどで度々登場しています。
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