「ダンまち」アポロン~気持ち悪いことに定評がある男神、ベルを狙ったクズっぷりとその後~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、気持ち悪さに定評がある男神「アポロン」について解説します。

 アポロンはオラリオにおける探索系中堅派閥「アポロン・ファミリア」の主神。

 見初めた相手は地の果てまでも追いかけて手に入れようとする執念深い変神で、作中ではベル・クラネルに目をつけたことが切っ掛けで凋落していくことになります。

 本記事ではそんなアポロンのプロフィールやファミリアの概要、アポロン編の顛末とその後を中心に解説してまいります。

「ダンまち」アポロンのプロフィール

基本プロフィール(声優など)

 アポロンはオラリオにおける探索系中堅派閥「アポロン・ファミリア」の主神。

 見た目は月桂樹の冠を被った美男子ですが、ファンの間ではアニメ版でのゲス顔のイメージが強く焼き付いていることでしょう。

 同郷のヘスティア曰く「守備範囲の広過ぎる変神」。

 非常に好色で執念深い性格をしており、見初めた相手は男女問わず地の果てまで追いかけて手に入れようとするそうです。

 天界にいたころはヘスティアにも求愛したことがあり(当然速攻で断られた)、神々からは『悲恋(ファルス)』という二つ名を付けられていました。

 ちなみにバイセクシャルですが、どちらかというと男派。

 声優は逢坂良太さんが担当。

 原作者曰く、アニメでの怪演によってよりしっかりキャラクターが固まったのだとか。

神話におけるアポロン(元ネタ)

 ギリシャ神話におけるアポロンは芸能や牧羊の神。

 ゼウスと女神レトの息子であり、アルテミスの双子の弟、ヘファイストスらと同じオリュンポス12神の一柱に数えられています。

 光明神としての性格を持つことから、太陽神ヘリオスと同一視されることもあります。

 ギリシャの神らしく、非常に好色で男女問わず様々な相手と恋愛劇を繰り広げた下半神。

 姉アルテミスとオリオンとの恋愛が気に入らず、奸計をもってアルテミスにオリオンを殺させ、その仲を引き裂いたこともあります。


「ダンまち」アポロン・ファミリア

強引な引き抜きをしかける問題ファミリア

 アポロン・ファミリアは構成員数100名超の探索系ファミリア。

 LV3以上の団員は団長のヒュアキントスだけですが、LV2の団員はそれなりに数がいて、17階層の階層主「ゴライオス」を自力討伐したこともあるそうです。

 構成員は美男美女揃いで、そのほとんどはアポロンが見初めて他派閥から強引に引き抜いた者たち。

 その為、アポロンに恨みを持ち、渋々従っている者が構成員の大半を占めています。

 ギルドもアポロンの強引な引き抜きを問題視し、しばしば罰則を加えていますが、当のアポロンが全く気にしていないため、そうした引き抜き行為は全く収まる様子がありません。

 ただ、アポロンの構成員たちに対する愛情そのものは本物で、一部の団員たちからは深い忠誠を捧げられています。

 ダフネでさえ恨みはあるが恩もあると、アポロンの指示に逆らおうとはしませんでした。

 なお詳しくは後述しますが、作中でヘスティア・ファミリアとの戦争遊戯に敗北し、ファミリアは解散しオラリオを追放されています。

ファミリア・メンバー

 判明しているファミリアの構成員は次の通りです。

ヒュアキントス・クリオ(団長)
アポロンに心酔するヒューマンのイケメン。
傲慢かつ冷酷。
ファミリア解散後はアポロンについてオラリオを出る。
戦争遊戯後にランクアップする。
LV3 → LV4

ダフネ・ラウロス
強気で勝気な性格のヒューマンの女性。
強引に引き抜かれたためアポロンを恨んでいる。
ファミリアでは指揮官役を担当。
ミアハ・ファミリア」に改宗。
LV2 → LV3

カサンドラ・イリオン
おどおどした雰囲気ののヒューマンの女性。
予知能力を持っているが誰にも信じて貰えず苦悩している。
後にベルに好意を抱く。
「ミアハ・ファミリア」に改宗。
LV2 → LV3

リッソス
エルフの男性冒険者。
仲間を率いてヘスティア・ファミリアの本拠を襲撃した。
ファミリア解散後はアポロンについてオラリオを出る。
LV2

ルアン・エスペル
小人族の少年。
酒場でベルたちに因縁をつけ、戦争遊戯の切っ掛けを作った。
ファミリア解散後は酒場の店員に身を落とす。
LV1


「ダンまち」アポロン編(ベル、クズっぷり)

 ある時、恋多き神アポロンは、僅か一か月半でランクアップしたベルの存在を知り、彼を気に入って次のターゲットに選びました。

 そしてベルを引き抜く名分を作るよう団員たちに命じ、団員たちは酒場でベルたちに絡んで返り討ちにあいます。

 それをアポロンは「神の宴」で「因縁を付けられ暴行を受けた」と訴え、ヘスティアに戦争遊戯を申し込みます。

 当然断るヘスティアでしたが、アポロンはヘスティア・ファミリアの本拠を襲撃するなど彼女たちを追い詰め、最終的に戦争遊戯に応諾させることに成功。

 アポロン・ファミリア圧倒的有利で始まった戦争遊戯でしたが、ヴェルフの魔剣、リリルカのかく乱、謎のエルフの助っ人の存在などもあってヘスティア・ファミリアが勝利。

 アポロンは全財産没収の上でファミリア解散、オラリオ追放という重い処分を受けてしまいます。

「ダンまち」アポロンのその後

 オラリオを追放され事実上終了状態となったアポロンですが、ヒュアキントスら一部の熱狂的な団員たちが彼について行ったため(ギルドから追うことは禁止されていた)、アポロン・ファミリアは規模こそ縮小したものの、オラリオ外で活動を継続することになります。

 メモリア・フレーゼのイベントではベルたちの窮地に駆け付けるなど大活躍(?)。

 難民たちを保護して慕われていたりと、善良な一面も見せていました。

 基本的に恋愛さえ絡まなければ、神々の中ではまともな部類なんですよね、これでも一応。

 ちなみにベルのことは今でも諦めていない模様。

 原作者がアニメを見てアポロンの再登場に意欲を見せており、今後も十二分の活躍の可能性が残されているそうです。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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