「ブラッククローバー」ヘンリー・レゴラント~アジトを操る組換魔法の使い手、初登場、その呪いとリチタとの関係~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、黒の暴牛アジトを操る「ヘンリー・レゴラント」について解説します。

 ヘンリーは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。

 作中に登場するまでヤミ団長以外誰もその存在を知らず、団員たちからはアジトの幽霊として噂されていた男です。

 本記事ではそんなヘンリーのプロフィールや強さ(魔法)、作中での活躍などを中心に解説してまいります。

「ブラッククローバー」ヘンリーのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)

年齢26歳(初登場時)
誕生日2月12日
身長190cm
血液型AB型
魔法属性組換
好きなもの小動物・黒の暴牛のみんなの団欒
出身地平界
声優斎賀みつき

 ヘンリー・レゴラントは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士です。

 ただし近づくだけで他者の魔力を吸収してしまう呪いに侵されていたため、他の団員たちには近づくことができず、元々その存在を知っていたのはヤミ団長だけ。

 他の団員たちからはアジトの幽霊ではと噂されていました(魔力を持たないアスタだけは話し相手になってやれと一足早く紹介されていた)。

 外見はボサボサの長い白髪が特徴の長身男性(後に短髪の爽やかなイケメンへ変貌)。

 人と会話をする機会が少なかった影響か、とても間延びした話し方をしています。

 マイペースですが仲間たちへの想いは人一倍強く、仲間のためなら命を投げ出すことも厭いません。

呪いにより死を待つばかりだった過去

 ヘンリーは黒の暴牛のアジトとなっている建物の元々の主です。

 他者の魔力を吸収する呪いにより呪いを制限する機能のある屋敷の中から出られず、身体が弱かったことで他者から魔力を吸収しなければ生きられなかったヘンリー。

 彼の世話をしていた両親もいつの間にかいなくなり、死を待つばかりとなっていたヘンリーの前に現れたのが、当時アジトを探していたヤミ団長でした。

 自分の死後、屋敷を譲ろうとしたヘンリーに対し、ヤミ団長は団員たちの魔力を分け与えることでヘンリーを生かすことを提案。

 自分は一度死に、生かされたと考えたヘンリーは、直接会ったこともない団員たちに深い親愛の情を抱くようになり、彼らのためなら命も惜しくないと考えるようになりました。


「ブラッククローバー」ヘンリーの強さ(魔法)

黒の暴牛のアジトを操る組換魔法

 ヘンリーの魔法は組換魔法。

 彼は黒の暴牛のアジトそのものをロボへと変形させ、自在に操ることができます。

<組換魔法>

黒の暴れ牛号
黒の暴牛のアジトを巨大ロボに変形させて操る魔法。
普段から吸収し蓄えた団員の魔力を使用して発動する。
建物を修復することも出来るが多量の魔力を必要とする。

 組換魔法は日頃から自分が慣れ親しみ、魔力を注いでいるものを使役することで絶大な効力を発揮するタイプの魔法で、生まれてずっとアジトと共にあったヘンリーとの相性は抜群。

 マナスクリューやらマナロケットパンチやら、圧倒的な質量攻撃で敵を圧し潰します。

 ある程度以上の強さを持つ敵には通用しませんが、黒の暴れ牛号は団員たちの移動手段としても活躍するので腐ることがありません。

ゴードンとのコンビで呪いを克服

 無差別に周囲の魔力を吸収してしまうヘンリーは、その呪いを抑制するアジトの外では魔力吸収のタガが外れてしまいます。

 その為、彼は基本的にアジトから出ることができませんでした。

 しかし黒の暴牛の仲間で呪いの専門家であるゴードンとのコンビで、後にその問題を克服。

 ゴードンの毒呪詛魔法「呪人の隣人」により呪いの対象をコントロールすることが可能となり、ヘンリーの魔力吸収体質は敵へのデバフ魔法として効果を発揮するようになりました。


「ブラッククローバー」ヘンリーとリチタ

 作中でヘンリーと似ているとされているのが、アスタの母・リチタです。

 リチタもヘンリーと同様、無意識に周囲の魔力を奪う体質の持ち主のため、人と共に暮らせず孤独に生きていました。

 ただリチタの魔力吸収は先天的な体質であるのに対し、ヘンリーの魔力吸収は魔力なしでは生命活動を維持できない彼が生き延びるために与えられた呪い。

 似てはいますが本質的には別物。

 その効力もヘンリーの方がより制御が効かず、凶悪なものとなっています。

 また体質こそ似ていますが、二人の間に特に繋がりを示すような情報は作中では出てきていません。

「ブラッククローバー」ヘンリーの活躍(初登場)

 ヘンリーの初登場は原作139話のラスト。

 白夜の魔眼のサリーらの襲撃を受けた黒の暴牛のアジト。

 残っていたのはゴーシュ、ゴードン、グレイの3人のみで彼らは強敵相手に追い詰められてしまいます。

 そこを救ったのが、アジトのどこからか現れたヘンリー。

 彼は黒の暴れ牛号を起動させ、その圧倒的な破壊力で白夜の魔眼を追い払うことに成功したのでした。

 

 その後は団員たちと行動を共にするようになったヘンリー。

 皆が決戦に赴く際には黒の暴れ牛号が移動手段として活躍するようになります。

 またエルフ化したゴーシュとの戦いでは魔力吸収体質を利用してその動きを止めてアシスト。

 スペード王国でのモリスとの戦いではゴードンとのコンビでモリスの魔力を吸収。

 対ルチフェロ戦では城をアジトとすることで時間を稼ぐなど、総力戦においていつも良い働きをしています。



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