今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、不気味で不遇なシャイボーイ「ゴードン・アグリッパ」について解説します。
ゴードンは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
一見するとアダムスファミリーのようなパンダ顔をした不気味な男ですが、その正体は友達が欲しいけど口に出せない極度のコミュ障。
作中ではしばしば存在を忘れられ、イベント時には留守番役となることが多い不遇な男です。
本記事ではそんなゴードンのプロフィールや強さ(能力)、家族関係などを中心に解説してまいります。
「ブラッククローバー」ゴードンのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 26歳(初登場時) |
誕生日 | 1月13日 |
身長 | 187cm |
血液型 | O型 |
魔法属性 | 毒(呪術) |
好きなもの | 趣味の悪い人形コレクション、苺のショートケーキ |
出身地 | 不明 |
声優 | 松田健一郎 |
ゴードン・アグリッパは魔法騎士団「黒の暴牛」に所属するアスタたちの先輩魔導士。
呪詛魔導士の名門アグリッパ家に生まれた呪術魔法のエキスパートです。
真っ白な顔に黒縁目のパンダ顔という不気味な見た目をしており、誰にともなく小声でブツブツ呟く様はまさに怪人物。
登場当初は「黒の暴牛」内でもコミュニケーション不可の奇人として距離を置かれていました。
しかしその正体は友達が欲しいのに口に出せない重度のコミュ障。
仲間の人形を作ってコレクションするなど、言動がストーカー染みててキモイことを除けば仲間想いで心優しい男です。
雑に留守番役ばかりを任される不遇な男
ゴードンは特に作中序盤においては出番が少なく、留守番ばかりさせられていました。
しかもその理由は非常に雑。
・海底神殿は日光が苦手で不参加。
・星果祭は誘われたけどハードルが高くて行けなかった。
・ロイヤルナイツ試験は存在も知らされなかった。
本人的には皆と仲良くなるために行けばよかったと後悔しているようですが、多分行っても緊張してまともに喋れずじまいで終わっていたでしょうね。
「ブラッククローバー」ゴードンの強さ(能力)
凶悪な毒魔法(呪術)の使い手
ゴードンは呪術のエキスパートです。
少しややこしいですが、呪術というのは魔法属性ではなく魔法のアウトプット形態の一つ。
ゴードンの生来の魔法属性は「毒」で、生来の魔法属性に呪詛の力を加えた魔法を呪術魔法、その使い手を呪詛魔導士と呼ぶようです。
作中で使用した魔法は次の通り。
<毒魔法>
禁じられた果実(ファーボーテン・オープスト)
球体の毒の塊をぶつける攻撃魔法。
紫の傘(ヴァイオレット・シルム)
毒の塊を傘のように広げてぶつける魔法。
<毒呪詛魔法>
寝起きの穴熊(アオフヴァッヘン・ダクス)
穴熊を象った毒呪詛が襲い掛かる攻撃魔法。
毒雲の棲家(どくぐものすみか)
広範囲に広がる毒呪詛の雲。
<毒呪詛魔法>
呪人の隣人(じゅじんのりんじん)
触れた人間の呪いをコントロールする魔法。
作中ではヘンリーの周囲の魔力を吸収する呪いの対象を特定の敵に変え、デバフ魔法として使われていた。
実力的には「黒の暴牛」最弱説も?
作中での戦闘シーンは多くなく、普段の言動もあってあまり強いイメージのないゴードン。
ファンの間で行われる強さ論議では、「黒の暴牛」最弱に位置付けられることも少なくありません。
ゴードンの使う毒(呪詛)魔法は生物に対しては極めて有効な魔法ですが、魔法同士の打ち合いとなると不利。
要は一般的な対魔導士戦に向いていないんですよね。
ただ、遠距離戦ではなく近距離肉弾戦をメインに戦う敵が相手であれば、彼の毒(呪詛)魔法は極めて有効に作用するはず。
弱いというより、相性差が激しいと表現した方が適切でしょうね。
「ブラッククローバー」ゴードンの家族
ゴードンが生まれたアグリッパ家は呪詛魔法の名門です。
ゴードンはそれを人を呪うことを生業とした忌まわしい家だとし、家族から期待されながらも家を継ぐことを拒否していました。
ただ、実際のアグリッパ一族はゴードンの父の代から呪詛の研究を医療方向に転換し、今は治療魔導士として活動中。
コミュニケーション不足のため当初ゴードンはそのことを知らずにいましたが、ヤミ団長に禁術の呪いについて聞いてくるよう頼まれたことが切っ掛けで家族への誤解を解きます。
そしてその後は、仲間たちの力になるため、実家で呪詛魔法の修行を積むことに。
ちなみにアグリッパ家は現在、ゴードンを除いて父、母、祖母、妹の4人家族。
直接一族の血を引いていないはずの母親を含め、全員がゴードン同様のパンダ顔をしていました。
この顔が素顔なのかメイクなのかは今のところ分かっていません。
「ブラッククローバー」ゴードンとゴーシュ
当初ほとんど出番がなく、影が薄いままだったゴードンですが、彼は友達を作るべく虎視眈々と機会をうかがっていました。
彼の最初のターゲットはゴーシュ。
シスコンですが比較的静かなゴーシュは、ゴードンにとって話しかけやすい相手だったようです。
アスタの呪いの治療法を探す際には、ゴーシュと共に王立図書館で調べ物をして接近。
そしてゴーシュ、グレイと共に留守番役を任された際には、距離を縮めようと自作の「黒の暴牛人形」の存在をカミングアウトし、2人をドン引きさせていました。
ただ、ゴーシュもゴードンが皆と仲良くなりたいだけだということは理解しており「顔がコワイ」と苦言(?)を呈しつつも、拒絶することはありません。
非常に不器用ではありますが、ゴーシュやアスタを切っ掛けに、ゴードンも徐々にコミュニケーションが取れるようになっている印象がありますね。
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