「ブラッククローバー」リーベ~アスタの魔導書に宿る反魔法の悪魔、その正体と過去(リチタ)、強さなど~

 今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、五つ葉の魔導書に宿る悪魔「リーベ」について解説します。

 リーベとは主人公・アスタの魔導書に宿り、彼に反魔法の力を与えていた悪魔。

 当初はアスタの肉体を乗っ取ろうとしていましたが、従魔の儀を経てアスタと対等の契約を結び、彼の相棒として共に戦っていくことになります。

 本記事ではリーベのプロフィールと能力、彼が反魔法の力を得るに至った過去を中心に、その正体について深掘りしてまいります。

「ブラッククローバー」リーベのプロフィール

基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、声優など)

年齢17歳(人間で言えば、初登場時)
誕生日10月5日(リチタと出会った日)
身長156cm
血液型
魔法属性
好きなものリチタ、リチタが作った料理
出身地冥府
声優岡本信彦(封印時:松田健一郎)

 リーベとは主人公・アスタが持つ五つ葉の魔導書に宿る悪魔。

 アスタに反魔法の力を貸し与えていた存在です。

 当初はアスタの精神世界でのみ登場し、アスタがピンチの際に現れて彼の肉体を乗っ取ろうとしていました。

 悪魔でありながら悪魔に対して強烈な憎悪を抱いており、物語が進むにつれ、悪魔と戦うアスタに積極的に力を貸すようになっていきます。

ナハトとの従魔の儀を経てアスタの相棒となる

 リーベが本格的に登場したのはスペード王国編。

 アスタが黒の暴牛の副団長ナハトと悪魔の力を完全に掌握すべく挑んだ従魔の儀において、初めてリーベは現実世界に姿を現しました。

 リーベの力を完全に自分のものにするため、魔法抜きでリーベと戦うアスタ。

 アスタが圧倒的に不利かと思われましたが、リーベの反魔法の力は魔力を持たないアスタには意味がなく、アスタは鍛えた肉体と技で見事にリーベを打ち破ります。

 本来は勝利したアスタが、リーベに対し完全優位の契約を結ぶのが従魔の儀の流れでしたが、アスタはリーベに、

「オレと友達になろうぜ」

 と対等の契約を結ぶことを提案。

 リーベはその手をとり、アスタの本当の相棒となったのです。


「ブラッククローバー」リーベの正体(リチタとの過去)

魔力を持たない最下級の悪魔

 リーベは元々、反魔法の力どころか魔力すら持たない最下級の悪魔として冥府に生まれました。

 悪魔の世界は魔力の強さこそが全て。

 上位の悪魔が下位の悪魔を暇つぶしのために虐げる世界で、魔力を持たないリーベは生き地獄のような日々を過ごしていました。

 そんなある日、虫の居所が悪かった上位悪魔に冥府の門に向かってぶん投げられてしまうリーベ。

 門にぶつかってバラバラになるかと思われましたが、リーベは魔力を持たなかったお陰か冥府の門を通り抜け、思いがけず現世に出ることになります。

 しかしそこでも魔力を持たず非力なリーベは人間たちに追い立てられ、とうとう倒れて動けなくなってしまいました。

 そんなリーベを救ったのがリチタという人間の女性でした。

リチタと出会い幸福な日々を過ごす、が……

 リチタは近くにいる者の魔力や生命力を奪ってしまう体質のため、村を外れた場所でたった一人で生きていました。

 リチタは悪魔であるリーベを怖がることなく、それどころか一緒にいても魔力や生命力も吸われないリーベを気に入り、自分の子供として育てることを決めます。

「その人間はオレの世界を変えた」

 リチタと共に幸福な日々を過ごすリーベ。

 しかしそんなある日、リーベの身に突如異変が起こります。

 人間と契約することなく現世に存在しているリーベに目を付け、リーベの肉体を乗っ取って現世に顕現しようとした最上位悪魔ルチフェロ。

 リーベを守るためルチフェロから魔力を吸って追い払おうとしたリチタでしたが、ルチフェロの反撃で致命傷を負ってしまいます。

 瀕死のリチタはルチフェロからリーベを守るため、持っていた五つ葉の魔導書にリーベを封じることに。

「生きて……ね……リーベ……!」
「私の愛する息子-……!」

 リチタを失ったリーベは一層悪魔を憎むようになり、ルチフェロを始めとした悪魔を皆殺しにすると誓ったのです。


「ブラッククローバー」リーベの強さ

 基本的に悪魔としてのリーベは弱いです。

 通常、悪魔は下級であっても上位魔導士と互角の力を有していますが、魔力を持たないリーベは本当に並の人間並みの力しかもっていません。

 リヒトの五つ葉の魔導書に封じられたことで反魔法の力を手にし、魔力に対する優位こそ獲得していますが、フィジカルで攻められたら手も足もでないのが実態。

 実際に、従魔の儀では魔力を持たず、しかも片腕のアスタにあっさり敗北していますから、反魔法という能力の特殊性はあっても、リーベ自体は決して強い悪魔ではないのです。

 ……まあ、フィジカルがモヤシで戦闘経験がほとんどないアスタと考えればわかりやすいですかね。

「ブラッククローバー」リーベと反魔法

 リーベの反魔法は生来の能力ではなく、彼が魔導書に封じられ、魔導書の中で悪魔を呪い続けた果てに覚醒した力です。

 あらゆる魔法・魔力を無効化する反魔法は、まさしく圧倒的な魔力を持つ悪魔達の天敵。

 魔導士相手であれば魔法を打ち消すだけですが、魔力で現世に顕現する悪魔に対しては、文字通り一撃必殺の力となります。

 ただしリーベ本人は依り代なしに現世で力を振るうことはかなわず、普段アスタが使っている反魔法の力はリーベの力の上澄みでしかありません。

 完全な反魔法の力は、悪魔同化(ユナイト)によりアスタと融合し、彼に力を貸し与えた場合にのみ(5分間限定で)発揮することができます。



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