今回は「ジャンプ＋」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、真面目な学級委員長「佐脇 凛（さわき りん）」について解説します。
佐脇凛は主人公のオカルン（高倉健）と同じクラスの学級委員長。
真面目で正義感の強いごく普通の少女でしたが、オカルンのゴールデンボールが切っ掛けで霊力に目覚め、オカルト事案に巻き込まれていくことになります。
卓越した歌唱力や磨けば光りそうな容姿など意外に高スペックな委員長。
本記事ではそんな佐脇凛のプロフィールや過去、守護霊と化したオンブスマンとの関係などを中心に解説してまいります。
「ダンダダン」佐脇凛（委員長）のプロフィール
引用元：林士平
基本プロフィール
佐脇凛は主人公のオカルン（高倉健）と同じクラスに所属する女子生徒であり学級委員長。
外見はおさげ髪に眼鏡の地味な少女で、いかにも磨けば光りそうな雰囲気を漂わせています。
性格は真面目で正義感が強く、登場当初はオカルンがギャル系のモモ（綾瀬桃）に絡まれているのだと誤解し、モモたちからオカルンをガードしていました。
ただし根っこの部分は妄想好きなムッツリ女子。
密かにラノベ作家を目指しているそうです。
作中ではオカルンのゴールデンボールを拾ったことが切っ掛けで霊力に目覚め、オカルト事案に巻き込まれていくことになります。
ヤングケアラーの苦労人
佐脇凛（委員長）はヤングケアラーの苦労人です。
幼い頃に父が亡くなり、母と父方の祖母との三人暮らし。
母は仕事で忙しくしていたため、動けない祖母の介護は彼女の仕事でした。
過去回想では小学三年生の時には既に祖母のために介護食を準備し、炊事洗濯までこなしています。
佐脇凛（委員長）は自分たちのために必死に働いてくれている母に心から感謝しており、その境遇に決して文句を言うことはありませんでした。
「ダンダダン」佐脇凛（委員長）とオカルン（高倉健）
佐脇凛（委員長）はハッキリ明言されているわけではありませんが、主人公のオカルンに好意を抱いているフシがあります。
モモからオカルンを庇おうとしたのもその流れですね。
元々、オカルンのことは真面目で誠実な人間だと好感を抱いていたようですが、ハッキリ意識するようになった切っ掛けはオカルンの玉を拾って霊力に目覚めてから。
霊力に目覚めた彼女は、オカルンに宿ったターボババアの力が見えており、時折オカルンがイケメン吸血鬼（ヴァンパイア）に見えていたのです。
作中ではイケメン吸血鬼のオカルンに色々イタされてしまう妄想を爆発させていました。
ただ、まねき猫姿のターボババアにも同じような妄想を繰り広げていたので、実のところ妄想のおかずさえ得られれば相手は何でもよいのではという気がしなくもありません。
「ダンダダン」佐脇凛（委員長）とオンブスマン
佐脇凛（委員長）はオンブスマンという妖怪に憑りつかれていました。
憑りつかれていたのはかなり昔からですが、霊力に目覚めたことでそれを意識するようになった形です。
オンブスマンとは昔は「子泣きジジイ」と呼ばれていた妖怪。
幼くして亡くなった子供の霊が愛情を求めて人の背中に乗っかってくるというもので、愛情をもって接していればちゃんと成仏させてやれますが、その霊を遠ざけようとすると憎しみが膨れ上がり憑りついた人間を圧し潰してしまいます。
重力を操り他の悪霊を引き寄せて大きくなるのですが、オンブスマン自身に悪意はなく、それをコントロールできないのが厄介なところですね。
そして佐脇凛（委員長）に憑りついていたオンブスマンの元となった霊は、小学校の頃の友人、川番河舞（かわばんが まい）でした。
「ダンダダン」佐脇凛（委員長）の過去
佐脇凛（委員長）がオンブスマンに憑りつかれた切っ掛けは、小学校の頃の事故。
とても歌が上手だった佐脇凛（委員長）は、同級生の少女たちに一緒にアイドルを目指そうと誘われ、ジュニアアイドルオーディションを受けようと約束します。
しかしオーディション日当日は母に仕事が入ってしまい、ヤングケアラーだった佐脇凛（委員長）は祖母の世話をしなくてはいけません。
同級生たちにオーディションには行けないと告げるのですが、そこで些細なすれ違いから言い争いになり、彼女たちの関係は決裂してしまいます。
しかしオーディション当日、同級生の母から娘が「凛ちゃんがいないとダメ」だと動けなくなってしまったので、一緒にオーディションを受けてくれないかとの電話が。
祖母の後押しもありオーディションを受けることにした佐脇凛（委員長）。
しかし同級生とその母親が車で彼女を迎えに途中、事故を起こして命を落としてしまいます。
その同級生こそが、オンブスマンとなった川番河舞でした。
「ダンダダン」佐脇凛（委員長）の能力（歌・重力）
モモやオカルン、星子たちの助けによりオンブスマンの未練を晴らすことに成功した佐脇凛（委員長）。
しかしオンブスマンだった川番河舞は成仏しておらず、守護霊となって引き続き佐脇凛（委員長）に憑りついています。
亀と兎が合体した「さくらももこ」っぽい画風のキュートな守護霊。
守護霊は佐脇凛（委員長）がアイドルになるのを見届けるつもりで、かなり強引にアイドルになるよう圧力をかけてきています。
展開的にはアクさらと合体したアイラ、邪視を宿したジジと同じ。
いずれ何らかの能力に目覚めることは分かっていましたが、158話でついに守護霊が暴走。
佐脇凛（委員長）を無理やりアイドルに変身させ、歌で重力を操る能力を与えてしまいました。
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