今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、魔法が全てを司る世界にあって魔力を持たない主人公「アスタ」について解説します。
アスタは孤児出身でありながら、最強の魔法騎士「魔法帝」を目指す熱血主人公。
魔力を持たないかわりに、魔法を打ち消す反魔法の剣と筋肉で闘う肉体派で、作中では悪魔化(ブラックアスタ・悪魔同化)など新たな力を手に入れ大きくパワーアップを遂げています。
本記事ではアスタのプロフィールや強さ(能力)、未だ明かされぬ父親や彼の正体について語っていこうと思います。
「ブラッククローバー」アスタのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 15歳(初登場時) |
誕生日 | 10月4日(拾われた日) |
身長 | 155cm |
血液型 | A型 |
魔法属性 | ー |
好きなもの | シスター・リリー |
出身地 | ハージ村 |
声優 | 梶原岳人(幼少期:藤田奈央) |
アスタは最強の魔法騎士「魔法帝」になることを夢み、魔法騎士団の中でも問題児揃いとされる「黒の暴牛」に入団した本作の主人公。
孤児であり、同じ境遇のユノとともにハージ村の教会で育てられました。
外見は白髪の小柄な少年(ハート王国での修行後は鍛えすぎで筋肉が追加されます)。
とにかく明るく前向きな熱血漢で、何があろうと決して挫けることのない典型的な主人公キャラと言えるでしょう。
魔法が全てを司る世界にあって、全く魔力を持たない異端児。
アスタの魔法帝になるという夢は、血統と魔力が重視されるこの世界で、自分のように生まれが悪く魔力がない(少ない)者たちの希望となり、互いに認め合い笑って生きていける世界を作りたいという想いからきています。
ノエルやミモザら女性陣からモテモテだが、本人はシスター一筋
アスタは主人公らしく、ノエルやミモザを筆頭に次々と女性陣から好意を寄せられています。
ノエルはツンデレだったり、ミモザは奥手だったりで、直接的に好意を伝えられているわけではないので、アスタ本人は全く気付いていませんけどね。
一方、アスタ本人は自分を育ててくれたシスター・リリーに想いを寄せており、何度も告白(というかプロポーズ)を繰り返していますが、こちらは全く相手にされていません。
18歳になって一等上級魔法騎士に昇格し、アスタはシスターに最後に告白をしますが、やはりフラれてしまっていました。
「ブラッククローバー」アスタの強さ(剣・悪魔化)
悪魔が宿るとされる5つ葉のクローバーの魔導書
15歳の時、魔導書の授与式で魔導書に選ばれなかったアスタですが、その直後のゴロツキとの争いの中で5つ葉のクローバーの魔導書を手にします。
通常、魔導書に描かれるクローバーの葉は3枚で、それぞれに「誠実」「希望」「愛」が秘められており、伝説とされる4枚目の葉には「幸運」が宿ると言われています。
そして5枚目の葉には悪魔が棲むと。
この5つ葉の魔導書を手にしたことで、アスタは魔力を打ち消す剣(後述)を呼び出す力を獲得し、魔力を持たない魔法使いとなったのです。
アスタの剣は元々エルフの長リヒトが使っていた魔法剣
アスタの持つ5つ葉の魔導書には魔法を無効化する剣を呼び出す力があります。
その刃はあらゆる魔法を切り裂き、剣脊は魔法を弾き返す力を宿しており、今のところアスタが呼び出せる剣は次の通りとなっています。
断魔
アスタが最初に呼び出した剣で、鉄塊そのものの巨大な大剣。
とにかく重くて怪力のアスタぐらいしかまともに持てない。
宿魔
ダンジョン攻略時に手に入れたやや細身の剣。
他人の魔力を吸収して斬撃として放つ能力がある。
滅魔
リヒトとの戦いで手にした先端が丸みを帯びた形の剣。
因果を断ち、魔法を受けたという事実そのものを根本から無かったことにできる。
斬魔
漆黒の三極性との戦いの中、ヤミの刀を取り込んだことで生まれた剣。
斬りたいものだけを選んで斬ることができる。
これらの剣は元々は数百年前に滅んだとされるエルフ族の長・リヒトが使っていた魔法剣の成れの果てであることが判明しています。
そしてそれを本来の使い手でないアスタが使えるのは、魔力を全く持たないがためのバグのようなもの、ということです。
悪魔化(ブラックアスタ・悪魔同化)と悪魔リーベ(反魔法)
アスタの魔導書の剣が持つ魔法を打ち消す力は「反魔法」と呼ばれ、その力は魔導書に宿る悪魔・リーベに由来します。
リーベは元々最下級の悪魔でしたが、悪魔への恨みから反魔法に覚醒した特殊な悪魔。
アスタはそのリーベから流れ出る反魔法の力を全身に巡らせることで新たな力を手に入れています。
ブラックアスタ
アスタが反魔法の力を全身に巡らせた強化状態。
発動時は右半身に黒い紋様が浮かび上がり、ツノや翼など悪魔のような姿になる。
単純な出力の上昇に加え、魔力を自動追尾して高速で移動することも可能。
このブラックアスタの状態はリーベから漏れ出る悪魔の力を使っているだけで、悪魔憑きとしては初歩の技術。
後にアスタはより完全な悪魔化を習得しています。
悪魔同化(ユナイト)
リーベと完全に融合した状態で、ブラックアスタの完全版。
変身は全身に及び、悪魔のような黒い外装がアスタを覆う。
出力は桁外れだが、今のところ変身時間は5分が限界。
日ノ国での修行を経てさらに成長(絶天)
アスタはルシウスに飛ばされた日ノ国で修業を積み、さらなるパワーアップを遂げています。
ここで手に入れたのが新たな技術「絶天」。
絶天
魔導士たちが魔力(妖力)を出力する際、無意識に使用している「氣」を意図的に高精度で行う技法。
マナスキンの放出版とも言える技法で、これを使いこなせば瞬間的に極めて高威力の攻撃を放てるようになる。
更に、この絶天を習得したことで魔力(=反魔法の力)操作技術は更に向上。
「反魔法」のモノに宿るという性質を利用し、今のところ親しい仲間限定ですが、自身の反魔法の力を周囲に貸し与えることができるようになっています。
「ブラッククローバー」アスタの母親は?
孤児であるアスタですが、回想シーンにおいて彼の母親がどういった存在だったかが判明しています。
アスタの母の名はリチタ。
彼女は生まれつき他者の生命力や魔力を奪ってしまう体質だったため、周囲から疎まれ孤独に暮らしていました。
アスタを教会に預けたのも、やむを得ない事情があったようです。
そして悪魔・リーベが上位悪魔の気まぐれで現世に飛ばされた際、リーベを保護したのがこのリチタ。
リチタとリーベは孤独な者同士、寄り添いながら生きていましたが、リーベを依り代に現世に顕現しようとした悪魔ルチフェロからリーベを守り、リチタは命を落としてしまっています。
この時、リチタはリーベを守るために彼を(リヒトのものだった)魔導書に封じており、それが時を超えてアスタの元に現れ、アスタを守ることになったわけです。
「ブラッククローバー」アスタの父親は(アスタの正体)?
アスタの父親については今のところ何も情報がありません。
リチタが孤独に暮らしていたことから、早くに亡くなってしまったか、あるいはリチタと一緒に居られない立場の存在だったか。
説の一つに王族説がありますが、個人的にこれは可能性が低いと思っています。
ユノが王族だったことに対応したものと思われますが、アスタが実は王族だったとしたら「生まれが悪く魔力も持たない」少年が魔法帝を目指すという物語の根幹がブレてしまいますからね。
エルフ説も話題に上がっており、これはリヒトの魔導書を受け継いでいること(リチタは偶然拾ったと言っていたが?)を根拠としています。
ただ、リヒトの魔導書と血縁によって繋がったわけでないことは分かっていますから(魔力がないことによるバグ)、こちらも可能性は低いでしょうね。
魔女王がアスタを「オマエは特別でも何でも無い、だからこそ特別な存在たりうる」と評していたことからすると、結局ただの一般人と言う可能性も十分にあります。
悪魔、魔人説もありますが、アスタの反魔法がリーベ由来である以上、特に根拠があるわけではありません……が。
331話で魔法帝ユリウスの正体が悪魔アスタロトであることが判明しており、アスタの名前が悪魔アスタロト由来であると噂されていることを考えると……
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