今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」の主人公の一人にして最弱、持たざるメガネと呼ばれる男「三雲 修(みくも おさむ)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
三雲修は読者から「弱すぎ」と呆れられつつも、人気投票では常にトップを占めるザ・主人公。果たして彼の魅力はどこにあるのか、その活躍、名言とともに語っていきます。
ワールドトリガー、三雲修のプロフィール(声優含む)
人気投票不動の1位! うざいという意見もあるが……
ボジション | シューター(玉狛第二部隊隊長) |
年齢 | 15歳 |
誕生日 | 5月25日 |
身長 | 168cm |
血液型 | A型 |
星座 | うさぎ座 |
職業 | 中学生 |
好きなもの | 親の手料理、橋 |
声優 | 梶裕貴 |
三雲修は玉狛第二の隊長でありシューターです。
しかし実は修は物語開始当初はボーダーの正隊員ではなく、C級隊員と呼ばれる訓練生でしかありませんでした。
その理由は単純に弱いから。
才能、経験、技術、あらゆる面で弱い「持たざるメガネ」と呼ばれる主人公、それが三雲修です。
しかし持たざる者であろうとも、内面は非常に正義感が強く、頑固で一度決めたことは決して曲げない主人公キャラ。
大切な人を守り、取り戻すために、自分自身がすべきだと思ったことから決して逃げないその強さが、このワールドトリガーという物語を前に動かしていくことになります。
普通こういうキャラクターはウザいと嫌われやすいのですが、ワールドトリガーは修を含め比較的キャラクターに対するアンチが少なめ(それでもそこそこいますけど)。
これもキャラクターの背景を丁寧に作者が描いているからこそ、でしょうね。
持たざるメガネ……というか元々メガネがメイン
修は作者曰く「初期設定に『メガネ』とだけ書いてあった一点突破キャラ」。
持たざるメガネどころか、むしろメガネが本体だったわけですね。
名前や名字より「メガネ」「メガネくん」と呼ばれることが多く、ある意味非常に失礼な扱いを受けてはいますが、それについては修自身、自分が周囲にメガネ呼ばわりされることを、ごく当然のことだと受け止めているようです。
ちなみにメガネを外すと多少イケメン度合いが上昇しますが、ほとんどの人に修だと認識されなくなってしまいます。
口癖は「な……!」。
かなりの高確率で頬に汗をかいており、冷や汗をかいていない修を集めると抽選で金の修と交換できるのだとか(悪ふざけが過ぎるぞ、作者w)
ワールドトリガー、三雲修は弱い? 覚醒イベントも無し?
ボーダー最弱の男? 実はコネ入隊?
トリオン | 2 |
攻撃 | 3 |
防御・援護 | 4 |
機動 | 4 |
技術 | 5 |
射程 | 4 |
指揮 | 6 |
特殊戦術 | 4 |
合計 | 32 |
これが修のパラメーターです。
見ての通り弱い。とにかく弱い。特にトリオン量の値が低く、本来であればボーダー隊員になれるような能力ではありません。
それもそのはず、そもそも修はボーダーの入隊試験に、才能がないという理由で一度落とされています。
その後、基地に不法侵入して直談判しようとしたところを(おいおい)、S級隊員である迅と出会い、迅の口添えでボーダーに辛うじて入隊できたというありさま。
つまり実力ではなくコネで入隊したということすね。(ちなみに、同じくコネで入隊したボンボンの唯我にさえ負け越すのですから、その弱さはもはや名人芸)
その後修も、適切な指導を受け、少しずつ、本当に少しずつ成長していくのですが、やはり才能に欠けるのか、その歩みはカメのごとくゆっくりとしたもの。
A級隊員の烏丸、出水といったそうそうたる面子に指導を受けて、少しずつ実力と自信をつけ、これからというところであっさりと敗北。
それも当然、他のもっと才能のある隊員たちが同じように努力しているのですから、才能のない修が努力しても勝てるわけがありませんね。
個人ではなく隊長としての成長(覚醒無し)、二宮打倒の大金星
しかし修はそこで折れることはありませんでした。
自分が強くなるのではなく仲間を活かす戦い方を覚え、隊長として隊に有力な仲間を引き入れ、現実的に自分たちが勝つための条件を整えていきます。
そしてB級ランク戦のラストでは、ボーダーで個人総合2位の実力者、二宮さんを仲間と連携して自らが倒すことに成功します。
修自身の戦闘能力は相変わらず低く、覚醒イベントなんてものも存在しませんでした。
それでも、自分の持てる手札で勝負し、勝ちをもぎ取ったその姿は、まぎれもない主人公であり、一人前の戦士でした。
ワールドトリガー、三雲修の活躍(名言、対人関係)
その数々の名言
修は自分が弱いことを自覚しています。
それを受け入れた上で、決して自分を曲げないと決めています。その在り様はある意味で最強であり、作中でも数々の名言となって表れています。
「ぼくがそうするべきだと思ってるからだ!」
自分を虐めていた人間を助けるために走り出した、修の言葉です。
多分、彼の在り方がもっとも良く表れた言葉ですよね。
「自分が『そうするべき』と思ったことから一度でも逃げたら」
「きっと本当に戦わなきゃいけない時にも逃げるようになる」
先ほどの言葉の裏にある、修の思いです。
こういうことをさらっと言えるから……主人公なんですよねぇ。
「ぼくはヒーローじゃない」
「誰もが納得するような結果は出せない」
「ただその時やるべきことを後悔しないようにやるだけです」
ネイバー襲撃の被害を自分の責任にされ、マスコミに追及された時、真っ向から言い返した言葉です。
ある意味開き直りですが、それでも自分が向き合うべき現実から決して逃げない、修にしか言えない言葉ですよね。
キワモノばかりを狙って落としていくスタイル(菊地原、唯我、香取?)
そして修と言えば、その独特な人間関係を抜きに語ることはできません。
一言で言えば修は変わった人間にばかり目を付けられているのです。
同じく主人公の遊真を惹きつけるのは良いです。ひねくれ者ですが、根はまっとうな風間隊の菊地原に気に入られているのもまだ理解できます。
しかしボンボンコネ入隊の唯我に気に入られているのはどうなのか……(同じコネ入隊の臭いを唯我が察したか?)。
さらには香取葉子。香取には、初対面から徹底的に敵意をぶつけられていますが、美少女に睨まれるなんてただのフラグ。
しかも遠征選抜試験では香取と閉鎖空間で一週間も共同生活……本当に、このまま香取ルートを突っ走る気か?
コメント