今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ガロプラの遠征部隊の副隊長「コスケロ」について解説します。
コスケロはボーダーを襲撃したガロプラ遠征部隊の一員。
遠征部隊の中では決して目立つ存在ではありませんが、敵の足止めや攪乱、落ちこんだ部下のフォローまでさらりとこなすデキる男です。
ワールドトリガーらしい、個人として以上にチームの一員としてこそ活きる存在。
本記事ではそんなコスケロのプロフィールや強さ、作中での活躍を中心に解説してまいります。
ワールドトリガー、コスケロのプロフィール(声優含む)
隠れスポ根キノコ副隊長
所属 | ガロプラ |
年齢 | 28歳 |
誕生日 | 4月5日 |
身長 | 191cm |
血液型 | 不明 |
星座 | はやぶさ座 |
職業 | 不明 |
好きなもの | 鶏肉・チーズ・パン・読書 |
声優 | 津田健次郎 |
コスケロは神の国アフトクラトルの属国ガロプラから玄界(地球)に送り込まれた遠征部隊の副隊長。
キノコのような髪型と長いもみあげが特徴の大人の長身男性です。
天涯孤独で軍に拾われ、見習い・雑用から実力で遠征部隊の副隊長にまで上り詰めた隠れスポ根タイプの苦労人。
一方で常に冷静沈着で落ち着いた雰囲気を漂わせており、周囲への気遣いを忘れない部隊のフォロー役でもあります。
そのキャラクター故に遠征部隊の中では影が薄く、あまりにネタが無さ過ぎ過ぎたのかコミックスカバー裏のキャラクター紹介では葦原先生から「初登場でパンも食える」と意味不明な持ち上げられ方をしていました。
名前の由来はキテレツ大百科のコロ助
ガロプラの遠征部隊メンバーの名前は、藤子・F・不二雄先生の「キテレツ大百科」の登場人物の名前をもじってつけられています。
コスケロの元ネタはコロ助。
キテレツ大百科のマスコットでもあるカラクリ人形です。
見た目、性格、立ち位置と、名前以外全くコスケロとの共通点は見出せませんが、元ネタと共通点がないのは他のメンバーも一緒(王子→ブタゴリラ、ゴツイ隊長→トンガリ、キツイ紅一点→ベンゾーさん)。
恐らくは元ネタのイメージに引きずられないよう、わざと正反対のキャラクターにしているんでしょうね(なら何で元ネタにした、という疑問は残りますが)。
ワールドトリガー、コスケロの強さ
トリッキーな防御重視の立ち回り
トリオン | 9 |
攻撃 | 8 |
防御・援護 | 10 |
機動 | 7 |
技術 | 10 |
射程 | 3 |
指揮 | 8 |
特殊戦術 | 6 |
合計 | 61 |
これがコスケロのパラメーターです。
戦闘スタイルは防御重視の技巧派アタッカー。
弾丸トリガーは装備しておらず、右手のブレードと後述する液体シールド「黒壁(ニコキラ)」を駆使して戦っていました。
全体的にパラメーターがバランス良く高く、遠征部隊では隊長のガトリンに次ぐ実力の持ち主です。
作中では多勢に無勢な上、ブラックトリガーまで使われて敗北してしまいましたが、葦原先生からは1対1なら相当な猛者と評されていました。
その上で、対多数の立ち回りが上手く、指揮も出来ると、隙の無い実力者と言えるでしょう。
黒いドロドロでぶよぶよつるつる「黒壁(ニコキラ)」
ガロプラ遠征部隊のメンバーは、それぞれ一点物の特殊なトリガーを装備しています。
黒壁(ニコキラ)
ジェル状の液体を操るトリガー。
普段は左手にシールドのように纏わせているが、自在に変形させ遠隔操作することも可能。
この液体は触れたモノにまとわりつく性質があり、ブレードに触れれば斬れなくし、手に触れればモノを掴めなく、足に触れれば踏ん張れなくしてしまう。
直接的な攻撃力は無く、相手を無力化するタイプのトリガー。
ブレードに対しては防御手段として使用できますが、作中でコスケロが三輪の放った弾丸をトリオン兵を盾にして防御していたことを考えると、弾丸トリガーには弱いようです。
またトリオン以外の攻撃に対しても弱いらしく、作中では建物のガレキをぶつけられた黒壁が無力化されていました。
恐らくアレクトールのようにトリオン以外防げないというわけではなく、何にでもまとわりついてしまう性質があるため、物量で攻められると弱い、という意味でしょう。
弾丸トリガーを黒壁で防がなかったのも、防げないのではなく非効率だから(あるいは弾丸で黒壁を剥され弱点を見抜かれてしまうから)かもしれませんね。
ワールドトリガー、コスケロの活躍
A級三輪隊2名を相手に互角以上に渡り合う
ガロプラ遠征部隊の中では影の薄いコスケロですが、実はボーダー襲撃時には中々の活躍をしています。
隊長のガトリンから、レギーと共にトリオン兵を指揮して基地外にボーダー隊員を引きつけるよう指示されたコスケロ。
そこで彼は三輪隊の三輪と米屋の2名を1対2で相手取ることになります。
初見殺しの側面が強いトリガー「黒壁」とトリオン兵を駆使してA級隊員2名を相手に互角の戦いを繰り広げるコスケロ。
建物の中に仕込んでいた「黒壁」で奇襲を仕掛け、三輪たちをあと一歩のところまで追い詰めます。
しかしそれも三輪たちの作戦の内。
会話で動きを止められたコスケロは、迅の振るうブラックトリガー「風刃」の遠隔斬撃で倒されてしまいます。
A級2名に加え、ブラックトリガーの援護まであったんじゃ、流石に相手が悪いですよね。
ただこれだけの戦力を引き付けたという意味では、コスケロはきっちり自分の役割を果たしたと言えるでしょう。
落ち込む部下をさらりとフォロー
未来視のサイドエフェクトで襲撃が予知されていたこともあり、ボーダーへの襲撃に失敗したガロプラ遠征部隊。
襲撃後のミーティングで問題にされたのは、失敗それ自体より、追い詰められたレギーが民間人を狙う動きを見せたことです。
ガロプラは玄界(ミデン・地球)の恨みを買わないよう、予め民間人を狙わない方針を固めていました。
レギーは実際に民間人を襲うつもりはなく、あくまでフリだったのですが、相手がそう考えてくれるかどうかは別の話。
レギーはウェン・ソーに責められ、落ち込んでしまいます。
そこをさりげなくフォローして話を建設的な方向に戻したのがコスケロ。
レギーにトリオン兵の指揮を押し付けて負担をかけてしまったことを詫びることで、場をとりなしていました。
こういうフォロー役が1人いると、部隊がまとまって見えるからいいですよね。
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