今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、番小者の一人「段野ハナ」について解説します。
段野ハナはデラと組んで代々東村の番小者として働いている女性。
デラとは異なり東村に行ったことはなく、下界で雑用をこなしています。
東村関係のイザコザにはあまり興味がないものの、デラに巻き込まれ偽装夫婦役までさせられてしまう苦労人。
本記事ではそんな段野ハナのプロフィールや強さ(ツガイ)、デラとの関係を中心に解説してまいります。
「黄泉のツガイ」段野ハナのプロフィール
基本プロフィール
段野ハナはデラ(田寺リュウ)と組んで東村の番小者をしている女性。
本人は東村関係のゴタゴタにあまりかかわりたくないというスタンスですが、デラに巻き込まれる形で主人公のユルを引き取り、世話をすることになります。
外見はピンク色に染まった前髪が特徴の明るくタフそうな体育会系。
性格はサバサバしていて即物的。
現代社会の常識を知らず車を見て戸惑うユルたちに「中に馬が入っていてなんだかんだですごい速さで走る」と雑な嘘をついたりしています。
基本的に子供嫌いでユルを引き取ることには消極的でしたが、なんだかんだ面倒見は良く情に厚い女性(子供は嫌いだけど子供を利用する大人は死んでほしい派)。
ただケガをしたユルをみて病院代を心配したり、デラの異母弟ケンを引き取る際も彼の貯金を見て態度を変えたり、結構お金にうるさいタイプです。
下界で暮らす番小者「墓堀り」
段野ハナは「番小者」と呼ばれる東村の雑用係を代々担っている家系の女性。
現在はデラと組んで仕事をしていますが、彼女自身は親から仕事を受け継いだだけで東村に行ったことはなく、その役割について特に思い入れがあるわけではありません。
番小者の中でも、先祖代々受け継がれている山に表ざたにできない死体を埋葬する役割を担っており、東村関係者からは「墓堀り」の通称で呼ばれています。
「黄泉のツガイ」段野ハナの強さ
凶体育会系、東村関係でまともな奴はいない
段野ハナは東村関係者だけあって武闘派。
殺気もないままユルを後ろから絞め殺そうとしたり(あくまでフリ)、ツガイ相手にメリケンサックで殴りかかったり、十分に戦えるだけの白兵戦能力は持ち合わせてます。
まあ、そうでなければデラが彼女を巻き込むようなことはなかったでしょうしね。
作中では凶体育会系ジャージ族と紹介されており、銃器を好むデラとは異なりゴリゴリのステゴロタイプです。
ツガイ「前虎後狼」はハイテク情報収集役
段野ハナはツガイ使いですが、彼女のツガイ「前虎後狼」は戦闘向きではありません。
かわいい犬と猫のツガイで、名前は犬の方が「二狼」猫の方が「虎徹」。
追跡能力に長けており、一方が匂いなどで対象を追跡し、もう一方がその情報を主に伝える役割を担っています。
段野家に代々受け継がれてきたツガイで現代社会にしっかりと適応しており、その肉球でスマホやパソコンなども華麗に操作。
ツガイ間の情報伝達も主に電子機器を使って行っています。
「黄泉のツガイ」段野ハナとデラ
気の置けない相棒で偽装夫婦
段野ハナはデラの後輩であり番小者としての相棒役。
互いに気の置けない関係です。
作中ではユルを引き取って一緒に暮らす際、周囲に怪しまれないようデラと偽装夫婦になるはめに。
本人の好みはジェイソン・ステイサムだったので、その際にはものすごく嫌がっていました。
東村やユルやアサの事情にはあまり関わりたくないと考えていますが、なんだかんだ面倒見が良いので結局デラやユルに協力することに。
デラもその辺りを分かった上で頼っている印象があります。
恋愛感情は微妙
段野ハナとデラは年頃の男女で相棒ではありますが、恋愛感情に関しては微妙。
今のところ二人はそういう関係ではなく、デラは普通に女遊びなどもしています。
またハナも、デラは好みのタイプではありません。
デラに女遊びや隠し子疑惑が持ち上がった時は若干不機嫌になっていましたが、それは気になる異性に他の女の影がというより、単純に不誠実な男と、そんな男と偽装とはいいえ夫婦役をさせられているシチュエーションにムカついたという印象ですね。
ただ二人の境遇的に他に適当な相手もおらず、最終的にはなし崩し的にくっつきはするのでしょう。
コメント
はじめまして、禪院扇のところにコメントをしていました。是非ご覧になってほしいです。