今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、物語に登場するワード「番小者(つがいこもの)」について解説します。
番小者は代々下界で暮らしながら東村のサポートをしている者たち。
作中ではデラやハナが該当します。
ただ説明が曖昧で東村関係者の内どこまでが番小者に該当するのかはよく分かっていません。
本記事ではこの番小者の概要やメンバー、由来などを中心に解説してまいります。
「黄泉のツガイ」番小者とは?
引用元:『黄泉のツガイ』公式
番小者とは作中で登場する東村関係者の呼称の一つ。
東村は下界(=俗世)から隔離された山奥の隠れ里で、文明水準は戦国時代並。
番小者とは代々下界に暮らしながらそんな東村をサポートしてきた者たちです。
作中で明確にこの番小者に該当するとされているのは田寺リュウ(デラ)と段野ハナの二人。
デラが下界での物資調達と連絡係、段野ハナは下界での雑用を担っているそうです。
この二人は先代から役目を受け継いだだけで詳しい事情は聞かされておらず、段野ハナに至っては実際に東村に行ったことさえありません。
また作中の登場人物の発言から、番小者は必ずしもツガイ使いであるとは限らないようです(実際には確認できている関係者はツガイ使いばかりですが)。
「黄泉のツガイ」番小者の名前の由来
番小者とはこの作品独自の造語です。
「小者」というのが元々身分の低い奉公人や雑用係を示す言葉。
そこに一対を意味する「番(つがい)」をくっつけたものと思われます。
田寺リュウ(デラ)と段野ハナだけでなく、その親世代もコンビを組んで番小者のお役目を果たしていたようなので、名言はされていませんが番小者は二人一組というルールがあるのかもしれませんね。
「黄泉のツガイ」番小者と役職は別物?
下界に住む東村関係者の一部には役職を持つ者がいます。
ヤマの「祈祷師」などがその一例ですね。
当初は番小者もそうした役職の一つかと思われていましたが、後に段野ハナが「墓掘り(=死体処理屋)」という別の役職持ちであったことが判明し、番小者という呼称の立ち位置が分かりにくくなっています。
これに関して考えられるパターンは次の三つ。
①番小者は役職の一つ
段野ハナが二つの役職を兼務している。
②番小者は役職ではなく係のようなもの
役職ではなく雑用係を任された者の呼称に過ぎない。
③番小者は下界に住む東村関係者全員の呼称
田寺家が役職持ちであることは確定なので、もし番小者が役職でない(②、③)としたら田寺家には別の役職があることになりますが……
「黄泉のツガイ」番小者は誰?(メンバー)
上記の項目で説明した通り、番小者はその定義が少し曖昧で、誰がそれに該当するかハッキリしていません。
作中で番小者であると明言されているのは次の人たち。
<確定>
田寺リュウ
東村に行商人として出入りしており、東村に張られた結界を自由に出入りする術を教えられた稀有な存在。
段野ハナ
役職「墓掘り」でもあり、実際に東村に行ったことはない。
また、上の二人の先代に当たる田寺ロウエイ(デラパパ)と段野ハナの母親も番小者であったことが確定しています。
そして以下は、下界の東村関係者ではあるけれど番小者とは明言されていない人たちです。
<未確定>
ヤマ(祈祷師)
デラと同様に東村の結界を自由に出入りする術を知るオネェ系男性。
時折村に赴いては祈祷を称して予防接種などをしていた。
山賊
東村過激派(=解と封を手に入れて東村が天下を取ろうぜ派)の実戦部隊の総称。
一部の者は東村にも出入りしていたようだが、これを小者(=雑用係)と呼んでいいかは微妙。
社長
東村の下界関係者を取りまとめていた老人。
東村に出入りする術は知らない。



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