今回は「ジャンプ+」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、本作の主人公「和倉 優希(わくら ゆうき)」について解説します。
和倉優希は羽前京香の能力によって彼女の奴隷となり、強力な力を得た本作の主人公。
奴隷として働く代わりにエッチなご褒美まで貰えてしまう夢のような境遇を手に入れた少年です。
彼自身は特別な力を持たない普通の男の筈ですが、周囲からその潜在能力を特別視されていて……?
本記事ではそんな和倉優希のプロフィールや正体、その強さ(形態)や人間関係を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」和倉優希のプロフィール
基本プロフィール(身長、誕生日、声優など)
身長 | 173cm |
誕生日 | 3月12日 |
血液型 | A型 |
声優 | 広瀬裕也(幼少期:洲崎綾) |
和倉優希(わくらゆうき)は魔防隊七番組組長・羽前京香の能力によって彼女の奴隷となり、強力な力を手に入れた本作の主人公です。
本編開始時点では公立上野毛高校に通う普通の男子高校生で、年齢は17歳(高校三年生)。
黒髪センター分けの平凡な容姿の持ち主で、決してイケメンではありませんが警戒心を和らげる雰囲気を持っています。
特技は家事全般で新しい料理や掃除用具の開発が趣味。
彼は女尊男卑となった世界で将来について思い悩んでいたところ、偶然魔都に迷い込み大量の醜鬼に襲われてしまいます。
そして窮地を切り抜けるため、駆け付けた京香の能力で「奴隷」に変身した優希は醜鬼たちを一蹴。
その潜在能力を見込まれて魔防隊に雇われることになります。
当初はヒーローになってモテモテになりたいという願望があったものの、行方不明となっていた姉と再会したり、八雷神という強力な敵が現れたりでいつの間にかその願望も下火に。
現在は京香を奴隷として支え、醜鬼となった姉たちを元に戻すために戦っています。
羽前京香の奴隷兼魔防隊七番組の寮管理人
和倉優希(わくらゆうき)は魔防隊に雇われてはいますが、男である彼は魔防隊員ではありません。
魔防隊員になれるのは魔都で見つかった「桃」の力を引き出せる女性だけ。
「桃」の力を引き出せない男は魔防隊員にはなれないのです。
そのため彼の立場はあくまで羽前京香の「奴隷」であり七番組の寮の管理人。
公式には雑用係でしかありません。
「魔都精兵のスレイブ」和倉優希の強さ(能力)
無窮の鎖(スレイブ)とは?
和倉優希(わくらゆうき)は羽前京香の能力「無窮の鎖(スレイブ)」によって変身し、強力な力を振るうことができます。
この京香の能力は「首輪を繋いだ相手の生命力を引き出し使役する能力」で、元々は醜鬼を使い捨ての駒として操るだけで出力も高くない外れ能力とされていました。
しかし物は試しと優希に使用したところ、彼は醜鬼のような異形の姿に変身し、醜鬼を一撃で屠れるほどの強力な力を発揮。
その力を見込まれて優希は京香にスカウトされました。
変身するには京香の手に口づけしなければなりませんが、作中では京香不在時に彼女のブーツに口づけすることで不完全ながら変身したことも。
能力解除後(変身が解けた後)は、主人は働きに見合った褒美を優希に与えねばならず、そのご褒美は大抵彼が潜在的に望んでいるエッチなものとなっています。
無窮の鎖(スレイブ)の形態(貸出)
和倉優希(わくらゆうき)が変身する奴隷(スレイブ)にはいくつかの形態が存在します。
まず京香が主の基本形態。
変身時間は短くなるものの全体的に能力が向上する「天進」。
更に、変身している優希の首の鎖を他人が掴むことで「貸出」が発生し、他の者が優希の主になることもできます(東日万凛の場合は「貸出」ではなく能力コピーにより主となっている)。
この「貸出」状態は所謂フォームチェンジで、主人の特性に応じて姿と特性が大きく変化します。
また「貸出」を繰り返すことで肉体がその経験を学習し、基本形態もパワーアップしています。
作中で登場した「貸出」形態とその主については以下の通り。
無窮の鎖・旋風(主:東日万凛)
スピード特化でパワーが少し落ちる形態。
無窮の鎖・戦雲(主:羽前京香+東日万凛)
スピードも力も基本形態より強いが消耗が激しい形態。
無窮の鎖・煌星(主:大川村寧)
索敵特化で戦闘能力が落ちる。
無窮の鎖・岩融(主:駿河朱々)
パワー特化でスピードがかなり落ちる。
無窮の鎖・鳳翼(主:蝦夷夜雲)
風を操り飛行能力を持つ形態。
無窮の鎖・殺牙(主:山城恋)
あらゆる能力が劇的に向上するが暴走し制御が利かなくなる形態。
無窮の鎖・肉弾(主:東風舞希)
パワーやスピードは落ちるものの、全身がゴムのようになり打撃を無効化したり弾力を利用した攻撃が可能となる形態。
無窮の鎖・爆音(主:上運天美羅)
バイクの姿に変身して爆音や炎で攻撃する形態。
無窮の鎖・覇衣(主:多々良木乃実)
鎧に変身して主人の能力を向上させる形態。
無窮の鎖・月隠(主:月夜野ベル)
主人と共に姿が透明になる隠密形態(気配は消せない)。
無窮の鎖・狛犬(主:ワルワラ・ピリペンコ)
無尽蔵のスタミナを持つロボ形態。
神との共存によりパワーアップ
作中で和倉優希(わくらゆうき)は八雷神を撃破するごとにその魂の一部を自身の精神世界に取り込んでいます。
そして神を取り込むにしたがって彼の精神世界は拡張し、スレイブとなった彼の能力も向上しています。
神にとってもイレギュラーな出来事だったようですが、そのご利益は想像以上に大きく……?
「魔都精兵のスレイブ」和倉優希の正体は?
和倉優希(わくらゆうき)は羽前京香の能力で奴隷となり、偶然力を手に入れただけの普通の少年とされています。
ただこれに関しては本当にそうなのか少し疑問も。
そもそも羽前京香の能力は「対象の生命力を引き出す」ものなので、スレイブの力は元々優希が秘めていた力ということになります。
醜鬼に使用した際は大した力は発揮できなかったそうなので、これは優希自身が特別な存在である可能性を示唆しています。
勿論、他の男に使用しても似たような結果になったのかもしれませんが、優希が死ぬまでそれを試すことはできません。
ただ東家を始めとして周囲が優希”の”潜在能力を評価していることを鑑みるに、彼に何か秘密が隠されている可能性もゼロではないでしょうね。
「魔都精兵のスレイブ」和倉優希の人間関係
和倉優希(わくらゆうき)は主人公らしくモテモテです。
メインヒロインで主人の羽前京香は、当初優希の力にしか興味がなかったものの、次第に彼に絆されて主人と奴隷以上の感情を彼に抱く様に。
優希もそんな彼女を支えるべく忠誠を誓っています。
また七番隊の隊員や「貸出」をした他の隊の組長たちからは大なり小なり好意を抱かれている模様。
名門の東家などは彼の潜在能力を見込んで一家総出で取り込もうとしています。
六番組組長の出雲天花は「貸出」こそ行っていないものの何故か優希に好意を抱き、ナチュラルにご褒美に参加するなど異常な執着を見せています。
人型醜鬼となってしまった姉の青羽も彼を「世界一のイケメン」と評するなどブラコンで、もう全方位にモテモテですね。
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