「ケントゥリア」ティティ~正統派ヒロイン、良い子過ぎて死にそう? その過去や人間関係(アンヴァル、ユリアンなど)~

 今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、正統派一般人ヒロイン「ティティ」について解説します。

 ティティはアンヴァルと共に行き場のないユリアンとディアナを家族として迎え入れた少女。

 アンヴァルの死後、全ての事情を呑み込み危険を承知の上でユリアン、ディアナと共に育った村を出ています。

 とにかく見ていて不安になるほどの良い子(ダークファンタジーにおける死亡フラグ)。

 本記事ではそんなティティのプロフィールや人間関係などを中心に解説してまいります。

「ケントゥリア」ティティのプロフィール

引用元:暗森透(X)

基本プロフィール

 ティティは奴隷船から漂流し陸に辿り着いたユリアンディアナを、女兵士アンヴァルと一緒に迎えいれてくれた少女。

 戦争で両親を亡くし、自分を拾ってくれたアンヴァルと共に王国南部の村で穏やかに暮らしていました。

 外見は癖っ毛と隈取りのような目の下の赤い模様が特徴の美少女。

 ユリアンと同年代で、出会った当初は野性的な印象でしたが、成長するに従って落ち着いた雰囲気を見に纏っています。

 性格は善良で芯が強く、明るいしっかり者。

 無闇に人を恨んだりすることのない、慈愛に溢れた少女です。

特別な力を持たない一般人ヒロイン

 ティティは異能どころか碌に戦闘技術も持たないごくごく普通の一般人。

 ユリアンとディアナは王国の刺客から命を狙われており、一緒にいればティティにも危険が及ぶとユリアンはティティを遠ざけようとしていましたが、ティティは危険を承知でユリアンたちと行動を共にしています。

 ユリアン一人でディアナの育児は難しいというのもあったでしょうが、それ以上に家族であるアンヴァルを失い(後述)、一人きりになりたくなかったというのが大きいでしょうね。

 ティティ本人は刺客を返り討ちにできるぐらい強くなると意気込んでいましたが、結局異能者相手には全く無力な一般人でしかありません。


「ケントゥリア」ティティとアンヴァル(過去)

 ティティは幼い頃、西部戦役と呼ばれる戦いで両親を失っています。

 補給も援軍もない中、延々と戦いが続く地獄のような戦場で、この戦いでアンヴァルは大きな功績を挙げて「比類なきたてがみ」と称されていました。

 その戦いの中、ティティの両親は敵兵に襲われ、ティティを見捨てて逃げようとして死亡。

 逃げ遅れたティティは倒れた棚に挟まれ運よく生き延びました。

 ティティを拾ったアンヴァルは近衛兵となる栄誉を辞退し、ティティを育てるため王国南部の村で生活を始めます。

 二人の生活は穏やかなもので、後にそこにユリアンとディアナが加わり、更に幸福な時間を過ごしていましたが、王国からやってきた刺客の一人、アルコスによってアンヴァルはその命を奪われてしまいました。

「ケントゥリア」ティティとユリアン、ディアナ

 ティティは出会った当初から一貫してユリアンとディアナに好意的で、家族として二人に味方していました。

 予言者エルストリに命じられ、アンヴァルがユリアンたちに襲い掛かった時も、ティティはアンヴァルを押し止めユリアンたちを守っています。

 またアンヴァルが殺された際も、間接的な原因であるユリアンやディアナを恨むことは一切ありませんでした。

 ユリアンに対しては異性として好意を持っていますが、残念ながらユリアンにはそれが伝わっていない模様。

 またディアナからは「姉ちゃん」と呼ばれていますが、ディアナが赤ん坊の頃から面倒を見ているティティは姉というより育ての母親といった方が近い存在でしょう。


「ケントゥリア」ティティが良い子過ぎる(死亡フラグ?)

 ティティはビジュアル的にも性格的にも完璧なヒロインですが、一部ファンからはあまりにも良い子過ぎて死亡フラグが立っているのではと不安の声が上がっています。

 アンヴァルの死に対しユリアンやディアナを恨まなかったどころか、仇であるアルコスの妹ラクリマに対しても好意的に接するなど、良い子過ぎる程に良い子です。

 物語的に良い子は動かしづらいですし、殺した方がカタルシスが大きく、(好き嫌いは別として)面白くなるだろうと考えるのは自然な発想。

 実際、この作者はアンヴァルをアッサリ殺してしまっているので、今度はティティを、と考えてもおかしくありません。

 ディアナに復讐心を芽生えさせる切っ掛けとか、物語やキャラクターを動かす上でもティティを殺す理由は満載ですが……

「ケントゥリア」ティティの作中動向

 ティティの初登場は第3話。

 奴隷船から陸に漂着したユリアンとディアナを発見し、アンヴァルと共に二人を迎え入れています。

 その後、一年間四人で穏やかに暮らしていましたが、預言者エルストリが村を訪れ、ディアナが国王を殺す予言の者だと告げられ、その生活は一変。

 ユリアンとディアナを庇ったアンヴァルは殺され、ユリアンとディアナは王国から命を狙われることになります。

 ティティは家族として二人と行動を共にし、その後5年間、刺客による襲撃はあれど比較的平穏な日々が続いていました。

 しかしラクリマとルーカスの登場をきっかけに、エルストリが大勢の異能者を引き連れてユリアンたちを襲撃。

 その戦いの中でティティは瀕死の重傷を負ってしまい……



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