今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、髪の巨人を操る魔女「エリゼ」について解説します。
エリゼは夜の神に仕える魔女団の一人。
その詳しい目的は不明ですが、ディアナを「第一の従者」と呼び好意的な一方、王国とは潜在的に敵対しています。
主人公たちにとっては敵とも味方とも言えない謎多き存在です。
本記事ではそんなエリゼのプロフィールや強さ(異能)、その人間関係や登場話を中心に解説してまいります。
目次
「ケントゥリア」エリゼのプロフィール
引用元:林士兵
基本プロフィール
エリゼは「夜の神」に仕える異能者集団・魔女団(カヴン)「真夜中の貴婦人」の一人。
外見は長く波うった黒髪が特徴の若い女性。
異能により寿命の鎖から解放された超越者であり、実年齢は少なくとも400歳を超えています。
大人しそうに見えますが、実はなかなかの毒舌。
作中では同じ魔女のロシェと行動を共にし息の合った掛け合いをみせています。
魔女とは? 夜の神とは?
魔女とは「海の神」などと同じ超越存在「夜の神」に仕える異能持ちの総称。
今のところ作中で確認されている魔女は女性のみとなっています(一般的には魔女は悪魔と契約した者を指す言葉で、男性であっても魔女と呼ばれることが多いです)。
全員が寿命を超越した極めて強力な異能者。
夜の神の目的は不明ですが、魔女たちは夜の神の意に沿って忠実に行動していることが見て取れます。
「ケントゥリア」エリゼと魔女団(カヴン)
引用元:林士兵
エリゼが所属しているのは魔女団(カヴン)「真夜中の貴婦人」。
400年前に国王である至高き君を死の寸前まで追い詰め、王都を滅ぼした異能者集団です。
組織の全容は不明ですが、現時点で判明しているメンバーはエリゼを含めて四人。
至高き君とは敵対関係にあるものの、現在は休戦状態。
理由は不明ですが、エリゼたちは至高き君が住まう王宮に堂々と出入りしています。
エリゼは僧衣姿のロシェと普段は行動を共にしており、リーダーである三つ編みのベルタ(輝く者)の指示に従って動いています。
老婆のマドレーヌは参謀役と言ったところでしょうか。
「ケントゥリア」エリゼとディアナ
引用元:暗森透(X)
エリゼはディアナのことを「第一の従者」「いずれ我らが魔女団を率いる事になるお方」と語っており、彼女に対し敬意を払って接しています。
ディアナを守ってきたティティやユリアンに対しても今のところ好意的ですね。
エリゼがディアナに敬意を払っているのは、ディアナの中に「夜の神」が存在しているから。
エリゼたちはディアナの出生の秘密や、何故ディアナが至高き君に死をもたらす予言の子と呼ばれているのか、その事情を把握しているようです。
「ケントゥリア」エリゼの強さ(能力)
エリザの異能は自身の髪を自在に操るというもの。
彼女は髪を自分自身に纏わせ鎧とし、四つ腕の巨人の姿になっての白兵戦を得意としています。
単純なパワーや防御力もそうですが、巨人の全身から髪の毛が伸びて敵を拘束するなど、搦め手も得意。
また髪に油(ガソリン?)を纏わせることもできるようで、作中では油がたっぷりしみ込んだ髪で敵を拘束し、ロシェの炎で焼き尽くすといったコンビ技も披露していました。
作中でも上位の実力者ですが、アルコスのような最上位の化け物には及ばないようです。
「ケントゥリア」エリゼの作中動向(登場話)
エリザの初登場は29話。
王宮で予言者エルストリがアルコスの死と予言の子であるディアナの存在を至高き君に報告している場に、エリザたち魔女団も同席していました。
ディアナの抹殺を進言するエルストリの意見を退ける至高き君。
エルストリは王の意に背いてでもディアナを殺害しようとし、そのエルストリに協力を申し出たのがエリゼとロシェでした。
実際にはエリゼたちにはディアナを殺そうとは考えておらず(それどころか守るつもりだった)、最初からどこかのタイミングでエルストリたちを裏切るつもりだったようです。
エルストリたちが本格的な襲撃を仕掛けたのに合わせてエリゼとロシェは裏切り、エルストリの戦力を削るために攻撃を開始。
その際エリゼはディアナに接触し、彼女に誕生日プレゼントと称して何かを渡していました。
エリゼとロシェはヘーレムがアルコスの遺体から作った人形アルトゥスと戦い、アルトゥスを圧倒。
しかしその戦いの最中、アルコスの意識が目覚めてエリゼは瀕死の重傷。
ロシェはエリゼを連れて撤退していきました。
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