今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、大斧使いの異能者「リゥ」について解説します。
リゥは予言者エルストリがディアナ殺害のために集めた異能者の一人。
愛が重すぎる姉(文字通り)が変化した斧を自身の異能で操る武闘派です。
ユリアンを苦しめたものの仲間との連携不足で敗れ、味方に殺されそうになったリゥ。
本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ(異能)、登場話を中心に解説してまいります。
目次
「ケントゥリア」リゥのプロフィール
引用元:林士兵
基本プロフィール
リゥは予言者エルストリが「予言の子」ディアナ抹殺のために集めた異能者の一人です。
外見はお団子頭で片目隠れの髪型が特徴の若い男。
異能を使用する際の聖傷は左目を中心にバッテンを描くように浮き出ています。
自信家で好戦的な性格の持ち主で、あまり協調性がなく攻撃に味方を巻き込みがちです。
エルストリに雇われた殺し屋の一人
リゥは前述した通りディアナ抹殺任務のためにエルストリが集めた王宮外の異能持ちであり殺し屋。
互いに信頼関係などはなく、最低限の手の内しか明かさないまま任務に臨んでいました。
この時集められた殺し屋の中には、弟を人質に取られて無理やり協力させられていたザナのような例もあったので猶更です。
恐らくリゥたちはエルストリが自分たちを捨て駒にすることを警戒していたのでしょうが、実際のエルストリたちの思惑はより悪辣で、最初からリゥたちには死んでもらうつもりだったのです(後述)。
「ケントゥリア」リゥの姉(過去)
リゥには異能持ちの姉がいました。
姉はリゥのことを溺愛していて、実の弟であるリゥに色目を使ってくるような女性。
リゥはそんな姉のことを嫌悪していたそうです。
その姉は「リゥに使われるためだけの物になりたい」との欲望から、「弟への愛を体現する」という異能を発現。
姉はやがて自我を失い命を捧げて巨大な斧へと変貌しました。
リゥが振るうその斧は姉の愛のようにひたすらデカく、強く、重いものとなっています。
「ケントゥリア」リゥの強さ(異能)
リゥの戦闘スタイルは、前述した姉が変化した巨大で重い斧を自身の異能で振るうゴリゴリの近接パワーファイターです。
リゥの異能は「体に触れたものを軽くする」力。
リゥはこの異能を使って重い姉の斧を軽くし、インパクトの瞬間だけ異能を解除して遠心力と斧の重さで凄まじい威力の攻撃を放ちます。
加えてリゥは打撃に限り、敵の攻撃を極限まで軽くすることも可能。
その防御性能はユリアンの打撃すら防ぎ、攻防共に極めて優秀な能力を持っています。
ただ、打撃以外の攻撃には弱く、攻撃性能もより化け物染みた存在が複数存在しますので、最強には程遠い、せいぜいが強キャラ止まりの存在と言えるでしょう。
「ケントゥリア」リゥの登場話
ユリアン襲撃(足止め)に参加
リゥの初登場は33話。
ディアナ抹殺のためにエルストリや魔女たちが集めた異能持ちの一団の中に、リゥの姿がありました(この時点では姿のみの登場でセリフはなく、名前も判明していない)。
リゥの再登場はエルストリの一派がユリアンたちに襲撃を仕掛けた42話。
リゥは獣化の異能持つトロゾや骨使いのザナ、杭使いのバルバドらと共にジーラの指揮下でユリアンの足止めを担当します(本人たちは足止めじゃなく殺せると主張)。
ただこの際は、碌な連携も取れていない上に弟を人質に取られていたザナが離脱。
リゥは近接戦でユリアン相手に食い下がりますが、打撃以外は無効化できないという弱点を見抜かれ、飛んできたバルバドの毒杭を利用され、ユリアンに倒されてしまいました。
ヘーレムに殺されそうになるが……
瀕死の重傷を負いながらもユリアンに止めを刺されることなく見逃されたリゥ。
しかし戦闘終結後の69話では、死体から生きた操り人形を作る異能を持つヘーレムが死んだ仲間たちを次々人形に変えて行き、瀕死で意識のないリゥも殺されてしまいそうになります。
そこでリゥを庇ったのがバルバド。
バルバドはリゥが死にかけているのは自分の毒杭のせいでもあるからとヘーレム達相手に命乞いをして食い下がり、自分自身も殺されそうになりながらもなんとかリゥを救っています(リゥの次は自分だとの予測もあったのでしょう)。
生き延びたリゥですが、果たして彼はこのままエルストリたちに協力を続けるのか……?



コメント