今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より、チヒロの保護者役を務める凄腕妖術師「柴 登吾(しば とうご)」について解説します。
柴さんは主人公の父・六平国重の旧友で、チヒロと共に六平国重の仇を追っている人物です。
非常に情に厚く頼れる存在ではあるのですが、関西弁で凄腕、しかも色々と秘密を抱えていそうと、常に黒幕説が絶えない人物でもあります。
本記事ではそんな柴登吾のプロフィールや強さ(能力・妖術)、作中動向や黒幕説の理由を中心に解説してまいります。
目次
「カグラバチ」柴登吾のプロフィール
引用元:『カグラバチ』公式サイト
基本プロフィール(年齢など)
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 39歳 |
| 誕生日 | 10月15日 |
| 妖術 | 瞬間移動? |
| 家族構成 | ??? |
| 声優 | 福島潤(VC) |
柴登吾は主人公・六平千鉱(チヒロ)の保護者役兼相棒役。
千鉱の父・六平国重の旧友であり、千鉱と共に国重の仇である「毘灼」を追っています。
飄々とした雰囲気を漂わせるノリの良い関西弁キャラ。
非常に情に厚い人物でもあり、千鉱が復讐のために身を削っていることに複雑な感情を抱いています。
元「神奈備」のエリート妖術師
柴登吾は元「神奈備」所属のエリート妖術師です。
神奈備は斉廷戦争の際に急設された「対妖術戦略陸軍」という組織が前身で、国に雇われた妖術師機関。
終戦後、六平擁護派と反六平派の間で対立が生まれ、かねてから六平国重と親友であった柴さんは国重の隠居に手を貸し、そのまま組織を抜けています。
ただ組織とは今でも繋がりがあるようで、柴さんと六平国重の親友の薊奏士郎は今も神奈備に残り、陰から柴さんや千鉱の手助けをしてくれています。
「カグラバチ」柴登吾の強さ(能力・妖術)
妖術は瞬間移動?
柴登吾の妖術については詳細は分かっていませんが、瞬間移動に類するものであろうと言われています。
作中では自分だけでなく触れた他人も一緒に、しかも結界などに覆われた遠隔地に一瞬で転移しており、その効果範囲は底知れません。
第一話から登場していますが、何故かその妖術の詳細が伏せられており、使用にあたっては何らかの制限が存在する模様。
作中では漣家の精鋭部隊「濤」との戦いにおいて、単なる瞬間移動でないことが示唆されています。
天井を叩いた妖術師
柴登吾は毘灼の統領「幽」から、
「妖術師の中でもわかりやすくピンキリはあるが その天井を叩いているのはあの男だ 三年前も出し抜くのにかなり苦労した(54話)」
と警戒されるほどの実力者。
恐らく、単純な戦闘能力だけを言っている訳ではなく、瞬間転移(?)という妖術の厄介さを含めた評価なのでしょうが、それでも相当ですね。
また戦闘能力が低いわけではなく、基礎能力や体術も優秀で、作中では漣家の精鋭部隊「濤」三人をほぼ無傷で殺すことなく制圧しています。
「カグラバチ」柴登吾の作中動向
柴登吾は第一話から登場しているキャラクターで、元々は隠居して行方をくらましていた刀匠・六平国重に手を貸し、外界との出入りや連絡役を担っていました。
三年前に六平国重が殺害された際には異変を感知し駆け付けたものの間に合わず、以降は生き残った千鉱の復讐に手を貸しています。
実力者ではあるものの、あくまで行動の主体は千鉱であり、柴さんはそれを手助けするというスタンスを崩さず行動。
神奈備とはややこしい関係らしく、個人的に連絡を取ることはあっても直接出向いたりすることは避けています。
千鉱の持つ七本目の妖刀「淵天」の能力と目的を知るなど、多くの秘密を知る者であることが分かっています。
「カグラバチ」柴登吾の黒幕説(裏切り者?)
柴登吾はファンの間でよく「黒幕説」が持ち上がるキャラクターです。
その理由は「関西弁」の「実力者」で、千鉱にも真実を語らなかったり、その目的が判然としない行動をとることがある為。
第一話から徹底して千鉱を気遣って行動していることも、却って「何か裏がありそう」と疑いを深める理由の一つとなっています。
ただまぁ「関西弁」の「実力者」とかはメタ的な話。
千鉱に真実を語らず行動をコントロールしようとするのも、別に保護者役としてはおかしなことではありません。
どちらかと言えばこの「黒幕説」は柴さんが黒幕だったら面白そうだな、というメタ的な読みが大部分で、読者がそう読んでいる以上、むしろこの説はないのではないか、という気がしますね。



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