今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、162話で存在が明かされた旧ボーダーメンバー「桐山 諒治(きりやま りょうじ)」について解説します。
旧ボーダーメンバーは約5年前の戦いでメンバーの過半数が死亡、あるいは黒トリガーとなってしまっており、桐山さんはその生き残り。
城戸司令、忍田本部長とともに本部に移っていると語られているにも関わらず、未だ本編には未登場となっています。
本記事では謎に満ちた桐山さんの正体や現在、未登場となっている理由を中心に考察してまいります。
ワールドトリガー、桐山諒治(桐山さん)って誰?
162話で存在が明かされた旧ボーダーメンバー
ボジション | 不明 |
年齢 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
星座 | 不明 |
職業 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
声優 | ― |
桐山さんはコミックス19巻(162話)で、修が玉狛支部で旧ボーダー時代の集合写真を見つけ、存在が明かされたキャラクター。
外見は顎髭が特徴のがっしりした中年男性で、旧ボーダーメンバーの中ではかなり年長の部類に入ると思われます。
写真に写っていた当時の旧ボーダーメンバーは19名。
内5名(林藤支部長、迅、小南、レイジ、林藤ゆり)は玉狛支部へ残り、1名(九條真都)はボーダーを辞めて一般人に、10名は死亡・あるいは黒トリガーとなり、桐山さんを含めた残る3名(他、城戸司令、忍田本部長)は本部へ移ったとされています。
林道ゆりから「本部に移ってがんばっているわ」とだけ語られる
林藤ゆりから桐山さんについて語られたのは、
「本部に移ってがんばってるわ」
の一言だけ。
現在進行形ですから、現在でもボーダー本部に所属して何らかの活動をしていると推察されるのですが……桐山さんは、全く本編に登場しておらず、その存在は未だ謎に包まれているのです。
それでは、何故桐山さんは未だ未登場となっているのでしょうか?
ワールドトリガー、桐山諒治(桐山さん)の謎
旧ボーダーメンバー(=重要人物)なのに何で登場していないの?
旧ボーダーメンバーは現ボーダーにおいても重要な立場についており、年配組の城戸、忍田、林藤は司令、本部長、支部長となり、それぞれが派閥を形成しています。
残る若手のメンバーも、年齢的に幹部とはいきませんがA級以上の隊員として存在感を発揮していますね。
つまり現ボーダーにおいても、様々な重要機密を知り、経験を積んだ旧ボーダーメンバーというのは重要人物。
にもかかわらず、そんな旧ボーダーメンバーの桐山さんが本編に全く登場していないというのは、果たしてどういうことなのでしょうか?
今は何をやってるの? 幹部じゃない?
桐山さんに関しては、単に未登場というだけでなく、現在ボーダーで何をしているのかさえ全く明かされていません。
草壁隊や片桐隊のように永らく本編に未登場だったキャラクターというのは存在しますが、彼らは県外でスカウト活動を行っているといった不在理由が語られており、ファンブック(BBF)でもその存在が明記されていました。
しかし桐山さんに関しては林藤ゆりの発言以外全く情報がなく、ファンブック(BBF)に名前すら載っていません。
幹部など要職についていれば会議に顔を見せていないのは不自然ですし、もっと桐山さんの存在について触れていても良さそうなもの。
旧ボーダーメンバーでありながら、桐山さんは幹部ですらないということなのでしょうか?
ワールドトリガー、桐山諒治(桐山さん)とは何者か?
本部内に重要ポジションはもう余っていないのでは?
桐山さんが本部で何をしているのかということを考えた時、そもそも根本的な問題として、本部内に重要ポジションはもう余っていないのでは、という疑問にぶつかります。
城戸司令をトップとして、実働部隊は忍田本部長は統括。
外部との交渉や営業は唐沢さんが、広報は根付さんが、そして何より重要な開発部門は鬼怒田さんが幹部として統括しています。
他に何か幹部ポジションが残っているのか……
可能性と考えられるのは人材部門です。
優秀な人材のスカウト活動をするため、桐山さんも一緒に県外へ出ていたとすれば、これまで出てこなかったことにも一応の説明はつきます。
ただ、もしそうだとすると遠征選抜試験の審査に関わっていないのは少し不自然ですね。
また、単純に幹部職ではない可能性。
例えばチーフエンジニアとして鬼怒田さんの下についている可能性もあります。
ただこの場合も、桐山さんのエンジニアとしての功績が全く聞こえてこないのは少し不自然ですね。
単に能力が低いという可能性が無い訳ではないですが、流石に物語の展開的にそれは考えにくいでしょう。
同じ理由で、法務、監査、総務といった純粋な組織としての裏方に回っている可能性も低いでしょうね。
遠征の指揮統括も可能性としては考えましたが、次期遠征部隊のリーダーは忍田本部長だと本編で語られていました。
また他のネイバー国家との折衝担当なのだとすれば、これまで表に出てこなかった理由にも一応説明はつきますが、であればネイバー排斥を訴える本部より玉狛支部に残った方が(城戸司令にとっても)やりやすいでしょう。
その正体の鍵を握るのは忍田瑠花、マザートリガーの存在?
では桐山さんは本部で何をしているのか?
組織的に、物語的に、どんなポジションに就いていることが自然なのか?
私はその鍵を握るのが忍田瑠花の存在だと考えています。
忍田瑠花は旧ボーダーが同盟を結んでいたネイバーの国家アリステラの王女であり、国を滅ぼされボーダーに亡命してきた存在です。
彼女が管理継承するアリステラのマザートリガー(星を生み出すほどの強力なトリガー)を得たことで、現在のボーダーは急速な発展を遂げたと本編で語られています。
……が、開発部門のトップである鬼怒田さんは優秀ではあれ現ボーダー設立に合わせ城戸司令がスカウトしてきた新参者。しかも決してネイバーに対して友好的ではない。
そんな鬼怒田さんがマザートリガーに直接関わるというのは、ある程度組織が落ち着いた現在ならともかく、現ボーダー設立時点ではあまり良策とは言えません。
ここまで言えばもうお分かりでしょう。
つまり、桐山さんはマザートリガーに直接触れ、その力をボーダーの運営・発展のために活用する調整役、エンジニアなのではないでしょうか?
これなら表に出てこれない理由も分かりますし、旧ボーダーメンバーでなければこなせない非常に重要なポジションでもあります。
今後、忍田瑠花やマザートリガーの存在が深掘りされていく中で、桐山さんも登場してくるのではないかと考えているのですが、果たして真相は如何なるものなのでしょうか?
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